2018/07/12 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にネーヴェさんが現れました。
ネーヴェ > (一個人の、ではなく。一個の派閥、つまりは複数人の主を持つ娘。
当然というべきか、奴隷と、それを是とする制度に対し。良い主もいれば、そうでない主も居る。

…今日はきっと後者だろう。
この都市に、市場に、連れて来られる段階で。)

…此処、で。 って。 あぁも ぅ………

(大丈夫なのだろうか。
主を待たされているのは、とある店の中。
どこからともなく耳を擽る、売り者達の甘い声に。
落ち着かない、と辺りを見回せば…躾の為の。趣味の為の。
露骨な責め具やら何やらが目に入り。思わず、溜息。

先日の一件以来、主達の中でも、己の処遇が割れているのは、自覚している。
……色々と。試されている気がしないでもない。

未だ魔に染まっているのではないか。
何処かで主を裏切っているのではないか。
…その肉体は、忠誠を覚えているのか、と。)

ネーヴェ >    っ、 ぁ…

(正直を言えば。…肉については、娘自身、否定の出来ない所が有った。
こんな場所で、こんな声音を聞かされて、こんな光景を見せられていたら。
下腹が疼くような感触が在る…落ち着かない。苛立ちめいた物が残っている。

それは。使い道のない、使い方すら知らない、魔の力が。
蓄積された残滓なのだろう…が、娘自身は知る由もない。
唯々、己を狂わせる、惑わせる…隙あらば溺れさせようとする、毒めいてしか感じられない物。)

ぁぁ 嫌……だ。こんな の、いつまで――

(この煩悶も。密かに勘繰られ、監視されているのかもしれない。
それとも、何も知らぬ第三者からすれば。
熱に焦れ羞恥に戸惑う侍女、とでも勘違いされ、観察されるのか。
――どれも、嫌だ。思わず声になったそれを呑み込んで。)

ネーヴェ > (――やがて主の戻ってくる姿が見えれば。
思わず安堵の吐息を漏らす。

例え監視、観察…ともすれば、未だ保護監察下の身の上として。
試されていたのだとしても。
矢張り独りで居るのはロクな事がない。

取り敢えず、こうして今日、何も無かったのなら。
徐々に信用を取り戻せると思いたい。
――いずれ戻ってみせる。あの最前線へ。魔族と戦うその場所へ。
数え切れない程繰り返している、その決意と共に。
主を護り王都へと戻るのか。)

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からネーヴェさんが去りました。