2017/10/08 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にラキアさんが現れました。
ラキア > 剥き出しのひとの欲望というものには、きっと昼も夜もない。

毛色も年齢層もさまざまな奴隷たちが首輪をつけられ、時には手枷足枷も施されて、
檻の中でびくびくと、通りを行き交う人々の姿を見つめているなか。
他の奴隷たちより、ひときわ頑丈そうな黒い首輪をした少女は、
両手を後ろ手に革の手枷で括られ、妙に赤らんだ顔でぼんやりと、
賑わう街の様子を認識することもなく、ただ、瞳に映していた。

頑丈な檻の中に入れられていなくても、今の娘が自力で逃げ出すことはない。
つい先刻、お試し、と称した男が、娘の口でたっぷり射精していったからだ。
汚い欲望にまみれた精を無理矢理飲みこまされて、娘の意識は朦朧としている。
からだの奥はひどく熱くて――――白い貫頭衣の下、ささやかな膨らみの中心さえ、
健気につん、と尖って痛いくらい。

口淫ひとつで大人しくなるのか、と商人は笑っているけれど、
べつに、口を性器のように使われたショックでぼんやりしているわけではない。
ただ、――――発情しているから、ひととき、恐怖を忘れているだけなのだ。

ラキア > 嚥下した精が胃の腑で冷え始めれば、娘の頭も冷めてくる。

ほどなく、再び鬱陶しく啜り泣き始めるのだろうが、それはそれで、
売られている娘としては全く普通の反応であろう。

次に来る客が娘の口を、あるいはほかの部分を犯して汚さない限り、
じめじめとした嗚咽はまた、店先でひっそり響き続ける筈で―――。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からラキアさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にカイルさんが現れました。
カイル >  今宵、荷馬車を襲ったところどうやら奴隷商の荷馬車を襲ってしまったようで、手に持て余していた所、引き取ってくれる業者をようやく見つけた。

 ただ、相当に値切られたようで機嫌が悪い。眉間に皺を寄せながら歩いていれば、周りの人混みは自然と男を避けて人の海が綺麗に2つに分かれていく。

「クソ・・・。足元見やがってあの業者。」

手に持っていた酒瓶を傾ければ飲めば喉が焼けるようなその酒を水のように喉い流し込んでいく。

 普通なら業者ごと殺してしまうところだが、悪いうわさが立てば男を相手にする業者はいなくなる。いくら男の力でもどうしようもない経済の仕組み。

カイル > 「ったく、タラタラ歩きやがるし、疲れたとかいいやがるし随分と扱いが面倒だったな。途中で全員どこかに埋めてやろうと思ったぜ。」

常人が男のペースに合わせて移動できる訳もなく、ここに来るまでに約5日の期間を要した。それが原因で弱った奴隷が出て買い叩かれたという要素もある。

「まあ、そこそこの収入にはなったが、これだと別の仕事して稼いだ方が楽だったな。」

小さくため息をつけば革袋に詰まった金貨を緩く放り投げて弄ぶ。