2020/05/02 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にヌルさんが現れました。
ヌル > 男女問わず、様々な意味を含んだ声が響き渡っている市場。大きな道を挟んで繋がれた衣服も無い
人間達が並び、商人たちは道行く者達を客としてしきりに呼んでいる。

「…………」

通りを往来する人間達に紛れて、黒いコートを来た男が静かに細く、長い鉄製の針を、竜革に包まれた
細く白い指先が滑らかに撫で、たまに通り過ぎる商品達を音も無く静かに良ければ商人に
凡そその場には似合わない、もしくは良く似合う。穏やかな笑顔で会釈を返し。
見渡せばどこまでも並ぶ商品達を眺めていた。

「大体は裏にいるから…こうして客としてくるのは初めてだね…」

指先は針を撫でながら商人たちの呼び込みを見ると、奥にはたまに知っている者の顔も一瞬見え
やはりどこか人懐こい表情であいさつ代わりに手を振って返した。
大体は彼らを殺すか、一緒に仕事をしている間柄。何度も通っていたとしてもこうして客の歩く道を
うろつくのは余りない事で、自分にも良い奴隷があてがわれる物なのだろうか、見つかるのだろうかと
血の匂いがする針をいじっているのだった。

ヌル > 誰もいるハズ無いのでそのまま帰っていった
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からヌルさんが去りました。