2016/03/26 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場 外れにある森林」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > (幾多もの兵士達が怒号と、地鳴りと、砂煙と共にぶつかり合う主戦場
――から、幾分と離れた森林地帯)

さて……予想と偵察の結果じゃ、この辺に潜んでる筈なんだがな。
(木々の間を駆け抜けながら、目標地点へと向かう影一つ。
この森林地帯に兵を潜ませておけば、王国軍の側面を突きやすい、つまるところ奇襲だ。
その奇襲部隊が存在するかどうかの確認、可能であればかく乱、それが今回のお仕事である)

アシュトン > ――……っと
(何かに気が付いたのか、急に足を止めるとしゃがみ込み。
身を小さくとすれば、木の影へと潜り込み。
コートの袖から、手品のようにナイフを一本と取り出した)

あっちも偵察か…………近いな
(王国側とは、明らかに違う装備。
恐らくは奇襲部隊の安全確保と、突撃タイミング確認の為に見回りを出しているのだろう。
視界に映るのは一人だが、周囲にどれだけいるかは現在では不明)

迂闊に手を出したくは、ないところだが。
(とはいえ、その兵士の進行方向は、自分が今と潜んでいる場所。
どちらにせよ、対処が必要だ)

アシュトン > (限界まで存在感を希薄にし、呼吸も必要最低限の最低にまで納め。
迫る、足音。
一歩、二歩、三歩……歩幅は変わらず、此方に気づいた様子はない。
呼吸とぼやき声さえ聞こえるその距離から、更に一歩、過ぎれば背中が見えて)

――っ!
(可能な限り音を立てず、なおかつ、最速で。
背面を取ると左手で口を抑え、同時にやや下方より突き上げるように、喉元へと振り抜く切っ先。
出血による痕跡を抑える為に、敢えて頸動脈は避け。
声を潰す為に、皮を切り、肉を斬り、達する気道。
そこから更に刃を抉り込めば、頸動脈の隙間に侵入させ、中枢の神経を断ち切る)

アシュトン > (一瞬大きくと跳ねた敵兵の体を抑え込むと、完全に命の気配が消えるまで、周囲に注意を配り続け。
やがて完全に力が抜けた所で木の影へと引き摺り込むと、なるべくと小さくまとめて横たえさせ
ナイフを一息にと引き抜けば、布で血を拭い取る)

――……ここからは時間の勝負か。
(死体が見つかれば当然の事、見回りが戻って来なければ同じ。
何者かが近くにいる、とうのがバレるのも、そう掛かりはしないだろう。
緩くと一息吐き出せば、進行を、再開して――)

(その数分後、森林の一角で、複数の爆発音が鳴り響いた)

ご案内:「ハテグの主戦場 外れにある森林」からアシュトンさんが去りました。