2016/06/22 のログ
アリュース > 真夜中の地下売春施設にて。

開け放たれ、空になっている牢をよそに、
天使は虚空に腰掛け、
目の前に惨劇を笑いながら眺めていた。

「ん~~~~ 面白いですね~ にゅっふっふっ」

天使…の目の前では、淫魔に変貌した元修道女達が淫臭を振りまきつつ、
自らを捕らえ、辱めていた監守達を押し倒し、腰を振りたくっている。

少し人より美しい…あるいはスタイルがいいと言うだけで、
異端の罪を着せられ捕らえられてしまった修道女達の前に、
天使の姿をして現れたアリュースが、ちょっとした「導き」を施し、彼女達を魔族へと変異させてしまったのだ。

「いやはや、良いことをすると気持ちがいいですねえ にゅふ、にゅふふふっ」

これも一種の救いなのだろうか。
アリュースは満足気に目の前の痴態を眺めながら、
持ち主のいなくなったワインを優雅に飲んでいる…

アリュース > 「ん~… それにしても~…」

タガが外れた元修道女達の乱れっぷりは、
天使…ではなく悪魔のアリュースも目を見張るものがあった。

駆けつけてくる僧兵が片っ端から装備を剥がれ、
精気を貪りつくされていくその姿は、
魔族の国の生粋のサキュバスに負けずとも劣らない。

「ふふふ… この国を丸ごと堕落させちゃうのも… とても、とても楽しそうですねぇ…♪」

アリュースの微笑みが、より妖しくなっていった。

ご案内:「地下売春施設」からアリュースさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にアリュースさんが現れました。
アリュース > ヤルダバオートに潜伏しているアリュース。

宿泊している宿のラウンジにて、
お酒とつまみを片手に優雅なひと時を過ごしていた。

一応、彼女にはヤルダバオート全域を堕落させるといった目的があったはずなのだが…。
今の彼女は、物見遊山の観光客にしか見えないだろう。

アリュース > 「ん~ 美味しいですねえ にゅふふっ」

酔いが回ってきたのか、すっかりほろ酔いの上機嫌。
頬を紅潮させてはいるが、底抜けの笑顔のせいで色気はあまり感じられない。

「さてさて、そろそろお仕事しないと~ にゅふふふ」

酔っ払いながらも鞄から紙とペンを取り出し、
何かを書き始める。

どうやらそれは「あの方」への活動報告書のようなものだ。
最も、内容の半分は観光レポートと化しているが。

後の半分を見られれば、彼女の正体は一瞬でバレてしまうだろう。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」にラナルエリアさんが現れました。