2023/07/13 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート・教会」にバティスタさんが現れました。
■バティスタ >
とあるノーシス主教の教会、懺悔室…
一般の懺悔室と比べれば比較的広いその室内に聖痕の少女の姿があった
宗教色の強いこの街で聖女として扱われる、その少女は
「だる……」
普段の淑やかで大らかな振る舞いはどこかへと消し飛び
懺悔室の椅子におもいっきり背をもたれ、脚を机の上に投げ出していた
なんで私がこんなこと…といった風情だが
原因は少女自身にあった
たまたま、集金という名の所要で聖堂騎士団と共に訪れた教会の一つ
どうやら教会のシスターが次々に辞めていったらしく人手が足りていないのです、と内々ながらに明かされ
"それは大変でございますね…よろしければわたくしもお手伝いをいたしましょうか"
などと、聖女面でついついお節介を焼いた結果、今こうなっている
「神父も神父だわ。聖女様にこんな仕事…少しは遠慮ってモノを知りなさいよね…」
ぶつぶつと不平を零す
どうせこんな場末の教会の懺悔室、閑職も良いところ
そりゃあシスター達も食い扶持がなくなっていくことだろう
「どーせシスター辞めて地下街で男に腰振ってるんでしょうけどね」
とことん腐った街、王国である
それを眺めるのは愉快ではあるけれど