2016/04/22 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にエステラさんが現れました。
エステラ > 「この程度か」

戦場での一角。
大部隊同士が激しい戦いを繰り広げる戦場での後方。
魔族軍の後方支援部隊を狙い切り捨てる。
完全な不意打ちだった為にほとんどの抵抗もなく戦いとも言えないものを終えれば剣より血を払い鞘にとしまう。

「生き残りは完全に処理しなさい。捕虜は不要。物資も焼き払って」

周囲を巡回し生き残りを始末している部下、少数ながら精鋭と言える者たちに命令を下せば自らも荷物に火をつけて回る事にする

エステラ > あちらこちらで聞こえる断末魔や命乞いの声を気にもせず荷物を引かされていた馬を解放し荷物にと火を放つ。
少しの種火が一気に燃え上がるのを見て衣料品かアルコールでも積んでいたのかと。そう思えばやや勿体ないと思ってしまうが後の祭り。
どうせ持ち運べにと諦める事にして周囲に目を向ける。
いつの間にか静かになっている事に移動の頃合いかと

「集合を。移動をする」

近くの兵には声を、遠くには集合の合図の笛を吹き知らせれば集まり出す部下を眺める。
戦場では血の匂いは誤魔化せるが燃える物資の煙は敵に居場所を知らせるようなもの。
急ぎたい気持ちを押さえ部下が集まりきるのを待つ。

エステラ > 部下が無事に集合すれば怪我人や欠員がないことを確認すれば満足そうに頷く。
こんな表立って言えない任務にも文句ひとつ言わない部下っを誇るように見て。

「移動する」

静かに部下たちに告げれば馬を隠している場所に移動をする。

ご案内:「ハテグの主戦場」からエステラさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にアーヴァインさんが現れました。
アーヴァイン > シェンヤンからの軍勢がこの戦場近くにある村を襲うようになり、提携した農場の村々から護衛の依頼が飛び込むようになる。
彼らの安全を確保し、より良い農作物を提供してもらう持ちつ持たれつの間柄、その願いを無視する訳にはいかない。
今日もそこらの村や王国軍の輸送団を狙おうとしている情報を偵察班が確認すれば、遊撃と攻撃の班の仕事である。
総指揮としてやってきたこの男は、大型の隼達に騎乗したリトルストーム隊へ思念で指示を飛ばす。
彼らの両足に大樽が掴まれており、上空から矢の射程範囲外より、それらを投下していく。
両サイドを炎の壁で覆うように焼夷弾の樽が燃え広がり、その中央へ爆薬と焼夷剤の交じり合った樽が落とされていく。
音無く仕掛けられる先制攻撃に混乱に陥ったシェンヤン軍へ、彼らの射程外からミレー魔法銃士隊が魔法銃で狙いを定める。
高熱の火を圧縮した焼夷弾が二連の銃身から交互に発射され、弾丸が途切れぬように連携された魔法銃撃が一斉に吹き荒れる。
左右に逃げようとすれば炎、正面からは火炎弾。
わけもわからぬまま逃げ惑う姿を、少し離れた小高い場所から単眼鏡で様子を確かめていた。

(「ステイリードッグが伏せているところへ順調に追いやってるな」)

遊撃班は数は少ないが精鋭、彼らの逃げ道であり、魔法弾の射程外のところで伏兵として潜んでいる。
やっとこさ逃げたとおもいきや、奇襲急襲を得意とした輩が襲いかかることになる。
組合が抱えた攻撃の二本刀、その実力を試す絶好のチャンスなのだ。

アーヴァイン > 人肉が焼ける嫌な匂い、悲鳴が響き渡る。
シェンヤン陣営の中心は爆発と炎で地獄絵図になり、そこから逃げようとしても炎の壁に阻まれる。
横っ腹に火炎の礫を叩きこまれてもんどりうち、更に銃士隊は突出しない程度の前進をしながら弾幕を張りつつ、距離を詰めていく。
折り重なる炎に逃げ惑う敵兵達が全力で逃げた先には、木陰や茂みからスッと姿を現す遊撃班。
各々卓越した近接戦闘を主体とした攻撃で一斉に襲いかかり、連携こそ強くないが個々の実力で割り振られた残党を切り捨てていく。
前後左右、全てを攻撃で囲い込むと殲滅は時間の問題と見えた。

「……面倒なことになったな」

空爆を終え、周囲を偵察中だったリトルストーム隊の一人から、ここへ走ってくる王国軍の軍勢があると思念の報告が飛ぶ。
こういう時が一番困る、何せこちらはミレー族が多い部隊。
部隊員だけでは、王国軍の司令塔の説得が難しいだろう。
自分が行くと思念の返事を返すと、自身の使役獣たる隼を呼び出す。
他の隼より一回り大きく、翼に淡い電気を纏うそれは、他の隼たちの成長しきった姿だ。
素早く乗り込むと、こちらへと駆けてくる王国軍軍勢へと迫っていく。
現場指揮はティルヒアから引きぬいた軍師に任せ、今は衝突回避に務める。