2016/04/28 のログ
■アシュトン > 言い換えよう、仕事熱心だね、ってな
(脇腹への一刺しは、手ごたえ、あり。
どの程度の深さかは判断しかねるが、悲鳴が出る程度には傷付けられたのでは、なかろうか。
仕込んだ毒は麻痺毒、神経の伝達を阻害し、回れば体中の力が抜け、しまいには動けなくなると言う代物。
多量に取り込めば心臓等も停止して死に至るが、その辺は当然加減している。
オークやオーガの様な頑強な魔物でも数発斬り込めば動きを止められる程度には強力なモノだが、さて、相手にはどの程度効果的か)
ま、そういう事だな。
故に、これから少々酷い事をするが、仕方のない事さ。
(口当ての布の下で、微かに上がるクチの端)
っと、!!
(咄嗟にナイフから手を離すと、後ろに飛ぶ最中、振り抜かれた刃が胸元の革鎧をかすめ、表面を削り取って行く)
そのしょうもない手に、引っかかったと言う事さ。
念には念を、入れさせてもらう。
(片腕の袖から垂れて現れる、ナイフと、それに繋がったワイヤー。
横薙ぎ気味に投擲すると、刃を直接と当てるのではなく。
相手の体にぐるりとワイヤーを巻きつけ動きを奪うよう、宙に弧を描き飛翔する)
■エステラ > 「何を当たり前の事を言っている。シェンヤンはそうではないというつもりか?」
刺されはしたが内蔵までは届いてはいない。傷口は焼ける様に痛みを発するが問題はないと考えて。
恐らくは笑っているであろう相手の布やゴーグルで隠された顔を睨む様に告げればかすめただけの一撃に舌を打ち、ナイフを引き抜き捨てる。
「貴様……傭兵か何かだな」
姿や使う手に騎士や兵士でないと見ればそう言った相手への対応へと構えを変える。
取り出されたワイヤー付きのナイフなど目の前では恐れる意味もないと一気に切り捨てるべく足を踏み出そうとするが思うように足が進まず戸惑いを見せ。
その一瞬のすきに明後日の方向へと投げられたナイフ。それにつながるわおや―が身体に巻き付き、何故か力が入らずにバランスを崩し倒れてしまう。
■アシュトン > ま、兵士のミナサマや将校の部類は仕事熱心なんじゃないかな、多分。
(自分が現状所属している部隊は、それなりといった所か。
優秀という訳でもなく、しかして劣悪という訳でもなく、至って普通。
その分探る身としては、ある意味やり易くもあるのだが――そんな話は置いといて。
言外に自分は兵士は将校の類ではないと言っているようなモノだが、装備や手口を見れば分かりやすい事。
その証拠に、次の瞬間にはバレている訳で)
ご明察。
そっちは――貴族か、良い所の出か。
仕事熱心さからしても、傭兵じゃぁないな、騎士かその類か。
(微かに煙が薄まってゆくなか、暗視を再びに切り替え。
ワイヤーで締めつけた状態のまま相手が倒れた事で少しと余裕が出来たのか、初めてと相手の顔や姿をまじまじと見る。
正直な所を言えば、戦場に似つかわしい姿、とは言い難い)
さてと、それじゃま、目的を果たすとしましょうか。
(ワイヤーで相手の体を引き動きを制するままに、近寄ると、腕や脚、体重を掛けて相手の動きを奪おうとする。
逃げられなければ、丁度地面に押し倒して上から覆いかぶさる感じだろうか)
■エステラ > 「いい加減だな。敵とはいえ関心できんな」
少なくとも己の部下や同僚にはいい加減な者などいないだけに相手の態度に眉を顰めてしまう。
最初は偽装兵か潜入する為の姿後思っていたが言葉から相手の素性を感じ取る。
「騎士はそういう場で働いてこそだ。貴族だからこそな」
なぜ素性がばれたのかわからないという顔をして相手を見上げ、己を見る視線と視線が交われば睨み付ける。
「そう易々とさせると思うか…?」
力が抜け立てないとはいえまだ一応は動かせる。
動きを奪おうとする相手から逃れようと地面の上を身体をくねらせて這い動き覆いかぶさろうとする相手から少しでは難れようとする。
■アシュトン > 傭兵なんざそんなモノさ。
仕事熱心であろうとなかろうと、やることさえやって、金がもらえれば十分なのさ。
(微かにと、肩を竦めて見せる。
強いて言えば、報酬こそが傭兵のヤル気をもっとも引き出す事が出来る。
ちなみに、今潜入している部隊は、余り金払いはよろしくない様だ)
ご立派な事で。
とはいえ、貴族が部下も連れず単独で、ってのも妙な話だな。
(まぁ、容姿と言葉の様子を観察すれば、大体察しは付くところである。
これと言って証拠があった訳ではないのだが、相手の言からして貴族であるようだ。
そして『単独云々』についても、半ばかまかけに近い。
特に周囲に気配を感じる訳でもなく、この状況で出てこないというのも、おかしな話ではあるし。
睨みつけてくる視線を受け止めると、ゴーグル越しに双眸を微かに細めた)
易々とさせてくれた方が、余計な事をせずに助かるんだがな。
少しとまだ、量が少なかったか……
(這い逃げようとする相手を追いかけながら、右手にナイフを握り。
鎧に包まれていない――腕の辺りだろうか、そこへと振りおろし、突き刺そうとする。
これ自体に毒は仕込まれてはいないのだが、刺さればその傷口にへと、先と同じ麻痺毒と……ついでに、媚薬毒を流し込んでやろうとする。
後者の効果は、大方予想の出来る範疇。
性感の鋭敏化と、体温や心拍の上昇、思考の鈍化。
ついでに、血流も若干良くなることで、毒も回り易くとなる仕組みだ)
■エステラ > 「なるほどな、傭兵ならば納得だ」
肩を竦める姿にあちらは傭兵まで使っている。
こちらも言えた義理ではないのだが一つ情報が解れば納得して
「自ら動かねばついては来ない。本当にそう思うか?」
単独行動をしていたのは余りにシェンヤンの偵察が多くばらけた結果なのだがそれを言う必要もないと告げず。
こいつは嫌な奴だと不利な状況でも睨むのは止めない。
「敵を相手に誰が大人しく……やはり薬か…」
その言葉に身体の不具合の理由がわかり下衆目と吐き捨てるように口にする。
その手に持たれたナイフが振り下ろされるのを黙って見ているはずもなく逃れようとするが更に動きの悪くなった身体では避けられずに突き刺され傷口へと毒を流し込まれ、体が一気に熱くなるとは逆に考えがまとまらなくなり力が入らずに動けなくなってしまう
■アシュトン > 傭兵が騎士様みたいに、正々堂々戦うと思うかね?
下衆も卑怯も褒め言葉さ、目的さえ達成出来ればな。
(流しこんだ毒も、順調に効果が出ているらしい。
更に動きが鈍くとなったのを確かめれば、手で相手の身体をまさぐるように――ひとまず、目的のモノを優先して探しているらしく)
(さて、その後彼女がどうなったのか。
少なくとも、命は助かった筈、であるが――)
ご案内:「ハテグの主戦場」からエステラさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」からアシュトンさんが去りました。