2017/06/07 のログ
シンシア > 「ん、わかった」

出処も怪しく確かな情報などないのだろう、いろんな噂を1つづつ潰していく
前からしてた方法

肩を押されて、部屋を出るとなれば先に出る
やっぱり長居はしたくない虫が飛んでたし…

次の部屋と、廊下に出れば、また彼を先頭に後ろについて歩いていく
大きいのは聖堂の広さで居住してるスペースは
さほど部屋数も広さも普通くらいに思えた

ノーガルト > 「すまんな……、考えがまとまったら、必ず説明する。」

(わからないことは素直に、わからないというべきだ。
どんな時でも自分を偽ることはしてはならない、今は亡きシスターの言葉。
嘘をつけないノーガルトは、シンシアに軽い謝罪を入れつつ次の部屋の扉を開いた。

居住区ではあるのだが、ここはどうやら集団で生活していた跡。
朽ち果てた二段ベッドが並んでいる、とても狭い部屋だった。
だが、長年掃除もされておらず、埃まみれのベッドは、哀れにもネズミに齧りつくされていた。)

「……次に行こうか。」

(ここは、めぼしいものは何もないとノーガルトは早々に部屋を後にした。
興味が引かれるものが何もないと、探索はこの程度のものだ。

そのまま歩いていけば、どうやら入り口付近に到達したようだ。
固く閉ざされている入口、それを見やれば…反対側。
大きな大きな、大聖堂へ続く鉄製の扉が、二人の目の前に。)

「本当に立派な聖堂だな…。」

(いったい、どれだけの信者がいたのだろうか…。
今では誰一人としていなくなった神殿だが、きっと全盛期には何千人もの信者がいたに違いない。)

シンシア > 「うん、大丈夫」

彼のことは、まっすぐだし嘘をつかないことなど
長く一緒に過ごしてるとわかってきたこと
信頼できるし、仕事に関しても、魔剣のことも、プライベートなことでも

軽く話をしながら次の部屋と…寝室らしい

ここは手短に切り上げて出てきた大きな扉
錆びてないのかな、開くかなと目の前を見上げるように周囲を見回し

ノーガルト > (大きな鉄製の扉、試しに少し押してみることにした。
こういう扉は、必ず何かしかけのようなもので動くとは思うのだが、物は試しだ。
ノーガルトは、両手を扉につきしっかりと足を踏ん張って―――力の限り、押してみる。)

「ふんっ!……くぅぅぅぅ…っ!!」

(大の男であるノーガルト、それなりに力はあると思っている。
しかし、そんなノーガルトがどんなに力を入れて押しても、鉄の扉はびくとも動かない。
踏ん張っている足が後ろへと下がり、力を入れているノーガルトの顔が赤くなる……。
しかし、それでも扉は動く気配もなかった。)

「はぁっ、はぁっ……。だめだ、どうやら仕掛けがあるみたいだな…。」

(侵入者対策という訳ではない。
この大きな扉は、神への扉という意味合いを持っているため、こんなに仰々しいのだ。
それを力でこじ開けることなど、到底できるはずもなかった。)

シンシア > 「…仕掛け?」

顔を真っ赤にしても扉は動かない、自分より大きな彼の力でも無理ということに
周囲を見回し、何かないかとさがす
いろんな彫り物、草の模様や花、上のほうには人(天使)のようなものもあったり

「でも、ここをあけて人を入れてたのなら、どんな人でも、一人でも開けられる仕掛け…」

何か違和感をさがす
少し下がり全体をみて左右対象の模様なことに気づいて
ここの主が、高齢者でも開けられるものなら…

「あ、ノル…ここ」

指をさしたのは
外側から中央に伸びてるツルと葉っぱ、花が左右で違う
近づいて触れてみるとくるっと回るように、少し動きは鈍いけど動きそう、と

左右の柄をあわせれば、なにかの止が外れるのではないかと考えて

ノーガルト > (ノーガルトは、基本的にまっすぐにしか進まないイノシシのようなものだ。
何かがあると、まず力でどうにかしようとするあたり、前衛的な考えも持ち合わせている。
軽く手を振りながら、埃がくっきりと自分の指の先の形を現した。
それを見ながら、少し肩をすくめる。)

「……どうした、シンシア?」

(どうやら、シンシアが何か違和感を見つけたようだ。
指をさすほうにあるのは…花、だろうか。
左右で色も形も違うが、シンシアが触れると動く。

ノーガルトも触れてみたが、どうやらただの花ではない…。
これを解けば、神の門が開かれる党いう仕組みらしい…。)

「なるほど……やるな、シンシア。」

(さて、こいつはどう解けばいいのだろうか。
単純に柄を合わせるだけでいいならば、簡単に解けるのだが…果たしてそう簡単なものなのだろうか。)

シンシア > 中央へ向かうように柄が動くもの、でも周囲、植物をモチーフにしてるのに囲まれてるのに
上にいる翼の生えた子供が2人微笑みを浮かべ、指をさしてる先は…

「下…床…?」

石畳の引かれた場所だけど…
扉の前にだけ草模様の掘られた石畳が数枚、他は模様のない石畳
しゃがみこんで手で触れ、埃を払う…

見た目にはわからない、埃の詰まった模様を手で撫でながら払ってると
数枚がわずかに動いた、彼にもらった布の端を使って
隙間をもっとあけようとすると、爪がひっかかりガリっと少しだけ爪の先を痛ませながら
石畳の1枚がとれた、中には…細く暗く見えない
彼の手では大きすぎて入らないだろう
床に膝をついて

「ちょっと手入れてみるね」

自分の手なら、と…何も見えないとこに手を入れる怖さはあるけど
仕掛けの罠なら?とも考えたけど、試すしかなくて
上半身をかがめ手を突っ込んでみる、何かあるのか探るように指を動かし…
彼が扉の絵柄を左右合わせ、扉の鍵を
探ってた手が何かを掴めた、左右に動かすと扉の下の留め金が外れたような金属の音がした

「二重鍵?…」

ノーガルト > (ノーガルトは、シンシアの一部始終を見ていた。
こういう時は、やはり最初に見つけたシンシアに任せておいたほうがいい。
もし何かあったら、すぐ助けに入れるようにか前だけは忘れないが。)

「………どうだ、シンシア?」

(仕掛けは解けそうだろうか。
何の変哲もないと思われる床の石畳、其れをはがすシンシア。
その石畳が外れて、何か…穴のようなものが見えた。

ここから先は、ノーガルトがやろうかとも考えた。
もし、あの細い穴が何かの罠でシンシアが傷ついたりしたらと。
しかし、この聖堂でそんなことが起こるとしたら、かなり危険な聖堂だということがわかる。)

「…気をつけろよ、シンシア。」

(こういう時に、大きな自分の体はかなりデメリットになる。
ならばと、ノーガルトは扉の仕掛けに着手した。
この絵柄を合わせればいいだけならば、そこまで時間はかからない。

だが、どうやっても最後の一つが動かなかった。
ここを動かせば同じになるのに、最後の一か所だけがどうしても動かない―――はずだったが。

カチリと音がした瞬間、動かなかったそれがあっさりと動く。
どうやら、シンシアが外した留め具がストッパーになっていたらしい。)

「…そう、だったみたいだな。侵入者除け…いや、襲撃対策か。」

シンシア > 重たい音と何かが噛み合うような感覚
手を引き抜けば汚れたものの、傷などなくて…

たぶん、本当は鉄棒とか何かで引っ掛けて左右に引くものだったかもしれないけど
その棒は近くには見当たらなかった

立ち上がり膝も腕もパンパンと払って、石畳も穴をあけたままにできず、元に戻して彼の元へと
近づき

「やっと、役にたてた」

ホッとしたように彼ではできなかったことができたのに、満足し隣へと並んで

ノーガルト > 「ああ、これは気づいたシンシアのお手柄だな。」

(扉は、鍵が開いたならばそれで構わない。
ノーガルトは…扉を開くことはせずに外を見た。

日が傾き始めている…。
どうやら、探索にかなりの時間を費やしてしまっていたようだ。
残念だが、聖堂の探索は明日に持ち越すとしよう。

今日の収穫は、聖堂の扉の開き方。
これさえわかっているならば、聖堂へはいつでも足を踏み入れることができる。
危険がないとわかっているので、ノーガルトはすぐ近くの窓枠から身を乗り出し、外へと出ようとした。)

「シンシア、日が落ち始めている。今日の探索はここまでにして、一度宿に帰ろう。」

(探索は少しずつ、時間をかけてゆっくりと。
焦る必要はないと、ノーガルトはシンシアへと伝えた。)

シンシア > てっきり進むものかとおもってたから、その申し出には少し意外そうに
進まないのなら閉めたほうがいいのでは、とか思いながらも

帰ると言い、外へ出ようとしてた
別行動をするきはないから、少しもったいない気もするけど
従うように窓枠へと近づき、彼と共に外に出ようとして

ノーガルト > (もちろん、仕掛けはちゃんと鍵をかけておく。
柄をバラバラにして、鍵をかけてから窓枠より、外へと出る。

この聖堂は、明日また調べることにして…。
今日は宿で、一晩ぐっすりと休んだ、とか。)

ご案内:「郊外の神殿」からノーガルトさんが去りました。
ご案内:「郊外の神殿」からシンシアさんが去りました。