2019/09/30 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にヴィルアさんが現れました。
ヴィルア > 彼は、仕事を詰めたことでできた、少しばかりの貴重な自由な時間を、この都市に来ることに使っていた。
身分隠しの仮面を被り、奴隷市場で何かを探すように歩き続ける。

ここに来たのは、今回に限っては仕事ではない。
とある目的のために訪れたのだ。
一応は、その目的と共に良い奴隷が居れば買い上げるつもりでもあるが…

「―――…」

(王都にはあまり流れてこないもの…。ここであれば見つかるかもしれないが…)


本命は、拘束具、あるいは強烈な薬物。
自身を脅かすある存在に対抗するため、そういった物品を探し求めており。
あるいは、そう言ったものを使われた奴隷の話などが噂程度でもあれば、収集するつもりで。

傍らに護衛を相変わらず伴いつつ。
奴隷の叫び声や、その場で奴隷を試す音などを聞きながら。
注意深く、市場を歩いている。

ヴィルア > 歩いていた脚が、急に止まる。
目に入るのは普通の…ただ単に所有権を見せつけるだけの鎖や首輪程度。

(…そう上手く見つかるわけもなし、か。仕方がない。
もう少し歩いたら、戻るか…)

そうして、しばらく市場を練り歩いても、やはりそういった物品は見つからない。
当然ではあるが表には出にくいし…売る前に使われることも多いだろう。

一応、自分の目に留まる奴隷が居ないかどうか確かめつつ。
通りを端まで歩き切れば、一度戻り、馬車に乗って王都に帰ろうというつもりで。

ヴィルア > 結局目当てのものも、それを扱っている、などという情報もなく。
そのまま馬車に乗り、王都へと帰っていった

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からヴィルアさんが去りました。