2018/04/01 のログ
ご案内:「陥落した砦/ハテグの主戦場」にフォーコさんが現れました。
フォーコ > 陥落し、未だ煙の残る砦内。
その真ん中で私は黒い刀を手に立っていた。

先日貰った新たな刀の威力を試すべくの奇襲。
異国の小規模の部隊であった為、刀の試し切りに使わせてもらった。

砦の中は斬られた死体と黒こげになった死体が多数。
素材が木でできた砦であった為、砦の一部は今も燃えていた。

そのうち全体を焼いてから戻るつもりだ。

「確かに、以前の物より高性能だな。」

説明書を読んでいてもあまり理解できなかったが、多様な効果を付与しているようだ。
軽いし、乱暴に扱っても刃が痛むことがない。
おまけに私の火とも相性が良い。

前の刀も手になじんでいたが、こちらは私用に造られただけあって特に手になじむ。

フォーコ > 最後の斬り合いが終わってから既に30分近く経っている気がする。

時計を持ってきていないのであくまで感覚だが。

既に敵意を向けてくる者はいないように思えるが、なかなか刀をしまう気にはなれない。

まだ気配が残っているような感触が。

私の気のせい…ひょっとしたら恐れだろうか。

やはり一人では全ての場所を見張ることは出来ない。

ご案内:「陥落した砦/ハテグの主戦場」にスナさんが現れました。
スナ > 陥落し、残火くすぶる砦の中。
立ち尽くすフォーコの一挙手一投足を監視するかのように、一匹の獣が静かに闊歩していることに気付くだろう。
そのシルエットは銀毛の狐。だが、体格は大型の猟犬ほどもある。
口にはモノが詰まっていびつに膨らんだカバンが咥えられている。

しゃり、しゃり、と静かに砂を鳴らしながら、フォーコを中心とした円を描くように、狐は歩く。
その眼はフォーコを見据えている。しかし、それ以上彼女に近づくこともなく、遠ざかることもない。
各所に放たれた火を怖がるような様子もない。つまり……露骨に怪しい。

フォーコ > 砂を踏む音が長い耳に届いた。

私は残敵の攻撃かと恐れと期待の入り混じった表情で音のする方角へ。

「なんだ、食べ物でも貰いに来たのか?
私は何も持っていないぞ。
欲しかったらあそこの食物庫から漁ってくると良い。」

気配の正体が狐と分かると、私は刀を鞘にしまう。
食物庫のある位置を指差してから私はその場に座り込む。

一人で砦一つを壊滅させるのは相当に疲れる。
全身から生気が抜け、両手をだらしなく垂らしていた。

狐はこちらを伺うが襲ってくる様子はないようだ。

スナ > 単身で大殺戮を遂げた女傑が、刀を納め、こちらへと声を掛けてくる。
その様子を獣の耳目で確かめた狐はしかし、フォーコの指示には従わず、そちらへと確かな歩みで近づいてくる。
そして5mほどの間合いまで近づくと、はたと止まり、口に咥えていた雑嚢をどさりと置いた。

「……大丈夫じゃよ。飯は十分足りておる。久方ぶりじゃな、騎士様。俺じゃよ、スナ」

なんと、狐がその獣の口から人語を発した。低い男の声……その声色だけで思い出せるだろうか。
かつて王都で紛い物の魔法の笛をフォーコに握らせようとして失敗した、詐欺師の少年の声であることを。

「あ、一応言っておくが、俺は完全に通りすがりじゃからな。この砦にいた奴らのこととかさっぱり知らん。
 火が上がってるんでドンパチしとるんかの?とこうして入ってみたら、フォーコが1人立っておった。
 興味がそそられんわけがなかろ」

狐形態でも相変わらず悪い目つきのまま、スナは4つ足で地に這いながら、フォーコのほうを見上げてまくしたてる。

「もしかして、ほんとうにこの砦、お前さん1人で落としたんかえ?」

フォーコ > 多少なりとも気を張っていた所で聞き覚えのある声が聞こえる。
私は破顔して狐の方へ顔を向け直す。

「おお、スナではないか。
久しぶりだな。
また妙な術を使っているのか?」

攻撃以外の術はからきしな私には彼がどういう理屈で狐の姿になっているのか見当がつかない。
だが、知り合いが予想外の所で声をかけてくれたと言うだけで元気になる。

「随分と危ない所を通るのだな。
ここはついさっきまで戦場だった所だぞ?
好奇心もほどほどにしないと危ないぞ。」

予想外に疲れたのか、起き上がるには少し体力が要る。
彼の視線も今日は低いことだし、座ったままで居よう。

「新しい刀を手に入れたのでそれの試しにな。
戦闘自体は私の勝利だが、やはり多勢に無勢はいかんな。
なんどか不意を突かれてしまうところだった。」

腰には黒い鞘に収まった剣。
そして纏っている軍服は返り血で汚れていた。
所々服も破けたりしている。

スナ > 「覚えとってくれたか、騎士様。ありがたいありがたい。
 妙な術とはまたトゲのある言い方じゃが……ま、そんなところかのう。こっちの方が急ぎの旅に向いとるんでな。
 ああ、人間の姿のほうが話しやすいならそう言っておくれ」

座り込むフォーコの目の前で、スナも後ろ脚を折り、おすわりめいた姿勢を取る。

「危ない道のりなのは確かじゃが、俺の故郷のシェンヤンと王都を行き来するにはこの道を通るしかないんでの。
 ああ、もちろん今の俺はシェンヤンに与する者ではないぞ。もとよりアッチでも俺たちゃ鼻つまみ者じゃ。
 だが向こうまで仕入れにいかないとなかなか手に入らない貴重品もあるんでな」

あえてマグメールの敵国の名を言いつつ、スナは黒くテカる鼻の先を北西の方角へ向ける。
狐の姿をとってここまで語れば、スナがいわゆる妖怪の類であることも感づく者もいるかもしれない。

「しかしまぁ……ククッ。試し斬りで砦1つ落とすとは。
 騎士団長様はなんとも血気盛んじゃの。怖いもの知らずもいいとこじゃ。
 俺も昔はそうじゃったが……いやぁ、実力がなかなか伴わんで、死にかけたことも多々あった。
 命あっての物種じゃし、お前さんには部下も大勢おるんじゃろ、無茶はせんほうがええぞ」

床にねそべり、くつろぐように身体を丸めたまま、スナは老人の愚痴めいて多弁に語る。

フォーコ > 「私に声をかけてくれる相手の事は大抵覚えているぞ。
すまんすまん、別に他意はないのだ。
ただ私にとっては攻撃以外の術は全て専門外でな。
別に話が出来るならどんな姿でも構わないぞ。」

目つきが微妙に悪い所も話しぶりも以前あった彼に間違いない。

「ほう、シェンヤンにはこの道を通るのか。
私はシェンヤンと魔族の国の両方に行ってみたいと前から思っていてな。
あそこで何か面白いものがあれば高値で買い取るぞ。」

スナが人でもミレーでもなさそうだとは思っていたが、
シェンヤン事情にそれほど詳しくない猪武者には彼が妖怪と言う種族とまでは結びつかず。
それよりもシェンヤンに出入りしていることに驚いていた。
着いていきたいが、流石にこの姿だと目立つだろう。

「おお、スナも昔はあちこちで暴れまわったのか。
流石だな。 やはり幻術で掻き回したりしたのか?
試し切りも思う存分したことだし、これ以上はせんな。
これでまた妙な評判でも立ちそうだ。
この前などあった事もない相手に警戒される有様でな。」

スナの言うことはもっともなので、私は困った顔をしていた。
今日も死ぬような場面はなんどかあった事だし、これでまた恨みも買ったことだろう。

スナ > 「シェンヤンに行ってみたいとな。魔族の国はよう知らんが、シェンヤンは異国の者に厳しい場所だぞ。
 お前さんが行くとしたら、それこそ切り込み隊長としてじゃろうな、ククッ」

今でこそ事実上の冷戦状態となっているが、やはり今もシェンヤンとマグメールは敵国関係にある。
市井や商人はともかく、軍属の者が「観光で」踏み入るのはとかく難儀なことだろう。

「面白いモノといってもなぁ、俺が仕入れるのは木工に使う香木だとか、普段飲むお茶とか、その程度の類じゃよ。
 コッチでは手に入らないものばかりじゃから、定期的に故郷に帰って、まぁ……くすねてくる。
 だがフォーコ個人の興味をそそるようなアイテムはどうだかねぇ、俺にはわからんよ」

ふさふさの銀毛に覆われた喉を揺らし、時折大きくあくびめいて獣の口を開きながら、語る。
そしてその口先を器用に使い、地に置いた雑嚢の蓋を少しだけめくって見せる。
周囲で燻る火に照らされてその中身がわずか明るみに出るが、よく切りそろえられた木片が乱雑に詰まってるようにしか見えない。

「俺の昔の話か? ふぅむ、ずーっと昔のことじゃから、よぅ覚えとらんよ。
 ブイブイ言わせてたということだけは確かじゃ。幻術も使ったかもしれんし、単に力まかせに暴れてたかもしれん。
 今の……牙を抜かれた俺にはとてもできんことじゃ。ククッ。
 まぁ、お前さんも若い内にせいぜい暴れておくことじゃの、死なん程度にな。耳長の年齢はよぅわからんが」

昔を思い出そうと、眼を細く閉じて束の間天を見上げる仕草をする狐。しかしその口から吐かれるのは、曖昧な記憶だけ。
実際に鮮明な記憶はないのだ。300年以上も前のことである。

「さて、騎士様。この前会ったときは失礼したの。
 次に会う時はもっと役に立つことをしてもらう、とか言われたような気もする。
 ずいぶんとお疲れの様子じゃが、なんか俺にできることはあるかね。ここで会ったもなにかの縁、できることならするぞ」

フォーコ > 「そうなるだろうな。
あそこはこの国と違って管理も厳しいらしいからな。
私が出入りしただけで火種になりそうだ。」

私服で行ったとしても顔を見られた瞬間、追放か逮捕になるだろう。
そうなると遅かれ早かれ戦闘は避けられない。
今日の程度では済まないはず。

「悪いことをする狐だな、君は。
私としては不老不死になるような薬が欲しいのだがな。
…先日、没落して酷い目に遭っている令嬢を見かけてな。
私も出来ることならいつまでも団を守れる程度の力は欲しいからな。」

最悪、黒魔術でも使えばいいのだがそれは最後の手段だ。
もう少しまともな方法があるならそれに縋りたい。
仙薬等があると聴いたが、はたして。

彼が持っている袋の中にはそういった物はなさそうに見える。

「今も随分とブイブイ言わせてるのではないのか?
少なくともこんな所に一人で出歩く物を牙が抜けてるとは言えんだろう。
エルフは長い者で千年生きるそうだが、私がそれに該当するかはわからんな。
何せ古傷だらけだ。」

今日も出来た傷を魔法で修復している。
これが寿命に悪影響を与える可能性もある。

「スナに出来ることか。
…逆にスナがしてみたいことはないか?
今日は気分が良いので大抵の事はしてやるぞ。」

思う存分暴れ、おまけに知った相手と話すことで気も解れた。
今の私は満ち足りている。
ならば今日は誰かにしてあげる側に回りたい。

スナ > 「不老不死かぇ……ククッ。……ククク、クフフフフッ……!!」

フォーコの望む品物を聞くと、狐のマズルに深く穿たれた口角の端が不自然に高く釣り上がる。
そして、スナはそのたわわな銀毛をせわしなく揺らしながら、ひとしきり詰まった笑いを上げ続けた。

「……いや、すまない。だがフォーコよ、これだけは知っておくがいい……まぁ、シェンヤンで広まってる噂じゃがな。
 シェンヤンがこの国と長い闘争状態になっているのも、皇帝がその『不老不死』を望むゆえという話がある。
 マグメールでしか採れない原料と、シェンヤンに伝わる秘法でもって、不老不死の薬は作られるという。
 じゃからまぁ……現状そんな薬はないし、もしフォーコがそんなもんを手にしたら……ククッ。
 どうなるかね、この世界は。少なくとも俺には、あまり明るい未来が想像できん」

スナはシェンヤンとの戦の現状を踏まえて語りつつ、どこか含みのある感想を述べる。
実際、血気盛んにも程があるフォーコが不死なんてものを手にしてしまったら、戦火はいよいよ広がる一方になるだろう。
そんな虞れを、しかし当人の前で包み隠さず述べるほどスナは度胸がある妖怪ではない。警句めいてほのめかす。

「俺の牙が抜けてしまっているのは確かさ。今の俺は逃げるしか能のない哀れなケモノ。
 ゆえにどこへでも悠々と出歩けるってもんじゃが、やはりシェンヤンは居心地が悪くてな。ククッ」

言いつつ、再びスナはけだるげにあくびをしてみせる。
注意深くその口中を見れば、狐が生やす牙は生来のものでなく、木彫り細工を白く染めた入れ歯であることに気づけるだろう。
そして、『してほしいこと』を問われると狐はしばし身体を丸め、鼻を鳴らしながら思案する仕草を取る。

「……ん? ククッ、逆にフォーコがなんでもしてくれるとな。そう返されるとは思わんかった。
 そうじゃな……ふむ。お前さんにしてほしいこと……ああ、あるぞ。
 お前さん、普段『オナニー』はするんかぇ。するなら、ぜひ見てみたい」

しかしやがて、厭らしく細めた眼をまっすぐにエルフに向けながら、舌を丸めつつそう返した。

「お前さんみたいな堅物の騎士様が、どうやって自分を諌めるのか、前々から気になっておった。
 なぁに、ここには誰もおらん……ただの狐と、お前さんが作った死体以外はな。恥ずかしがる必要はなかろ?」

フォーコ > 彼が盛大に笑い声をあげる。
おかしなことを言ったかも知れないが、本当に求めている。
何せ戦う相手の一つ、魔族は上位になればその手が多くなるのだから。

「考えすぎだな。 私が血の気が多いとはいえ無暗やたらと
戦争しているわけではないぞ? この砦も明日には師団で襲う予定の砦を
私が偵察したらたまたま戦闘になり、そのまま流れで壊滅させた、と言う筋書きを決めてあるのだからな。
私はあくまで師団とアッサルト家を守り続けたいだけだ。」

スナは言外に匂わせたが、流石の私でも言わんとすることは分かる。
なので口を尖らせて言い返す。
しかし、不老不死はかなり難しいようだ。
そうなると魔の眷属にでもなるしか…。

「ううむ、スナがそういうとどうにも嘘くさく見えるがな。
哀れなケモノはこんな所を通らんのだぞ?」

シェンヤンはマグメールと違い、管理がまだ行き届いている。
おまけに結界も機能している。
それ故、彼には居心地が悪いのだろうと推察する。
口の中にある歯は人工物の様だ。
上手く拵えたものである。

「オナニーだと?
あまりしたことがないのだがな。
昔から一人でしたことはないのだが。
それにな、私のようなものを堅物と言うのはどうだろうなあ。
他にもっとまじめな方がいくらでもいるだろうに。」

ただの狐がそんな嫌らしい目で見てくるか。
そう言いたくなったが、してあげると言った以上断るわけにもいかない。

私は本当に周囲に人がいないか、きょろきょろと辺りを見渡してから
服を脱いでいく。

「…誰かいたらスナが私を守るのだぞ。」

それだけ言うと、厚手の服を脱いで近くの机に載せる。
飾り気のない下着も脱ぐと、汗ばんだ身体を見せることになる。
古傷だらけの褐色の肌、張った胸、そして下腹部には男性器と女性器が。
見られて興奮しているのか。 モノは固くなっており、クロッチは濡れていた。

「私の場合、両方あるからなあ。」

羞恥で顔が赤く、おまけに体が熱い。
私は椅子に座ると、彼の方へ体を向けてから
秘所へ左手の指を入れ、肉棒を右手で摘まむ。
普段人にしてもらっている時のことを思い出して上下に扱く。
まずは竿の上部を擦り、時折亀頭を緩く掴んでは撫でていた。