2018/02/25 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「何か探し物かい、お嬢ちゃん」

物珍しそうにしている女に声を掛けたのは、仕事柄というだけでもない。
騎士の見回りというには服装が整っていない。非番の日にわざわざ見咎めることもない。
それでも、あまり見ない人間が界隈に流れ込むと探りを入れるのは職業病か。
……まあ、相手の見目次第では気にもしなかっただろうが。

シトリー > 「ん?」

見た目の悪くない奴隷のセリを眺めていれば背後から声をかけられ。
小首をかしげながら振り返れば背後に立っていた偉丈夫を見上げ。

「別に探し物ってわけじゃないよ、面白そうな街だから見て回ってるだけ」

相手の問いかけに対し、率直に答える。
元々の性格に、体質も合わさって特に警戒心は抱いていないものの、光のない淀んだ白濁色の瞳は相手にこちらの感情をつかむのを阻害するだろう。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「……ほお。ここは初めてかい? お嬢ちゃん一人で見回るには……なぁ」

感情の読めない瞳、じろじろと上から下まで見ては、値踏みするように。
白い足を指で無遠慮に撫で上げて。下半身に遠慮なく触れようとする。

「こんな格好じゃあ、すぐにそこいらの奴隷の仲間入りしちまうぞ。案内がいるんじゃないか?」

下卑た笑みを隠さずに、舌なめずりするように囁く。
相手が何様かというのを深く考えるのをやめて、自分の下半身とカンに従う。

シトリー > 「そうだね、昔はこんな街あってももう少し小規模だったし」

相手の無遠慮な目つきに対してもさほど警戒心を向けず、腰に手を当てて相手と正対し。
下半身を堂々となでる相手の動きと言葉に苦笑を浮かべ。

「人間の奴隷か……それも面白そうだね、今度試してみようかな」

首を軽く回して背後で今まさに売られていった奴隷を見ながらつぶやき。
体をなでる相手の手首にそっと手を添えて。

「別に案内お願いしてもいいけど、私が興味持てる場所、案内できるの?」

グスタフ > 「奴隷に興味ありとはな、狂ってるのか。捨て鉢なのか。
 今から試してみるのはどうだ?」

相手の態度に、遠慮はしなくてよさそうだと、そのままショートパンツを降ろして。
脅しをかけて、相手が嫌がる素振りを見せなければここで食うのもいいかと笑いながら。

「言うねえ……そんなセリフ言えないような状態になっちまうぜ。
 まあ、そいつもあんたの具合次第だと、言わせてもらおうか。股開きな」

シトリー > 「っと、いい場所に連れてってくれるんでしょ?」

大衆の面前で犯されることに今更抵抗感があるわけではないが、それではここに来た意味もなくなる。
性急な相手の手を制止し、手首をつかんで街の中心へと引っ張っていき。
うらやましそうな視線を向ける男どもの前から姿を消して。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からシトリーさんが去りました。
グスタフ > 「おいおい」

随分と積極的な相手に今度はこちらが苦笑いをする番だった。
手を引かれて消えていく。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にシトリーさんが現れました。
シトリー > 「ん~!昨日は楽しんじゃったなぁ」

奴隷商や行商人、買い物客が入り乱れる大通りの隅。
何かの搬入に使ったのであろう腰ほどもある大きな木箱の上に座ってぐっと背中を伸ばし。

「やっぱり人間の欲望むき出しなところ変わってないね」

木箱の上で足を組み、膝の上に立て肘をつき、何となく人通りを眺め。
ふと、人間がこれだけ発展しているということは魔族はどうなっているのだろうかと考えて。
ぼんやりと故郷の魔族のことを思い出そうとして、ほとんど思い出せずに頭を振って考えるのをやめ。

「そういや私、封印される前からこっちに入り浸ってたわ。そりゃ思い出せないか」

シトリー > 「ん~今日は思ったより人の動きが鈍いかな」

とんっと木箱の上から飛び降りてぐりっと肩を回して筋を伸ばし。
軽い足取りで街の中心部を目指して人込みに紛れて歩き出していく。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からシトリーさんが去りました。