2021/04/11 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にエルトラスさんが現れました。
■エルトラス > あぁぁあ。(甘ったるいようなスパイスの様な安物の興奮剤が混ざった媚薬の香の匂いが染み付いている部屋。眉を顰めて小さな落とし戸の窓を開けるが逆に、濃い動物性のフェロモンが混ざった媚薬の香りが流れ込んで来て反射的に木戸を閉じた)……げほ、クソ、この部屋安いと思ったら……(小さくむせながらそれだけは頑丈で立派な寝台に腰を下ろす)くそ、香料で誤魔化されてるがこの部屋にも滲んで来てるな……おい、お前ェ、大丈夫だろうな?(奴隷市場で購入してきた奴隷に一声掛けて唸る。魔法薬でもあり過激な材料が使われている媚薬は稀に強烈なアレルギーのような反応を起こす者が居る)…ここで使われてる薬作ってんのか(高い部屋には常備している香を作っている場所の裏がこの部屋なのだろう。部屋の料金が安い理由だ)ホラ、こっち来い。くたばる前に元取らねえと……(と奴隷の返事を待たず手招きして)
■エルトラス > …ったく(ブツブツ言いながら近寄ってきた奴隷を抱き寄せ、寝台に寝転がる。安宿故に落ち着いては無理なようだ、と悟り、どうしようかと考えながら戯れを続けて時を過ごした)
次の日の朝、奴隷が逃げ出しているのに気づいて寝台の上で呆然とすることになる
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からエルトラスさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にリーアンさんが現れました。
■リーアン > 過日、酷い目には遭ったが見逃せぬ情報も得た為、己は今日も此の街を訪れていた。
街の中央部、円形の広場に設えられた簡素な舞台と、其の前に群がる人々。
彼らから幾らか距離を取り、目深にフードを被った黒い外套の下から、
赤々と篝火に照らされた舞台上を注視する。
司会進行役らしき商人の口上に続いて、また一人、首輪と手枷を填められた売り物が舞台に連れ出される。
ミレーと思しき、銀色の髪と猫耳の少女。
半裸で引き立てて来られ、欲望にぎらついた視線に晒されて、
衆人環視の中、デモンストレーションと称して手酷い責めを受ける少女に、
同情、らしきものを抱かぬことも無いが―――――今は、其れよりも。
「……こんなに、人が居ては……誰が誰だか、分からないかしら」
探し人を、あるいは、其れに繋がる情報を。
其の断片だけでも何とか手にしようと、暗い色の眼差しが舞台を、
そして、其処に群がる人々の顔を、ゆっくりと窺う。
■リーアン > 「あ―――――――」
思わず、小さな声が洩れた。
人込みの向こうに、確かに覚えのある顔が垣間見えて、消えた。
後先考えずに走り出し、其の人影が消えた方へと向かう。
駆け込んで行った其の先は、果たして―――――――。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からリーアンさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセレナさんが現れました。
■セレナ > 悪名高い奴隷市場都市。
年若い少女が迂闊にひとりで歩いていては、『客』から『商品』へと一日で立場を変えかねない危ない所。
その危険な雰囲気をスリルとして味わいながら、欲望の熱気に満ちたざわめきを背景に奴隷市場の通りをゆっくりとした足取りで歩く。
この都市の主力商品は奴隷であり。その素材は一般的な人間に限らず、時には魔族やそれ以外の高位存在も取り扱う。そして、それらに使う調教器具や薬物も流通していて他よりも手に入りやすい。
「んー……」
通りでの路上調教などの風景から敢えて意識を逸らしながら、その手の人外へと通じる特殊な薬物を買い求めようと店を物色してはいたが、元からの流通量が少ないのか欲しいものが無い。
ここで買うと他よりも相場が安いのにと、残念そうに声を漏らしながら素材レベルで売っていないかとウィンドウショッピングのように露店や店先を覗きながら通りを歩く。