2017/05/27 のログ
ウィルバー > この辺りからもう、商人の話も半分も頭に入らなかった。
感心は今から引き渡されるであろう彼女のことだ。
どうやら向こうもこちらを意識し始めたようで、視線が合う回数が多くなった。

「ご主人か。 主人が住むには狭い家なんだけどね。」
引き取ったはいいが、今の住まいは教職員用の寮である。
流石に奴隷を連れ込んだら問題が生じるかもしれない。
まずはホテルにでも泊まってその間に新しい家を用意しようか。
その時は彼女にはそれらしいことをしてもらおうか。

などと言ったことを考えていると、ついにお目当ての女性が、己の為だけの女性が目の前にやってきた。

「レフェーリアちゃんか。 僕の名前はウィルバー、これから宜しくね。 まずは、これでも羽織ってもらえるかい? 後でちゃんとした服も用意するからね。」
僕も頭を下げてから、ジャケットを脱いで手渡すことにした。 裸のままと言うのはお互いに不味い。

レフェーリア > 「飽きたらいつでもいらして下さい。上玉をご用意していますよ……」

ほくほく顔の商人が言葉を告げる中、新たな主人である相手の名前も告げられ、覚えた様に小さく頷く。
この場で直ぐに犯されたとしても、自由の身になっても全ては相手の気分次第であるのは暗黙の了解。
仮に自由が与えられたとしても調教された身ではまた直ぐに奴隷に後戻りする事も珍しくは無いのだけれど。
彼女は穏やかな目に熱を宿したまま、相手がどんな指示をするのかを待ち構えていて。

「…あ……ありがとうございます…」

名前を教えられた次には、着ていたジャケットを手渡されて少し驚いた様子を見せる。
しかし素直に応じてジャケットを羽織れば一応体は局所までぎりぎり隠れた。角度によっては見えるかもしれないが…
胸元では僅かに乳首に嵌まったリングが奇妙な浮き上がりを見せている。何か着けているとも簡単に分かってしまうだろうか。

ウィルバー > 「無茶言わねえでよ。 そんな金ねえって。」
思ったよりも足元を見られてしまった。 
引き攣った笑みを浮かべた僕は、目の前にいる彼女の方へと振り返る。
ここでの用はもう終わった。
あとは彼女と僕だけの時間だ。

「とりあえず、君をそのまま寮に連れて帰ると面倒なことになるから、暫くは手近なホテルに泊まってその間に
それらしい広さの家を用意するよ。 君は家事とかは得意かな? 庭とかある方が良い?」
ジャケットを羽織る彼女の腰に手を当て、市場の隅へと移動する。
人目につかない場所まで移動を終えてから、僕は彼女の胸元へ右手を伸ばした。

「えっと、あまりよく分かってないけど、君が着けてるこれは何か意味があるのかい?」
リングの浮き上がった個所に指を触れながら訪ねた。 

レフェーリア > 「えっと……家事は一通り出来ます…どんな家かは…お任せします……?」

矢継ぎ早に相手から繰り出される質問は奴隷とは違った扱いを求めている風に思えて、疑問の方が強まるばかり。
それでも何とか答えながら向かった先は誰も人気の無い、この場で事を起こすにも最適そうな場所だった。
やはり身体が目当てなのかと、想像だけで小さく身体を疼かせる。

「っぁ……最初は針だけだったんですけど、見栄えの為と……」

服越しに触れられると自然とジャケットの前をはだけさせ、相手の前に豊満な乳房、先端に嵌められたリングまで全てを晒し出す。
貫いている金属は乳首にぴったりと嵌まっているが、この場で外す事も出来るのだろう。
重たさと合わせて緩く刺激され続けている状態で、乳首は立ち上がった状態を保っている。
外してみればメッキであるかどうかも分かるかもしれないが、満更でも無さそうな顔で胸を彩る卑猥な装飾品を眺めている

ウィルバー > 「そりゃ凄い。 早速だけど家事全般はやってもらうよ。 お任せかあ、まあ財布の許す範囲で適当に買ってくるよ。
とりあえず今日から泊まる所はどこぞのホテルになるしね。 あ、僕はここにくる客層の中ではダントツに貧乏だからそこは我慢してね。」
買われたばかりの彼女の不安を拭ってあげる為にもっと他のことを言ってあげるべきだとの考えも浮かんだが、あえてそれはしなかった。
目の前の彼女はひどく魅力的で、壊すことはしないにしてもそのうち歪んだ感情をぶつけたくなる時が来るのは目に見えていたから。
とりあえず、血は飲ませてくれるだろうかと首筋に視線が向く。

「たまに居るよね。 そういうのが好きな人。 僕としてはどっちでもいいかな。 僕の奴隷として暮らしてくれるなら、
それほど不自由はさせないと思うよ。 ああ、でも所有者が誰か分かる為に首輪だけはつけてもらおうかな。」
所有者をはっきりさせるのは己の自己満足と、彼女を一人で行動させたときに身の安全を担保する為だ。
とはいえ、犯罪者が相手ではそれがどこまでの効力を発揮するかはわからないが。

「レフェーリアは、このリング好きかい? 好きなら似たようなデザインの首輪を買ってくるけど。」

レフェーリア > 「は、はい……」

懐事情を呆気なく話されると、吹っ掛けられてまで自分を買ってくれた相手が嬉しくも有り申し訳なくも感じた。
優しくも相手が魔族であるのは間違いないものであり、何を求めているのかはまだ完全には分かりはしないが。
奴隷と主人と言う間柄が出来てしまった以上、もう逃げられないというのはこの都市の外においても暗黙の了解であり常識だったか。

「……普通の首輪で構いません…お金が苦しいなら、服は無くても……」

相手の懐を察してか、首輪だけでも主人が居る奴隷であるのは認められるためと其処まで無理はしない様にという気遣い、
または彼女の嗜好からか下着も何も必要ないとの言葉を送りながら、自然に顔を赤らめている。
このまま奴隷として暮らせるならば、精気には困りはしないのだろう。それ以上の事すら受け入れられればと。
だが、相手だけでもしも満足出来なかったら、その時には……

「……あの、少し私について、話しても良いでしょうか…?」

ウィルバー > 当然のことではあるが、会ったばかりの主人に恐縮する彼女。
何せ、こちらの気分一つでどのような目に合うかわからないのだ。 逆の立場なら僕でも怖いだろう。
そして、己が魔族だと言うことが看破されているとはこの時点ではまだ気づいていなかった。

「君がそれを望むならそれでもいいけど。 う~ん、まあ首輪だけはつけておいてね。」
服を着たがらない様子に、唇を尖らせてしまった。 色んな人が居るのは分かるが、まだまだ分からないことだらけだ。

「そうだね、これからのこともあるからまずは君の方から聴かせてくれるかな。」

レフェーリア > 「はい……私は、治療師として働いていました……人の傷を癒せる魔法が使えるのですけど…他人からの精気を使わないとならないのです……」

これから自分は暫く胸のピアスと首輪のみで過ごしていかなければならないのはともかくとして、相手からの言葉に応じるまま自分自身を紹介する。
奴隷ですらなかった、身寄りが無い訳でもなかった。人の精気がどんな事をすれば得られるかとは、此処で奴隷として売られている彼女を見れば簡単に分かるかもしれない。

「ですから、精気を持っている人と魔族の違いは、分かります……貴方の事も…そして、此処では騒ぎも多いでしょうから、もしも良ければ」

自分の胸元に手を添えて、息を長く吸って吐く。壊れていないのは貴重でもあるが、奴隷と主人という身分を使われるとどうにもならない事。
魔族なのだろう相手を見ながら、決意と興味、若干の色はまだ残っていたが瞳は真っ直ぐに、

「この近辺で治療師として働く事を…私自身を買えた時には解放する事を認めてくれないでしょうか…それまではどうか、貴方の奴隷のままで……」

暗に他人と交わる可能性もあるにはるという言葉。断ればそれまでと認められた主人の前で、はっきりと言い切って。

ウィルバー > 「げ、治癒師なんだ。 僕には間違ってもかけたりしないでね。」
話しの途中にもかかわらず、割って入る。 不浄な魂は聖なる魔法が嫌いなのだ。

「なるほどね、だからあの中でも妙に落ち着いてたんだね。 よく分かったよ。」
彼女の説明を聴き終える。 おそらく今の僕は眉間に皺が出来ていることだろう。
ともすれば余計なおせっかいを焼いただけのようだ。

「こうも簡単に素性がばれるのも困りものだなあ。 一応、闇に紛れて暮らしてるつもりなんだけどな。」
この間あった娘に続いて二人目だ。 そろそろ対策を講じないと不味いかもしれない。

「まあ、僕もずっと君のそばにいるわけにもいかないしね。 いいよ、君の好きにやりなよ。
ただ、君が自分自身を僕から買い戻せるようになるまでは家の家事と、夜の相手と、血を飲ませてもらえるかな。
それさえ守ってくれるなら後は自由に振る舞ってくれて構わないよ。」
目の前がクラクラしていく感覚を覚えた。 せっかく買った彼女だが、どうやら己だけで楽しめるわけではないらしい。
元々一か所に縛り付けるつもりは無かったのだが、こうもはっきりと他人と交わると言われてしまうとは思いもしなかった。

レフェーリア > 「…ありがとうございます…。」

少々がっかりしている様だったが、快く受け入れてくれた相手の答えを聞いて嬉しそうに表情が明るくなった。
服すら拒否する様な奴隷と主人との立場とは思えない程の顔立ちに、改めて深く頭を下げる。
頭を引いて戻す時には豊満な乳房と先端のピアスが揺れ動く様子も見せ付けていて。

「……血、ですか…分かりました……買い戻すまではご主人様に従いますから…治療師としての仕事を行う時は、首輪も絶対に忘れません……」

今ではまだ奴隷の立場として、相手のお情けで治療師としての活動を認めてもらえた状態。気分を損ねてはならないとは分かっており、
血を求められても素直に応じる他無い。人間以上に精気を取り込まざるを得ない身体に流れる血が、どんな味がするのかは分からないが。
早速と相手の前で自分の髪を手で纏め、滑らかな首筋を差し出す。魔族であり血を求めたのならば、きっと相手はそうなのだろうと。

「……最初ですから…もしも良かったら、ご主人様の痕が残る様に。」

ウィルバー > 「まあ、なんだ。 短い間かもしれないが宜しくね。」
肩の力が抜けていくが、キラキラ光る相手の顔を見ているとそれ以上顔に出すことは控えた。
たわわなお山が揺れる程に礼を尽くしてくれる彼女に対し、こちらもそれなりの対応をしてあげようと。

「僕は他の人の血を吸うことで魔力を付けたり、耐性を付けてるんだよね。 だから色んな女性の血を吸っておく必要があるんだ。
そうだね、人に聴かれたら僕の奴隷だってはっきり言うんだよ。」
相手の足元を見ているような行為だが、せめてそれくらいのわがままは良いだろう。
彼女が傷一つない首筋を差し出す。 肌も綺麗だ。

「なら、遠慮なく頂くよ。 一応加減はするけど、あまりに痛かったり気分が悪くなりそうなら背中でも叩いて知らせてね。」
細い両肩を掴んでから、顔を近づける。 血を吸う前にと、彼女の頬を舌で摩り、ねっとりと頬から首筋へと降りていく。
せめてここくらいならいいだろうと、首筋の血管が浮き出ている所へと唇を付け、跡が残る位の口づけを何度か繰り返してからいよいよ牙を突き立てる。
口の中に流れていく血は喉を潤し、ここしばらく血にあり付けていなかった身体は身震いすることで喜びを伝えていた。

レフェーリア > 「はい…畏まりました、ウィルバー様……あっ……」

若干の自由が認められている奴隷というのは珍しくも無い。単に抱かれるだけではなく、体を使った仕事や商人の手伝いまで行っている奴隷もいるのだから。
少々歪んではいるものの、奴隷らしく素直な言葉で応じて、最初に頬に触れる舌の感触に小さく驚いた素振りを見せる。そのまま首筋にいっきにがぶりと、
ではなく愛でる様に唾液を塗りこまれ、舐め上げられた後に幾つも首筋に鬱血した中々消えない痕を残されてから――

「あぁぁっぐ…く……うぅ……っ」

首筋に牙が突き立ち食い破られる皮膚に痛み、そして首から吸い上げられる感覚。
どくどくと血潮が流れて相手の口内を満たし、人間としては癖が強く、そして濃厚な女性の血の味をたっぷりと伝え。
痛みよりも吸い上げられているという感覚、血が抜けていけば取り込んだ精気も合わせて相手に注がれていき、ふわふわとした浮遊感の中。
相手が満足するまで血を吸い上げられた後には、惚けた顔立ちのまま、身体を重ねる事を奴隷らしく求めるのだろう――

ウィルバー > 「ウィルバー様より、ご主人様の方が嬉しいかな。」
驚いた顔の彼女の顔を横目でみやり、お願いする。
仮の主従関係とは言え、その間だけでもおもいきり楽しむことにする。 何せこんな美人を好きに出来るのだ。
こんなチャンスはそうそう訪れない。

「レフェーリアちゃんは、痛いのも割と平気そうだね。 これからが楽しみだ。」
綺麗な女性の血を吸い、甘ったるい声を聴いていると体の中に眠る魔族の本性が目を覚ます。
双眸は金色に輝きだし、加減をしていた筈の牙は深々と彼女の首筋を貫き、彼女の血を求めていく。

そして、血を吸うことで昂ぶった己の一物。 奴隷らしく求めてくる彼女の身体を、時には主人らしく、時には飢えたケモノのように貪っていくことだろう。。。。

ご案内:「奴隷市場都市バフート/奴隷市」からウィルバーさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート/奴隷市」からレフェーリアさんが去りました。