2021/09/20 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシェティさんが現れました。
■シェティ > 夜の帳が落ちても尚、行き交う人波と活気が途絶える事の無い市場の中心部。
広場の一角に設けられた簡素なステージの上で、『それ』は繰り広げられて居た。
手足を鎖で繋がれた妙齢の美女を取り囲む複数の男女。
彼らの手が一斉に囚われの美女へと伸びてゆくと、
その指先で、或いは手にした道具で柔らかな肢体を責め立て弄んでゆく。
その度に、彼女は悩ましげな声と吐息を漏らしながら、不自由な身体をもどかしそうにくねらせて―――
「―――ぁっ………。」
今まさにステージ上で繰り広げられていたのは、見世物としての淫靡な行為。
その光景を、固唾を飲みながら食い入るように見つめる人だかりの中に紛れて、
何処か戸惑いの色を浮かべながら見守る黒いドレスにヴェールを纏った女が一人。
甘い喘ぎを漏らしながら、官能的に肢体をくねらせるステージ上の美女の容姿は、同性の女から見ても息を呑む程に美しく。
その所為か、目の前で繰り広げられるその光景は、本来ならば忌避すべき行為で或る筈だというのに。
―――如何してか、その視線を外す事が出来ずに居た。
■シェティ > 其処からどれ位、ステージ上で繰り広げられるその行為を見守り続けて居たろうか。
周囲から湧き上がる喝采に我に返った頃には、力無く項垂れながら乱れた呼吸を繰り返す件の美女が、
鎖から解放されたかと思うと二人組の男性に連れられてステージを降りて行く最中で。
「―――私……一体何を………。」
まるで夢でも見ていたかの様な感覚。
それでも少しずつ意識が明瞭になってくると、
ステージ上の進行役と思しき女性が次の見世物の参加者を募る声を後目にその場を立ち去ろうとするのだけれども。
不意に、進行役の女性の声が、自分の名前を指名した。
「―――えっ………?如何、して………?」
突然の出来事に湧き上がる様々な疑問を口にするよりも早く、
女の両脇を固めるように現れた二人組の男性によってステージ上へと連れられて。
「私、この様な事に参加するつもりなどは………。
厭……如何か、放してくださいましッ………。」
決して手荒さは感じさせないものの、行無を言わさぬ勢いでステージの中心部に立たされて、
其の侭慣れた手付きで嵌められた革のベルトによって両手を、両足を鎖に繋ぎ止められてゆく。
被っていたヴェールも剥ぎ取られると、ステージ下に集った人々の視線が自身へと集中しているのが見て取れて。
困惑と恐怖に表情を曇らせる中、進行役の女性の声は『責め手』としての参加者を募り始める。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にボルフライさんが現れました。
■ボルフライ > バフートでは珍しくもなんともない、他愛ない見世物のひとつ。
いつもであれば一瞥すらしないそんなステージに足を止めていた理由は、今まさにそのステージに連れ込まれ拘束されゆく女性…の前に嬲られていた妙齢の女性のほうに興味があったから。
もちろん今連れ込まれた女性のほうも面白い特徴があるようだが、それは手下どもにあてがってやろう。
「お前ら遊んでやれ」
ステージの上からだと一際目立つ大男が周囲の手下と思しき男たちに声を掛ける。
鼻息荒くニヤつく彼らは人間のみならず魔族やミレー、獣人に亜人とバラエティーに富んでいて。
そんな彼らが『俺たちが遊んでやるぜ』と、ぞろぞろとステージに上がり込んでは捕らえられた彼女を取り囲んでゆく。
観客たちからは『ゲーティアの連中かよ』『かわいそうになぁ』『あいつら相手じゃ口出しできねぇ』と。
下衆な笑いと共に憐れむような言葉すら聞こえてくるのだ。
■シェティ > やがてステージ上へと姿を現したのは、外見も種族も様々な複数の男性達。
観客達から上がる憐憫混じりの声に、進行役の女性も一瞬たじろいだような素振りを見せながらも、
見世物の幕開けを告げる言葉を残し、ステージの隅の方へと去って行く。
残されたのは鎖に繋がれた黒衣の女と、それを取り囲むステージ上の男性達。
傍らには、様々な責め具や媚薬といった小道具達が自由にお使いくださいとばかりに並べられていて。
「―――待って、ください………。
此れは、何かの間違いで……私は、この様な事は………。」
女がそう訴えかけようとも、観客や主催者の中にもその進行を止めようとする者の姿は最早誰も無く―――
■ボルフライ > 『なんだァ?そういうシチュがお好みかい?』
ここまで来ておいて何を言っているのか、そういったシチュエーションで興奮するタイプなのだろうと男たちは都合よく勘違いする。
ましてはそうですかと解放してくれるとでも思ったのか、そんなこと起こるはずもなかった。
『そんじゃあよ、こんだけ野郎が雁首揃えて、お客人もお待ちかねだ!
サクサクっとヤっていくぜ!』
そう言って口火を切った獣人の男数名が彼女の着衣に鋭い爪を伴った手を伸ばせば、容赦なくビリビリビリと衣服を破り割いて、着衣どころか下着もすべてまとめて破り捨て彼女を裸体にしてしまおう。
ケダモノしかいないこの空間で、小手先の愛撫やら焦らしなど期待している者などいはしない。
『さて、準備も整ったところで、この勘違い娘の本性をこちらのお薬で露わにしていこうじゃないか』
安いセリフ回しで男が手に取ったのは、生温かな透明ローションタイプの媚薬。
どこに塗り付けても飲ませても、たちどころに相手の肉欲を多いに刺激してくれることだろう。
それを遠慮なく、まずは乳房と下腹部という刺激しやすい部位にたっぷりと塗り付けていこう。
■シェティ > 「―――違います………その様な、事………。」
揶揄するような彼らの言葉に首を振って否定の句を紡ぐも、それが聞き入れられる筈も無く。
向けられた獣人達の鋭い爪にひっ……と引き攣った声を漏らして身体を強張らせていると、
ビリビリと悲鳴を上げて引き裂かれてゆく黒いドレスの下から雪白色の肌が姿を覗かせて。
「ァ………厭……厭、です………。触ら、ないで………んんっ。」
其処へ塗りたくられてゆく、生暖かく透明なローション状の液体。
露になった乳房や下肢が、ステージ上の明かりを受けてぬらりと淫靡に濡れ光る様を衆目に曝しながら。
―――白かったその肌がほんのりと熱を持ったように上気し、女の呼吸が乱れ始めるまでに、そう長い時間は掛からなかった。
■ボルフライ > 媚薬を用いられれば、身体は火照り思考は鈍る。
やがては本能のままに肉欲に身をゆだねることになる。
『もうトロけてきやがったなコイツ』
間もなく媚薬の効果が如実に表れてくれば、男たちの魔の手が続々と伸びてくる。
追加の媚薬を彼女の身体に塗り込ませていき、顔面までいやらしくべっとりと塗り付け、口の中まで指で押し込むようにし。
甘ったるい味を伴った媚薬はその粘性とは裏腹にするりと喉を通ってしまうだろう。
火照り始めた乳房も、今度は揉み解すようにして男たちのごつい掌が伸び、膨らみ始めた乳首をコリコリと摘まみ上げて強めの刺激を与えていく。
尻にも当然ローションが塗りたくられていき、その間の尻穴の中すら指でにゅるりと解すように媚薬まみれにして、腕も足もまんべんなくローションまみれにされていきながら、男たちの手が彼女の身体を弄んでいく。
だがそんな彼らは示し合わせたかのように、彼女の雌穴には未だ手を触れずにひたすらに疼きのみを与え、やがてそれは狂おしいほどの焦らしとなって彼女を襲うだろう。
■シェティ > 時間が経つにつれて、浸透する媚薬の熱は女の身体を火照らせ、熱に浮かされた様に冷静な思考を奪ってゆく。
其処へ追加するように媚薬を擦り込む彼らの手が肌の上を滑る度、もどかしそうに白い裸身をくねらせて。
「―――んっ………はぁ…ァ………。
厭……もう、放して……ふ、ぅっ………ん。」
その手足が自由を求めて暴れる度に、ジャラジャラと耳障りな鎖の音色を奏でながら。
終には咥内まで流し込み、後孔の内部にまで擦り込まれてゆく媚薬―――
それが女の肢体を満遍なく濡らす頃には、乱れた吐息に混じって甘く媚びたような声音を漏らし、
乳房を揉みしだかれ、尖り始めた頂を摘まみ上げられる度に悩ましそうに腰を揺らす女の姿が其処には在った。
「は、ァッ………ふ………。如何か………もぅ、御赦しを………。
これ以上は………本当に………ぁぁっ、ん………!」
言い掛けた瞬間、一人の指先がまた胸の頂を強く摘み上げるとビクッ――と白い背筋を反らし。
まるで焦らす様に誰の手にも触れられず放置された秘処は、まるで喘ぐかの様にヒクヒクと蠢き、
ステージ下の観客達が息を呑み、情欲に満ちた視線を投げ掛けて来る気配が厭でも伝わって来た。