2018/11/14 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にエウレリアさんが現れました。
エウレリア > 『くっそ、囲い込めッ! いくら腕がたとうが所詮は女、剣さえ奪っちまえ―――…グボァッ!?』『ドニーがやられちまったぞっ!』『クソアマがっ、いい加減……ゲッ、ふ……っ。』『ま、また一人殺られたァ! 畜生、畜生ォオッ!』

男達の怒号と悲鳴に混ざって響くのはやけに涼やかな風斬り音。ピゥン、ピゥンとその銀光が閃く度、脇下を裂かれ、頸を飛ばされ、心の臓を貫かれる男達が屍と化して、どす黒い血溜まりを夕日に照らされた大地に広げていく。
そこは葉を落とした樹木と荒涼たる大地の寒々しい戦場の一角。場にそぐわぬ緋色のドレスの長裾をはためかせ、薄鋼の黄金の煌めきを散らして戦う女剣士が細剣の切っ先を向けているのは、つい先程まで共に敵の前衛と戦っていた、本来であれば味方であるはずの傭兵たち。

エウレリア > 戦端が開かれる直前、『彼女には口出しせず、好きにさせるように』などという訳の分からぬ指示と共に部隊に編入され、その癖傭兵たちの誰よりも戦果を上げた貴族娘。
しかし、傭兵たちは娘の剣技に恐怖を覚えつつも、死と隣り合わせの環境で膨れ上がった生殖本能に突き動かされ、瑞々しい肢体を持つ女剣士に襲いかかったのである。

「アハハハハハハッ、どういたしましたの? わたくしを数の暴力で組み伏せてめちゃくちゃに犯すのではなくて? 最初の勢いはどこへいってしまったかしらぁ? アハッ、アハハハハハハッ!」

大胆に開かれたドレスの襟ぐりより覗く豊乳の谷間へ珠汗を伝わせる女剣士の呼吸の乱れ。それは、スタミナ不足を原因とした物ではない。白皙の頬を紅潮させ、悩ましげに眉根を歪ませた蠱惑の表情と、翻るスカートの裾から溢れ出す甘酸っぱい雌フェロモン。
そう、この女剣士は味方との殺し合いに強い性的興奮を覚えているのだ。

ご案内:「ハテグの主戦場」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > その日、受けていた依頼は「とある地点の『周辺』の偵察」
定められたポイントから周辺に起きたことを調べなければならない依頼であった。

だから、一仕事終えたあとでも戦闘音が遠くから聞こえてきてしまえば行かざる終えなくて。

「雇われものの辛いところよ、ね」

なんて、声とともに。
ゆっくりと慎重に足を進めるが……一度終わった戦闘音。
どうやら戦果確認だけですむらしい……という期待はものの見事に裏切られた。

悲鳴、怒声、命乞いは男たちの声。
歓喜の声は、女の声が一つだけ。

身を隠す場所がほぼない寒々しい戦場。
ソコに咲いて行く赤い花。

その中心にいるのは――煌びやかな。

「緋色の、ドレス……?」

振り乱れるは。

「金、髪……」

赤い眼が、わずかに離れた惨状に釘付けとなっていた。

エウレリア > 「あ、あぁ、ぁ……たまりませんわ……っ、びきびきのおちんぽが、スカートに擦れ、てぇ……あ、んぅ……っ❤」

また一人、貴族娘の細剣に動脈を切り裂かれ、噴水の如く鮮血を散らして果てる中年傭兵。その絶望に彩られた顔を恍惚とした表情で見送る女剣士は、ドレススカートの膨らみに卑猥な液沁みを広げつつある怒張からの喜悦にブルルッと背筋を震わせる。
ビクッ、ビクンッと下肢を震わせるその姿は、どこから見ても隙だらけ。
しかし、一度娘の刃圏へと踏み込めば、生の残滓に骸をビクつかせる死体達と同じ運命をたどる事になるのである。
ここまでの斬り合いにて十分にそれを悟った傭兵たちの残りは3人。

『な、なぁ……こ、ここいらで終いにしようや……、な?』『そ、そうだ、俺ァもともと反対してたんだよ!』『い、今ならコイツらは敵にやられたって口裏合わせてやるからよ、なっ、なっ?』

ここに来て急に腰の引けた男達に向かい、興奮に蕩けきった顔の女剣士は無造作に近付いていく。その様子を少し離れた場所から視認する娘には、女剣士に慈悲など無く、間近に迫ったエクスタシーの供物として彼らの命を貪ろうとしている事が分かるだろう。
そして、緋色の濡れた瞳が一瞬チラリと彼女に向ける誘うかの如き流し目。
彼女がそのまま動かぬならば、次の瞬間、3人の傭兵の命は血華と化して消えるだろう。

イリーナ > 赤い眼が、もはや物言わぬ人間だったものの数を数えていく。

その間にも、舞台の中心で可憐に舞う女剣士の殺戮は終わらない。

はっ、としたのは三人の男達の命乞いが聞こえたから。
咄嗟に「三人と同時になら」と淡い期待とともに右腰のホルスターへと手が伸びかける。

「―――ぁ」

眼が、あった。
こちらに、向けられる緋色の瞳。


「こ、んのっ。」

金の髪、緋色の目、ドレスの女。
要注意リスト筆頭に上げられていた女の特徴そのままではないか。

いや、そんなことよりも、目の前の惨状を作り上げられる女なんて……

ま と も なわけがない!

「さいっ、あく!」

この距離ならば、銃で機先を制せれば。
遮蔽物の少ない平原では効果が薄いかもしれないが、白色の煙幕で姿を隠そうと。
抜き打ち気味にホルスターから銃を引き抜いてトリッガーを引く。

彼女と兵士達の間を着弾点として煙幕弾を着弾させようとするけれども。

エウレリア > 引き抜かれた腰の短筒。幾度か相手取った事のある、確か『銃』やら言うカラクリ。その昏い銃口に見開かれた紅瞳には驚愕や恐怖ではなく、はっきりとした悦びが灯っている。そして、その銃口が己ではなく、食い散らかす寸前だった餌との合間に向けられるなら――――スヒュ…と疾風めいた踏み込みが緋色の残像を滑り込ませ、地面に落ちる前の煙幕弾を切り裂いた。
地面への着弾の衝撃で白煙を発生させるはずだったそれが、分かたれた左右を緋色の後方へと滑らせ地に落ちて、そこでようやくモクモクと煙を立ち上らせた。

熾火の如く殺意を灯した双眸がふわりと柔らかく細められ、艷やかに濡れた血色の唇が上品な円弧を描く。

「――――嬉しいわ。 わたくし、丁度困っておりましたの。 彼らは殺すには丁度いいおもちゃなのだけれど、入れるにはあまりに不細工でしょう? わたくし、綺麗な子にしか入れたくありませんし……そんな所に丁度よく現れたのが貴女❤ あぁ、これはもうそういう事よね? そうでしょう?」

品の良い笑みが深まり行く中、気負いの無い歩調がゆっくりゆっくり彼女に近づく。背後に取り残された生き残りが『ヒィィィイィ…ッ!?』などと悲鳴を漏らして逃げ去るが、今のエウレリアには眼前の新たな肉しか見えていない。

「ふふふふふっ、わたくし、普段は聞いたりしませんの。だって、どうせなら血と肉、両方味わえた方がお得でしょう? でも、今はたっぷり血を呑んだ後だから………ね、貴女。わたくしと剣を交えた後、痛みと屈辱の中犯されるか、それとも今すぐ服を脱いで、大人しくわたしのおもちゃになるか選びなさい。」

イリーナ > 引き抜き、撃った。

直後に、思い知らされる衝撃が女の脳裏をかすめて口を動かした。

   ・・・・
「――釣られた――!」

目と目があって、反射的に動いてしまった身体。
が、煙幕さえ展開できればと思ったその矢先。

目測を誤った? いや、この女が速過ぎるのだ。
後方に撒かれた白煙を背に、ゆうゆうとこちらに歩み寄る女。
その緩む唇から発せられる言葉に、小さく歯を噛み。

「なるほど、私はデザートってわけね」

先ほどの殺戮、そして銃撃への反応。
みるからに力が上である。
これが普通の冒険者と、英雄とよばれるであろう力を持つものの差であろう。

が。

「どっちもお断りよ、この変態野郎」


左手の中指を立てた直後、左手が帯刀しているスティレットを握り引き抜いた。
だが、口では強がりながらも実力差に手と足の震えは隠せないでいるか。

エウレリア > 「そうね、甘くて美味しくて程よく熟した美味しい果物。食んで潰して舐って啜って……あぁ……貴女の果汁はどんな味がするのかしら……❤」

陶然とした表情で語る女剣士の顔立ちは、エルフと言われても納得出来る程に整っていた。しかし、殺戮の残滓と性的興奮に紅潮にする白皙の中、爛々と輝く紅瞳は奈落を思わせる狂気に濁りきっている。
緩く波打つ金色の長髪を冬風に遊ばせ、手慰みの様に銀剣を振るうその姿。子供が枝振るちゃんばらめいた動きなれど、達人が見ればその剣理に舌を巻くだろう戯れの素振り。
そしてそれは、問いの答えが返される前に彼女を刃圏に捉えたのなら、娘の柔肌に向けて振るわれるであろう狂刃。しかし、娘の返答は存外に早い。エウレリアの歩みがピタリと止まり、深々と刻まれた笑みに刃の鋭さが滲む。

「ふふっ、貴女、ずいぶん欲張りなのね。 よろしくてよ、まずはこちらで可愛がって、その後めちゃくちゃに犯してさしあげますわ❤」

甘やかな言葉尻と共に、紅が虚空に残像を引く。
影の如く疾走る緋色のドレスは銃の間合いを即座に潰し、矢の様に突き出す閃光で娘の肩口を狙う。
勢いに容赦は無いが、急所は外した殺意なき一撃。
元より殺すつもりは無いが、此度の突きはその全てに淫靡な狙いが込められている。

イリーナ > 「どーも、褒めてくれてありがとう、でも……」

こちらを既に食べ物としてみている相手。
余裕綽々、付け入る隙が――ない。

こちらの返答にとまる足と剣筋。
見えなかった剣筋に苦虫を噛むように歯を噛みながら。

「しねっ――」

言う前に、引かれた引き金。
相手のほうが速いのはわかっている。
だから、銃口の先は足元へ。
着弾と同時に目が眩むほどの光源を一瞬発するのだが――。

目が眩む前に、奔る痛みは右肩である。


「ぃ、っつ――!」

明らかに遅れた反応で左手に持つスティレットを振るうが、元々は刺突武器。
凪いだり、斬ったりには向いていない。
その先に相手の姿はありもせず。

「狂人……っ!」

生命線とばかりに痛みで離し掛けた銃を握りながら一歩、二歩と逃れるようにバックステップをとるけれども。

エウレリア > 言葉のフェイクを絡めた銃身は、こちらに向けられる事なく地へと落ちる。瞬閃の踏み込みを有するエウレリアとて、己の足元へと放たれる銃撃に追いつく事は流石に不可能。
彼女は恐らく足りない才能、肉体能力、経験、そうした物を機転によって覆してきたのだろう。大したものだと思う。正直に称賛してもいい。もしも己に剣才がなければ、今頃とうに骸と化していただろうから。

とはいえ、普通に考えるなら先の白煙同様の目くらましの類だろう。いくら何でも自爆覚悟の爆撃などは狙わぬはず。数々の修羅場を潜っていても、未だに温い娘の先読み。それは、読みが外れたとてどうにかしてのける条理を逸した剣技の冴えに甘えた物。
とはいえ、此度はそれもさしたるダメージとはならなかった。

彼女の銃口が地に向けられた瞬間双眸を閉ざしたエウレリアは、目蓋越しにも視界を焼く光量の強さにこそ表情を歪ませるも、元より剣を振るうのに視界など必要ない。
狙いを過たずに彼女の肩口を貫いたなら、返しの刺突はぬるりと避けて、飛び退きのバックステップにピタリとついて寄り添うように踏み込んで

「―――ふふふふっ、味わいなさいな❤」

――――…つぷっ❤
浅く埋め込む剣先を、更に指半分程彼女の柔肌に挿入した。
つい先程は彼女も予想していた通りの氷霜の刺痛を与えたそれが、僅かに刃を進ませたその先に灼熱の肉悦を爆発させる。
尻穴奥を、子宮口を、野太い巨根でドスッと突き上げられるのにも似た衝撃が、敏感な肉芽を舌先で舐め回されるかの刺激と共に戦闘中の娘の脳髄を焼く。
エウレリアが貫いたのは、東方の達人が密かに伝える秘孔と呼ばれる急所の一つ。
本来であれば細長い針を用いる繊細なそれを、エウレリアは戦闘の挙動の中、愛用の細剣にて刺し貫いてみせたのだ。
最早彼女は貫かれた傷口から痛みを受け取ることは出来ない。
どろどろのおまんこを待ち望んでいた剛直に貫かれたかの充足感と、どうしようもない肉の悦びだけが、その傷孔から生じているはず。

イリーナ > 一瞬の閃光も、その時間を反撃に転ずることができない。
自然と、してしまったバックステップ。
距離を取りたいというのは圧されているプレッシャーからだろうか。

左腕は刺突のために伸ばされ、右手は痛みに堪えている状態。
そんななか、速度をきっちりと合わされて目の前にいる相手。
恍惚を帯びるその表情に赤い眼がぎょっと見開かれ。

「っ、――」

視線が、相手の剣先に自分の傷口に吸い込まれていくのが見えた。
再び襲ってくる痛みに備えるように歯を食いしばるのだ、が。

「っ、ぁ――ぅ!?」

甘く、それでいて強引に押し広げられる痛み。
「ソレ」を経験している身体が、その快楽を脳へと送り届けてしまう。

口から零れるのは悲鳴ではなく、甘い息。
ガチ、カチッと歯がかみ合わない。 一層大きく震える肩。

「なに、を――っ!」

それだけをいうのがやっとである。
反撃に、と右手に持つ銃の引き金を引こうとするのだが
甘い刺激に屈するように、絶頂間際の肢体のような痙攣が細い指先を支配して。

手足の震えは、先ほどまでの圧倒的な力に怯えるそれではなく――。
がくつく身体を言う事を利かせようと苦悶に赤い眼が、歪む。
わずかに、目の端に涙を溜めながら。