2020/02/29 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にジギタリスさんが現れました。
ジギタリス > 都市の明かりが少ない場所からゆっくりと、いつの間にか現れた女が目につかない場所で
修道女や僧侶たちを眺めている。神聖というぐらいだからどれだけ自分と縁のない場所なのかと思っていたら
戦場からも近く、地下の売春施設の存在の事も聞けば自分のような魔の者がよほど破壊活動に目立たなければ
割と自然に入り込めていた。それも予想していたよりも魔への排斥の為に動いている様子も無い。

女は黒く月光でもいやらしくテカる竜革の扇情的な衣服を見に纏って街の様子を眺めているが
自らの力によって気配を薄めていればさほど王国の他の地区と同じく不自由も無くうろつく事が出来ている。

「意外と自分がいづらい雰囲気でも無いんだな。もっと異端審問官でも10歩おきに歩いてるのかと思った」

極端な冗談をこぼしつつ、聖職者の通りが減ったので少し大きめの道を出て
静かな町を見渡した。

ジギタリス > そのまま、道行く者を遠目で眺めつつ、一先ず影の中に消えて行った
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からジギタリスさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にジギタリスさんが現れました。
ジギタリス > 朝、貞淑な雰囲気のなか僧侶と共に列を成して歩いていく修道女たちを少し後ろで眺めている
淫猥な恰好をした女が一人、引き続き日の出た神聖都市にいた。
まだ風も冷えるという中灰色のツインテールを揺らし、黒い竜革で出来た、前後をほぼ十字で覆うだけの
ハイレグのような服を着ている。少ない布地、同じ素材で出来たロンググローブとニーハイブーツは
白くムッチリした肉体にいやらしく食い込んでいて、動くたびにたおやかに揺れる。

都市の光景は目移りする事が多く。狭い路地、人目に付かない場所をたまに抜けて祈りや巡行する
聖職者たちの姿を見物していた。深夜ならばともかく、昼間のこの時間にも女の存在が騒ぎになる事は無い。
女は幻術に長けた性質を有する魔族であり、少なくとも今いる者達に限るがそれらは全てこの女が
普通の平民の姿をしているように見えている。

他地区であればこの裸よりいやらしい姿をごまかす事は無いが、コレは神聖都市に対するドレスコード
のような物だと女は考えており一種の礼儀として、持ち前の性質を生かしてその卑猥な本性を
巧みに覆い隠していた。

「とはいえ、ココまで簡単に隠せるとは思わなんだ」
神聖都市と銘打っているからにはもっと魔への守りは堅い物だと思っていたが女は最低限の性質の行使で
充分人目を逸らす事に成功していた。使っている魔力も小さく
勘の良い者であれば、あるいは本性でなくとも違和感を抱く事になるかもしれない。

ジギタリス > 昼の巡礼する聖職者達を平民のふりして見送りながら、一旦人目の無い所に戻る為
路地裏の影の方へ女は消えて行った。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からジギタリスさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にジギタリスさんが現れました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からジギタリスさんが去りました。