2016/06/22 のログ
■アリュース > 真夜中の地下売春施設にて。
開け放たれ、空になっている牢をよそに、
天使は虚空に腰掛け、
目の前に惨劇を笑いながら眺めていた。
「ん~~~~ 面白いですね~ にゅっふっふっ」
天使…の目の前では、淫魔に変貌した元修道女達が淫臭を振りまきつつ、
自らを捕らえ、辱めていた監守達を押し倒し、腰を振りたくっている。
少し人より美しい…あるいはスタイルがいいと言うだけで、
異端の罪を着せられ捕らえられてしまった修道女達の前に、
天使の姿をして現れたアリュースが、ちょっとした「導き」を施し、彼女達を魔族へと変異させてしまったのだ。
「いやはや、良いことをすると気持ちがいいですねえ にゅふ、にゅふふふっ」
これも一種の救いなのだろうか。
アリュースは満足気に目の前の痴態を眺めながら、
持ち主のいなくなったワインを優雅に飲んでいる…
■アリュース > 「ん~… それにしても~…」
タガが外れた元修道女達の乱れっぷりは、
天使…ではなく悪魔のアリュースも目を見張るものがあった。
駆けつけてくる僧兵が片っ端から装備を剥がれ、
精気を貪りつくされていくその姿は、
魔族の国の生粋のサキュバスに負けずとも劣らない。
「ふふふ… この国を丸ごと堕落させちゃうのも… とても、とても楽しそうですねぇ…♪」
アリュースの微笑みが、より妖しくなっていった。
ご案内:「地下売春施設」からアリュースさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にアリュースさんが現れました。
■アリュース > ヤルダバオートに潜伏しているアリュース。
宿泊している宿のラウンジにて、
お酒とつまみを片手に優雅なひと時を過ごしていた。
一応、彼女にはヤルダバオート全域を堕落させるといった目的があったはずなのだが…。
今の彼女は、物見遊山の観光客にしか見えないだろう。
■アリュース > 「ん~ 美味しいですねえ にゅふふっ」
酔いが回ってきたのか、すっかりほろ酔いの上機嫌。
頬を紅潮させてはいるが、底抜けの笑顔のせいで色気はあまり感じられない。
「さてさて、そろそろお仕事しないと~ にゅふふふ」
酔っ払いながらも鞄から紙とペンを取り出し、
何かを書き始める。
どうやらそれは「あの方」への活動報告書のようなものだ。
最も、内容の半分は観光レポートと化しているが。
後の半分を見られれば、彼女の正体は一瞬でバレてしまうだろう。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にラナルエリアさんが現れました。