2017/06/06 のログ
ご案内:「郊外の神殿」にノーガルトさんが現れました。
ご案内:「郊外の神殿」にシンシアさんが現れました。
ノーガルト > (時刻は昼頃、まだ太陽が高く神殿の中も随分と明るい。
人がいなくなってどれくらいたったのかもわからないほど朽ち果てている神殿の中を、ノーガルトは探索中だった。

いったいいつ頃の時代の物なのだろうか。
あたりを見渡してみると、そこかしこに…もともとは神の兵士をかたどった石造だったのだろう。
今ではボロボロで、もはや男のものだったのか女の物だったのか。
其れすらも判別しにくくなっていた。)

「……ダイン、どうだ?」
『…………まだ何も感じない。』

(時折、ノーガルトは相棒とも呼べる、魔剣であるダインに声を掛けながら神殿内を、少しゆっくりと探索した。
朽ち果てたドアを押して、中に危険がないかを確かめてから入っていく。
今は、ちょうどテラスにあたる場所に差し掛かっているのだろう。
太陽の光を感じながら、外堀を歩いていた。)

シンシア > 明るい日差しの中、廃墟になってる崩れかけの建物の敷地を歩く

左右に別れて、外側を周りながら、触れる石の壁は苔がびっしりで
自然にくずれたのかわからないけど風化して崩れているようにも見える

静かで自分の足音しかしない、外は草も生い茂りながら
他に最近だれか来ている様子は、外からはわからない
足跡も新しく石が削れた跡も見当たらないから、相当な時間、無人であったはずと

ノーガルト > (逆のほうからはシンシアに任せていた。
さすがに、こんな街の中、しかもこんな真昼間から狼藉を働くようなものはいないだろう、と。
だが、もしも何かあればすぐに大声を出すように伝えてある。
声さえ聞こえれば、ダインの能力ですぐにでも駆けつけられる。

外側から調べるのは、ノーガルトの常套手段だった。
洞窟の中ならともかく、こうして神殿を調べることも何度かあった。
朽ち果てた神殿は、ガラス越しにも中の様子を知ることはできない。)

「………。」
『気になるなら合流したらどうだ。』

(ダインのセリフに、やはり気になるのはシンシアのこと。
一緒に探索しようと言えればよかったのだが、やはりどうしても効率を先に出してしまう。
その結果、こっち側はろくに探索できないので結果としては効率は非常に悪くなっているのだが。

だが、もう少しで入口に戻ってくる。
ここから先は二人で探索することを優先しておこう…。)

シンシア > 崩れてるけど、どこか綺麗とさえ見えてしまう
緑と石壁や石畳があわさって歴史深い場所であるのはわかる

特に自分の足音しか周囲に聞こえなければ、少し時間をかけながら
彼と二手に分かれ、真逆がわの合流場所に近づいてくる

とりあえず自分の歩いたとこ、特徴的な建物の形など片手にメモを取るようにしてたから
ときどき立ち止まりながら歩くことを繰り返し、彼よりも時間はかかってたかもしれない

ノーガルト > (入口から、ちょうど反対側に先にやってきたのはノーガルトだった。
結局、何か詳しいところを調べ羅訳でもなく、ただ外側から何か妖しいところはないかと目視した程度。
ダインの魔力感知能力を使って、何か妖しいものはないかと調べてもらったが、それもない。
おそらく、ハバキリと同じく眠っているようなことになっているのだろう。
だとしたら、感知するのは難しい。)

「……まだ、か。」

(どうやら先についてしまったらしい。
まだシンシアの姿が見えないならば、そのまま合流地点を過ぎ。
彼女がやってくるであろう方向から顔を出す。
何やら、メモを取っている様子が見えて、少し安心した…。

シンシア > 止まって書いて、止まって書いてと
時間はかかる…顔をあげると、彼の姿が見えると微笑んで近づいていく
合流地点より手前だけど、来てくれたとすぐに気づいて

「ノル、こっちは何もなかったよ、中もはいる?」

まだ明るく、朽ちた神殿でも昼間なら神秘的な雰囲気はあって
不気味さを感じなくて

とりあえず自分が歩いた場所、外観、形の地図を半面だけど彼に渡し
もう1枚新しいメモを手に乗せて

ノーガルト > 「ああ、ご苦労だったな。…危険もなさそうだし、少し休憩しよう。」

(彼女がこっちに来ると、ノーガルトも少しほっと一息ついた。
探索の間は、やはりどうしても気を張ってしまう。
妙なモンスターがいるとも限らないし、ネズミに齧られただけでどんな病を貰うか…。
本当は、彼女も宿で待たせたかったところなのだが…前回のこともあり、どうしても振り払えなかった。
なので、できるだけ危険のない探索を始めたわけだが…どうしてもノーガルトの効率が悪い。
まあ、室内に入ってしまえば、それも解消されるだろう。

シンシアの書いてくれたメモを見ながら、雑木林のほうに向かう。
身を隠しながら、少しだけ休憩をしようと。)

シンシア > 「ん…わかった」

中にはいるのではなく、休憩するという

彼と逆側も作り的に同じだったかもしれない
外側に目立ったものはなく
彼の後について雑木林に向かっていく

休憩というので肩にかけてきた小さめのリュックから
水筒をとりだし彼の分のコップにお水と2切れの卵とハムのサンドイッチの包みを彼に差し出して

ノーガルト > (別にあわてる必要はない。
探索に必要なのは、今期と集中力だ。
休めるときにはしっかりと休んで、集中力を切らさないようにしよう。

とはいえ、この神殿は朽ちてから相当長い時間が立っている。
町中なのでないとは思うが、盗賊団や人身売買の巣窟になっている可能性も否定できない。
ここは、やはり慎重にいかなければ…。)

「シンシア、窓からのぞいた限りで妙な連中とかはいなかったか?」

(ひとまず、情報交換から行こう。
ノーガルトは魔法的なものを探しながら外を歩いていた。
あくまで目的は魔剣、それ以外を探すつもりはなかった。

サンドイッチを受け取りながら、ノーガルトはシンシアにその旨を伝えた。
後はシンシアが見た情報を合わせて、メモを完成させようか。)

シンシア > 真剣モードの彼に手を引っ込めて、コップなど自分の膝の上
聞かれたことに…

「ぇ、あ…うん、こっちはだれも…」

ただ歴史ある神殿らしいけど、相当な古さがあるようで
崩れた石壁に石畳には苔が多く、そこに人の足跡らしい踏み込んだ様子もないこと

なにかを探索にロープや金具の新しい傷も見当たらず
朽ちて砂のようにサラサラした感じしかなかったことを話していく

自分の中の観察力がどれほどのものかわからないけど
彼に聞かれたことは、知る範囲で答えていって

ノーガルト > 「そうか……。」

(少しずつでいい、このヤルダバオートにはしばらく滞在するつもりでいる。
この辺りには朽ち果てた神殿も多く、調べるにはかなり時間がかかりそうだ。
だが、その分当たりかもしれない場所も多い。
ここならば見つかる可能性も、なくはないだろう…おそらく。

サンドイッチを頬張りながら、ノーガルトはシンシアの説明を聞いた。
真剣モードの時のノーガルトは、家の時とは打って変わって目つきが鋭くなる。
その赤い瞳は、まるで穴でもあけようかというほどにメモを睨みつけ、頭の中でメモの中にさらに追加で書き込んでいく。)

「よし、この窓から中に入ろう。…シンシアの情報が確かなら、ここからが一番安全そうだ。」

(ノーガルトは、シンシアがメモした場所の一角を指さした。
そこは、シンシアが人の出入りはないと感じた場所。)

シンシア > 頷き返事を返す
このような神殿、寺院も多く点在してるところというくらいの知識
初めてくる場所だけど、彼と行動するのなら不安などなく

真剣な顔つきを隣で見つめながら
この先の進路を考えてる姿、それからルートを決めた様子に

「わかった、後ろ、ついていくね」

指さした場所を一緒に眺めながら
水筒をリュックに片付け、両手をあける

ノーガルト > 「注意は怠るなよ、何かあったらすぐに大声を出すんだ。」

(とはいえ、朽ち果てた神殿の内部で何かあったとしてもすぐに追いつけるはずだ。
サンドイッチを腹の中に片付け、ノーガルトはゆっくりと立ち上がる。
剣を背負いなおし、軽く服をはたいて見せた。)

「ダイン、お前も魔力を感じたらすぐに教えてくれ。」
『承知した。』

(ダインにはいつもの指示を出す。
魔力というものを探知できない以上、この剣に頼らざるを得ないのは仕方のないことだろう。
ダインの索敵を当てにしつつ、ノーガルトは先ほどシンシアが調べてくれていた外周を戻り始める。

一か所、窓が開いている場所。
シンシアのメモをじっくりと見ながら、場所を何度も確認する。
どうやら、ここは勤めていた神父たちの居住区であったらしい。
埃塗れの窓の跡、それを先によじ登り部屋の中へと侵入する。
周囲の安全を確保してから、シンシアを手招きした。)

「いいか…絶対に俺から離れるなよ……?」

シンシア > 「ん、わかってる」

建物の中では剣を振り回すのは不向き、誰かとこういう動きをするのは自分も不慣れ
相手に合わせた動きを心がけ、なるべくその邪魔にならないように距離を適度にとりながら

家にいるときと空気の違う彼に、小さく微笑んで背中を見つめてる
指し示された場所につくと

窓から入ることに先に入る彼の合図をまって数歩の助走で飛び上がる
彼のような身長がなければ、自分にあるのは身軽さ

窓枠に手をかけて、反動で壁を足で蹴って体を持ち上げ
ふわっと建物のなかに飛び降りて

「うん、後ろいつから」

念押しのような彼の言葉に頷いて

ノーガルト > 「………。」

(忘れていた、そういえば彼女はとても身軽だった。
本当は手を差し伸べ、窓から引き揚げてやるつもりだったのだがあっさりと、自分の後ろに着地する彼女。

すこしだけ、そう。
ほんの少しだけ、肩透かしを食らってしまった気分になりつつも、何とか表情には出さなかった。)

「……ああ、頼む。添えと、シンシアももし俺が気付かないようなことがあったら、遠慮なく教えてくれ。」

(ノーガルトは、居住区のドアをゆっくりと開いた。
長年、そのままにされていたのだろう。立て付けが非常に悪くなっている。
ギギギ……と、軋んだ音を立てながらドアが開き…そしてバタン!と。
大きな音を立てて倒れてしまった。)

「……………相当古いな、この神殿。」
『間抜け。』

(ダインの、容赦のない静かな罵声が聞こえてくる…。
だが、だれもいないだろう神殿ではこの音でそこまで危険なことにはならなさそうだった。)

シンシア > 「…?」

どうしたのかと、彼の少しの間に気づくことなく立ち上がり、軽く上着を払って

「うん、わかった…」

着地したときにも土埃が足元に舞い上がる、乾いた床、屋根に漏れたとこがないということらしいし
人が入って動いていない場所ということでもあるようで

昼間で隙間からの明かりで室内は見れるほど
扉を開く彼の後ろにつきながら、取り出してるメモで
歩いてる順路を線だけで描いていく、足を止めるわけにいかないから
走り書きのようにしながら

ノーガルト > (神殿の中は埃っぽく、とても人が入っているということを認知できるような状態ではなかった。
時折、風が入っているのか埃が舞い上がり、少しせき込みそうになる。
外套で口を覆い隠しながら、ノーガルトはまず聖堂を目指した。

神を祭っている場所なら、必ずミサを行う大聖堂があるはずだ。
そこを見れば、どんな神を祭っていたのかをすぐに判別できる。
何しろ、そこには必ずと言っていいほど、神の銅像があるからだ。)

「……しかし、見るからに立派な神殿だな…。」

(いったい、何を祭っていたんだろうか…。
信仰者であるノーガルトは、どうしてもそこが気になってしまう。)

シンシア > 「…うん、綺麗なのはわかる」

宗教に詳しくないけど、遺跡などは好きだから、その作りや彫刻やらには興味がひかれる
後ろをゆっくりついていきながら、時々差し込んできた光と空気が動いたことで埃が舞い
光の筋のように室内に、いく線も差し込んでて

居住区もそんなに荒れてない、どのくらいの人がここに出入りして
どのくらいの長い年月前のことなのか
そんなこをと考えてた、彼とは少し違う見方で

ノーガルト > 「相当古い建物なんだろうな……、いったいどのくらい古いのかはわからんが。」

(あいにく、考古学者や歴史博士というものではない。
ただ、わかるのは相当古い時代の神殿だということだけだ。

埃が舞い、せき込みそうになる。
カバンの中から大きめの布を取り出し、シンシアに手渡す。
これで口をふさいで、誇りが肺に入らないようにしておけ、と。)

「埃が元で病気になることもある、これで塞いでおけ。」

(ノーガルトは、さっきから外套で口をふさいでいる。
シンシアにそれを手渡せば、次の扉をくぐった。

どうやら、ここは台所であったらしい。
すでに腐って、見るからに怪しいゲル状の何かがテーブルに乗っている。
黒い虫が、そのあたりを徘徊しているところから…どうやらあまり衛生状態はよろしくないらしい。

だが、さすがに悪臭というものは消え失せていた。
鼻を衝く嫌なにおいを感じることはなく、ノーガルトはその中に一歩踏み込む。
こういう、意外なところから手掛かりが見つかったりもするから。)

シンシア > 「ぁ、ありがと」

布を手渡されて受け取る、口元にあてながら
台所であっただろう場所に入る
匂いはないけど…なんだか汚いのはわかる

「…ここでも、なにかわかるの?」

台所で魔剣に関わるものが見つかるのかピンとこない
彼なら何かひらめくこともあるのかと
一緒に部屋に入り…周囲をキョロキョロと見回しながら

ノーガルト > (汚い…というよりも表現しようがないので、そうしておこう。
やはり食を扱う場所を放置すると、どうしても汚れてしまうものなのだろう。
黒い虫をよけながら、ノーガルトは少し奥まで見て回った。)

「…あまり、魔剣にかかわるようなものが見つかるような場所じゃないんだが……しいて言うなら、好奇心だな。」

(魔剣の情報は、見つかればいいナ程度にしか思っていない。
もちろんメインは魔剣の情報ではあるのだが…やはり昔の人間がどういう生活をしていたのか。
もはや知る由もなく、考古学者でもないノーガルトにそんな知恵があるわけではない。

だが、気になってしまうのだ。
どんなものを食べ、どんな言葉で話していたのかは。
好奇心は猫をも殺すというが…この男の場合、もしかしたら好奇心で死ねるなら本望と言い出しかねない。)

シンシア > 「…そうなんだ」

歴史に興味はあっても、虫は苦手だし汚いのも苦手…
好奇心という答えに、小さく笑いながら

「でもノル、ココで聞いた話は、誰かが保管してるんじゃなかったの?」

人の手にあるものだと思ってたから
遺跡で探してるのはどうしてだろうと

色の変色し黒いタオルとか
刃がかけてる包丁らしいものとかみながら

好奇心に動き回る彼の後ろをついていく

ノーガルト > 「……いや、俺も最初はそう思った。」

(さすがにここにあるものを触るのは気が引けるので、ただ目視しているだけだが、一通り見終えた。
もちろん、どんなものがあるのかなんてわかるはずもなく。

最初は、ノーガルトも祭られていると思っていた。
しかし、実際にこうして探索してみると…どうも勝手が違う。
まだ、答えを出すためにはピースが圧倒的に足りないので、シンシアの問いには『わからない』とだけしか答えられなくて。)

「……もう少し考えたいから、答えは保留ということにしてくれるか?」

(さて、次の場所に行こうかとシンシアの肩を押した。
さすがに、衛生面で最悪の場所に長居はしたいとは、さすがのノーガルトも思えなくて。

埃っぽくはあるが、この部屋よりかは幾分ましだった。
できれば夜までに、あらかたの探索を終わらせたいノーガルトは、足早に次の部屋へと向かう。)