2016/07/24 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にエアーティさんが現れました。
■エアーティ > マグメール王国の北西では、ここ数日戦闘が続いている。
始めは珍しくもない小競り合いレベルの戦闘が、いつの間にかどんどん規模を増していってしまった。
理由はわからないし、あるのかどうかも疑わしい。
この土地に眠る恨みを抱えた念の仕業とかなのかもしれない。
そんな大勢の骸が埋まる土地を踏み越え、エアーティは今日も戦場通いだ。
自分の拳よりも小さく、ひび割れた手斧を片手に、裸同然の軽装で戦場に飛び込んでいく。
ボロボロの手斧といっても、エアーティの膂力のおかげで、並の兵士なら一撃で倒せてしまう。
「ハッハッ! 今日も数だけは多いなァ!」
この上なく朗らかに笑いながら、相対する敵を片っ端から叩き割っていく。
戦場こそが、エアーティの安息の場所なのだ
■エアーティ > 暫く戦っていると、エアーティは異変に気づく。
敵が自分を避け始めているのだ。
得物を構え、怯えた目つきでエアーティから後ずさっている。
無理もない事だ。目の前で仲間が力ずくで潰されれば、そうもなってしまうだろう。
しかし、エアーティはそれを許さなかった。
怒りを露わにし、敵に向かって叫ぶ
「何ビビってんだコラ…! アタシと戦えッ!戦えええっ!!」
怒気を孕んだ咆哮と共に、肉食動物を彷彿とさせるような跳躍で、先頭にいた兵士に飛びつき、頭を無理やり引き千切ってみせる。
それを見た敵兵は、まるで蜘蛛の子を散らすように背中を向けて逃げ始める。
「ガアアアッ!逃げンじゃねぇッ!」
そういうとエアーティは、背を向けた者から順番に襲い掛かり、惨殺を始める。
これは戦いというより、もはや狩りとなっていた。