2017/10/30 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にラディエルさんが現れました。
ラディエル > 見た目ばかりは少なくとも清楚な令嬢を、地下の施設へ送り届けた。
後は地下に居る男たちが朝まで楽しむだけのこと、己の仕事など無い筈だったが。

「―――は……?」

本来のつとめであるところの、祈り、に戻っていた己の許へ、地下から現れた男、曰く。
先刻送り届けたばかりの女が、もう動かなくなってしまった、などと。

「動かなく、とは…どういう意味ですか?」

単なる体力切れなのか、其れとも文字通り、全く動かないモノに成り果ててしまったのか。
後者だと答えが返ってくれば、己としては、呆れ顔で溜め息を吐くより無く。

「……流石に其れは、俺にはどうにも出来ませんよ。
玩具は生きていればこそ、修復の可能性もあるんですからね」

未だ未だ満足する気配の無い客たちに、新たな玩具を見つけねば、と焦る男を尻目に、
己は此れ以上、関わる気など無い、とばかり。
新しい女を調達してくるアテも無ければ、そもそも、其の気も無い。
嗚呼、と悪意たっぷりの笑顔を向けて。

「そんなに新しい女が御入用なら、貴方が魔術で女になっては如何です?
御持て成しなさりたいのなら、其の位の献身、朝飯前でしょうに」