2018/12/22 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 神聖都市。その荘厳な名前とは裏腹に、この街は怠惰と汚職、欲望に呑み込まれつつある。
人々を導くべき聖職者達は特権階級として驕り、自らの利権を守るためだけに腐心していた。
そんな街だからこそ、己の様な人間は実に過ごしやすい。

神を敬う街の地下街では、穢れを知らぬ筈の修道女達が男達の欲望の捌け口として扱われ、売られている。
その一角。最早悪魔崇拝の類ではないかと疑う様な礼拝堂で、男女の乱痴気騒ぎを眺めながら酒を煽っていた。

「良い商品を取りそろえたものだな。戦火が拡大すれば、より商品の入荷も捗る様になるだろう」

此方に媚びるように頭を下げる司祭を一瞥し、年端もいかぬ少女を嬲る僧侶や貴族を眺めながら無感動に呟く。
戦争によって行き場を失った者達を保護する――という名目で集めた孤児達を売り捌く神聖都市の【副業】それを支援する立場の者として、豪奢な歓待を受けていた。

尤も、他人の性交を眺めるくらいなら仕事に戻りたいのが本音ではあったのだが。