2018/10/10 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート 裏路地」にジンライさんが現れました。
ジンライ > 真昼にも陽の差さない路地裏、ある娼館の裏口近く。
長身痩躯の旅人風の男と、娼館の持ち主らしい中肉中背の男が何やら話し込んでいる。

ジンライ > 「いや、だァらあの女でいんだって…そうあの、豚…じゃねえ、ふくよかなネーさん」
どうやら旅人風の男の方が、主に何か交渉事をしている

ジンライ > 「ええ?ンなたけえの?…嫌なら豚買って帰れって…そりゃァ豚で済むンならわざわざこんな遠出しねえよ…」
ジンライ > 「あーあー、わァったって…今持ち合わせねえからよー…いやだから本当の豚じゃ駄目なンだって…」
ジンライ > 「アンタだって、上がった先にホンモンの豚いたら怒るだろーが…
わーかったって…」
懐を探る様子。ため息交じりに取り出したものを相手に押し付ける。

ジンライ > 「…いや、引き取りは別で迎えを寄越すことになってンだ。…明後日くれェかな」
ジンライ > 店主らしき男が一度店の中に消える。程なく割符のようなものを持ってきて旅装の男に渡す。
手を振ってくるりと踵を返す男は振り返って
「…受取りに来るまで丁重に頼むぜ…」にやっと笑った顔に店主が凍り付く。それを面白がるように笑ってもう一度手を振って

ご案内:「奴隷市場都市バフート 裏路地」からジンライさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にチューベローズさんが現れました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からチューベローズさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にチューベローズさんが現れました。
チューベローズ > ぽくぽくと響く少女の靴音。
雑多な雰囲気の中、夜の闇を纏うような少女が喧騒の中を進む。
愉しい事と出会える期待感を胸に、穏やかな笑みを浮かべながら足を進める。

ある意味で店の中の商品になっていてもおかしくないような少女ではあるが、少女を見ても誰一人か細い少女を攫おう等と言うものがいない。

チューベローズ > 少女は雑踏の中友禅と足を進める。
人は異物でもある少女を避ける様に分かれていく。

「ふふ。素敵な方と出会えるといいのですが…。」

そう小さく呟きながら少女は時折両側に並ぶ奴隷市を眺めている。

チューベローズ > そして少女は夜の街に溶け込む様に姿を闇の中へと飲み込ませていく。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からチューベローズさんが去りました。