2017/06/25 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセラさんが現れました。
■セラ > 魔族と人間の抗争があれば、敗北した側から捕虜が出る。
捕虜の末路がどうなるかは捕らえた側の胸先三寸だが、奴隷として売り飛ばされるのは珍しくなく。
「ふむ、こんなものか」
ここの奴隷市場で扱われている商品の多数は人間とはいえどこぞで抗争があったとなれば、魔族の奴隷も入荷される事もある。
そして、希少価値がつく奴隷は高値がつく。つまりは、懐が痛む。
買い取った同胞を奴隷商人のごとく出荷したさきは、わからぬように間をいくつか挟んではいるが最終的には解放されて自由の身。
良い事をしたなと気分はよくても、懐の残高を気にしつつ奴隷商の店を出て市場をうろつく。
奴隷の取り扱いの本場だけあって、調教道具の類も充実していて豊富な品揃え。消耗品なども割安販売と寂しくなった懐にも優しい。
路上での実演販売を目にして顔を赤らめるほどには初心ではないが、使ってみないかと声をかけられ周囲の注目を集めると気まずげにそそくさと、手近な店の中へと退避し。
これはこれでと、店内の調教用だか夜の生活用だかの薬や淫具の充実ぶりに陳列された品を興味深げに眺めて歩く。
人間の妄想と欲望の追求は凄いなと、調教済みスライムをローション販売とか思いもつかなかったとか感心したり。