2016/08/28 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート とある聖堂の地下」にアナスタシアさんが現れました。
アナスタシア > ――――今、一体何時頃であろう。

己の守る小さな聖域へ不躾な男たちが現れ、有無を云わさず連れ出されて、
此の、牢獄めいた堅固な石造りの部屋へ連れ込まれたのは、恐らく昼過ぎ辺り。

男たちは口々に、異端審問、だの、悪魔憑きの嫌疑、だの、不穏な台詞を
己に浴びせてきたが、今更そうした類の言葉だけで動揺する程、初心でも無く。

唯、窓のひとつも無い陰鬱に澱んだ空気、簡素な椅子に座した己の両手を、
背凭れへ後ろ手に拘束する、黒光りする金属の枷、そして何より、
何をするでも無く、されるでも無く、こうして待たされている時間が苦痛である。
いっそこの部屋に拷問具の類が揃えられ、物理的な責めを与えられる、とか、
そんな風に扱われる方がずっと、或る意味、分かり易くて良い、とさえ感じて。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート とある聖堂の地下」にボリスさんが現れました。