2018/04/23 のログ
■チュチュ > カツン、カツン、カツン―――ほんの微か、石壁の向こうから足音が漏れ聞こえた。
それは少女のいる部屋の扉の前で止まり……ギギ、ギィィ、と重く軋んだ音と共に、扉が開かれた。
■チュチュ > 再び扉は閉じられ―――
その後少女は一時姿を消す。けれど数か月後
街の片隅にはまた少女の姿があった。
奴隷として売られたはずなのに―――しかし間違いなく
その姿はあの日消えた少女であった。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からチュチュさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート・外れ」にユエルさんが現れました。
■ユエル > (材料が足りない。作りたい薬があったのだけど、材料が足りない。けれど、自分の足で取りにいけるものではなく。かといってその辺の店で売ってるようなものでもなく。でも、もしかしたらここでなら。そんな思いではるばるバフートまで足を運んだ。
市場・・・それも奴隷市場、なんて訪れるのは初めてで、夜中だというのに飛び交う怒号や嬌声、活気のある人々の声が聞こえてくる。けれども・・・どちらかといえば奥手で人見知りな魔女としては、そういうのはちょっぴり苦手で。自然と避けるように人気の少ない方へ、静かな方へ、と足を運んでいった。人目を避けるということ。それつまり治安の悪い方へと自然と足を運んでいる、ということになるのだが・・・当の本人はそれに気づいた様子もなく、目深く帽子を被り、顔を隠すようにしながら店を出している人々の商品を見ていこうか。けれども、本人の目的の品々はなかなか売っておらず。)
・・・ここにもないのかな。そうなると、自分の手で取りに行くしか・・・、でも、 精液ください なんて、どんな顔して頼めば・・・!
(――ぽつぽつと独り言のように呟きながら勝手にほんのり顔を赤くしながら店を回っていく。 ・・・少女が欲していたのは精液、である。そう、紛うことなき男性が秘めるあの白濁したあの・・・精液、である。それもなるべく濃度が高く、魔力が詰まったもの、想いが篭ったもの・・・そういったものを欲していた。 ・・・1つ言っておくけれど、決してこの少女が痴女だとか、そういう訳ではない。・・・別にそういうのが嫌い、とかそういうつもりはないけれど、そういうのでは、ない。少女は・・・錬金術士、と呼ばれる魔術師である。知識を重ね、魔術を練り、様々な薬や道具を生み出す・・・そういった職業である。そして、少女が知る魔術、錬金術というのは性と密接な関係にあった。魔力がたっぷりと詰まった体液・・・それも精液やら愛液といったものは魔術、錬金術の材料として非常に有用なもので、こうして時折必要になっていた。今までは魔物のモノで事足りていたのだけれど、最近遂にはそれでは物足りなくなって、更に知能が高く、魔力の高いモノ・・・つまり、人型。人間やミレー、上位の魔族種と呼ばれるモノの精液を求めていた。)
も、もう少しだけ回ってみよ・・・。もしかしたら、淫魔とかのだったらあるかも・・・。
(そして、少女は再び歩き出す。もしかしたらどこかに売ってるかもしれない・・・そんな僅かな希望を求めて。)
ご案内:「奴隷市場都市バフート・外れ」にジュンさんが現れました。
■ジュン > 「違うな…こっちも何か違う」
市場に並ぶ道具や奴隷をと一瞥しては
あれも違うこれも違うと次から次へ視線をを移し次の店へ店へと歩いていく青年
そんな事を繰り返していれば気付けばかなり外れの方へと迷い込んできていた
「んーあーもうこんなとこまで来たか…今日は外れだったか?」
とお眼鏡にかなうものがな買ったのか今一度別の場所へと移動しようと
ただそれでも変わらず店に並ぶものを見るという注意力散漫な状態で
進行方向には何かを探している少女…貴女がいるようだが
このままでは軽くぶつかってしまうかもしれない
■ユエル > (少女の目線は前に向いておらず。その目が映すのは棚に陳列された商品のみである。それに加えて目深く被った魔女帽子が少女の視界を阻害する。で、あれば注意力など散漫になって当然であり、どん、と身体がぶつかったような感覚と共に少女はバランスを崩して)
きゃっ・・・!
(そんな声と共に少女は地面にころけてしまうだろう。目深く被っていた魔女帽子はその影響で顔全体を覆うように落ちてきて、ぶつかった彼からわかることと言えばその格好から魔女・・・つまり魔術を扱うものであるということ。その声や背格好から女性であるということ、といったところか。もし、彼が鋭ければもう少し情報を得られるかもしれないが・・・ぱっと見でわかるのはその程度か。)