2015/10/12 のログ
エリス・ヴァートリー > 天井を見上げていた視線を元の場所に戻し椅子から立ち上がり

「あ、そうだ、あれを忘れてた」

鎧置き場の方に行き置かれている鎧の中を掻き分けて奥のほうへと向かう。
豊かな乳房が鎧に当てながら奥に着けばしゃがみ込んで

「確かこの辺に」

屈んで何かを探し始める

エリス・ヴァートリー > ガサゴソと探し続けてから

「あ、あったあった」

のんきな声を上げながら取り出したのは小さな紙

「これに確か」

小さな紙を見ながら天幕の外に向かって歩き始め……姿を消す

ご案内:「ハテグの主戦場」からエリス・ヴァートリーさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にアノーさんが現れました。
アノー > ( 兵士の育成なんていうものは現地でどれだけ戦えるかっていう成果があって初めて成り立つ。 ) いいか! お前ら! ( 男は大声を張って新米の奴隷兵士達に命じる。 ) お前らはこれから戦士になる! ( 早朝から馬車と魔道車などに乗り、駆け足で移動した兵士達に疲労の色は濃い。 ) 今日からはじめることは簡単なことだ。誰でもできる。クズでもできる。 ( そこには傭兵として、戦士としてのアノーの顔がある。 ) 捕虜の処刑だ ( ひやり、とその場につめたい空気が流れた気がした。 )
アノー > ( 戸惑い。あるいは恐れといった感情を顔に浮かべる奴隷兵士達。 ) いいか、相手がどんな種族だとか、人間だとか考えるな。 ( 男が指差した先は丸太に貼り付けにされ、顔にずた袋を被された敵国の兵士。あるいは悪魔達だ。 ) まず、命を奪う感覚に慣れろ。そうして始めてお前らは戦士になれる ( ぎりぎり生かされている敵国の兵士はこの言葉が聞こえているかどうか。利用価値も捕虜交換にも使えない者たち。そう、敵国の奴隷兵士達。 ) 頭に叩き込め。こいつらのこの末路は、お前達が敵に渡ったときの末路と同じだ。 ( そういって、アノーは奴隷兵士達に一本一本槍を渡していく。 ) 1班構え! ( そう、命令されれば奴隷兵士達は瞬時に動き出す。人間性を失った奴隷兵士達。教育の賜物だろう。 ) 突撃! ( そう、アノーが叫んだ瞬間、1班の奴隷兵士達は叫び声を上げながら丸太に括り付けにされている捕虜達へ向かって突撃した。 )
アノー > ( 奴隷兵士達が次々に捕虜達の腹に、心臓に、槍を突き刺していく。 ) そこ! なにをしている! お前がだらだらとするだけ捕虜が楽になれないんだぞ! ( 一撃で殺しきれなかった兵士達は吐きそうな顔で再び捕虜に槍を突き刺していく。 ) よくやった! ( そして、返り血を浴びて真っ赤に染まった奴隷兵士達に賛辞を送る。 ) 今日からお前らは一人前の兵士だ! 兵団から褒美がある! ( そういってアノーは駐屯地の奥を親指で指差した。 ) 女性兵の捕虜達のテントだ。今夜一晩お前らが泊まる場所だ。汗と血を流したら終わった奴から過ごせ。 ( そう言うと1班の連中はいそいそと身体の汗を流し、奥のテントへ消えていく。 ) 次、2班! ( そう怒鳴ると、次はスムーズに2班が槍を構えた。 早く終わらせて先に好みの女を選びたいといったところだろう。 泣いて喚いて拒否しても殺されるだけ。どちらにしろやらされるのだから、早く終わらせたほうが得だと思ったのだろう。 ) 次、3班! ( こうして、奴隷兵士達の仕上げが行われる。 )
アノー > ( これらを定期的に行うことで兵士達は相手の命を奪うことに躊躇を無くす。 しかし、この槍を持って突撃するというのは合戦時に行うものなのだが、今戦場は小競り合いの様相を呈しているのであまり意味が無い気もするが、前述の意味合いが大きいのでよしとしよう。 ) ふ――・・・ ( 全3班の「処刑」が終わり、めいめい奥のテント郡へ消えた頃アノーは近場の木箱に腰掛煙草を吸い始めた。 奴隷だが兵士にもなれない雑多奴隷が死体を片付けるのを眺めながら一服する。 ) 明日からは自由作戦行動か。今日中に作戦司令部へ指令書を提出、ね。 ( 紫煙をくゆらせながら男は呟いた。そんな男を焚き火の明かりがゆらゆらと照らす。 ) さて、俺はどうするかね ( 女を抱きに捕虜を選ぶか金を払って館に向かうか。それともまっすぐ自分のテントに戻るか。コキコキと首を鳴らしながら夜空を見上げ思案する。 )
アノー > ( なら、先日の葡萄がどうとかっていう依頼を山中訓練がてら行くのもいいかもしれない。 ) いや、任務遂行に関してはちゃんとした兵がやるべきだな ( 傭兵の自分に忠誠を誓っても意味が無い。兵に。国に。忠誠を誓うようにしなければ。 ) 明日、任務終了の報告をし、報酬を受け取る。その後そのまま山岳地帯へ向かうのがいいかもしれんな ( なにせ、一般的に戦えるようにはした。技術はまだまだだが、実戦で使えるかどうかは引き継いでしまってもいいだろう。 ) さて ( これからどこへいくか。そんなことを考えながら木箱から立ち上がり、煙草を踏み消し歩き出した。 )
ご案内:「ハテグの主戦場」からアノーさんが去りました。