2017/05/26 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート/奴隷市」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 少々迂闊だったのかもしれない。それとも、あまりに場所が悪過ぎたのだろうかと思っている間に、身体は他の奴隷ごと運ばれて――
辿り着いたのは奴隷市場。悪名名高き都市、バフートにて、他の修道女だった女性、ミレー族と並んで奴隷として扱われる事になっていた。
「っ…………」
他の奴隷達と同様に手枷によって動きを封じられて一糸纏わぬ姿であるのは変わりはしない。
しかしながら彼女にだけはその豊満な胸元の先端、両方の乳首に真新しい金輪が嵌められており、
僅かに動くだけでも小さく揺れて重たい肉付きと存在を主張していた。
都合よく誰か知人が出て来るのか、客を引く見世物として店主や獣の相手をさせられることになるのかと。
既に壊れているもの、恐怖と絶望を重ねた奴隷達の中で、
何処か不安げな中にも興味と色欲が混ざった目の色をしているのだとは、気付ける者には気付けるだろうか。
ご案内:「奴隷市場都市バフート/奴隷市」にウィルバーさんが現れました。
■ウィルバー > 相変わらずここは目に毒だ。
仕事でもなければ近づくことすらあまりしないことだろう。
市に並んでいるのは各地から合法非合法問わずありとあらゆる手段で集められてきたであろう奴隷達だ。
今日はその中でも主に慰安用に売買される見目麗しい美女や年若い少女たちが並べられていた。
女性たちの隣に居る商人たちはめいめいに己の「商品」の価値をアピールしている。
こうも綺麗な裸体が並ぶと、己が人ならざる者であることを嫌と言うほど実感させられる。
「う~ん、やっぱり俺も男なんだよね。 いやいや、そうは言っても高いしなあ。」
等と己の中で一人ごとを繰り返していると、ふと一人の女性に視界が向かう。
綺麗な体の女性たちの中でもひときわ目立つ豊かなボディライン、胸元を強調させる為か金色のリングが先端に嵌められていた。
そして、この女性だけは他の女性に比べて悲壮感のようなものがあまり感じられない。 それも興味をひかれた所であろうか。
「えっと、あの娘だけど、幾らだい?」
気付けば商人のもとへ詰めより、財布を取り出していた。
宮仕えでそれなりに金はあるとは言え、予想外の大出費である。
■レフェーリア > 奴隷の身として市場を出歩く奴隷以外の人を眺めていると、人間以外の魔族が随分と紛れている事にも気が付いて。
目にするだけでも身体の奥まった箇所が変に疼くのが分かり、自分を扱う奴隷商人の下へとまた新たな男が現れる。
人間ではない魔族。誰が買い取られるかと、露骨にアピールしている奴隷達の中、身体を小さく疼かせ毅然とした態度で待ち構えている。
「へへ、お目が高い。あれは拾い物でしてねえ…どれだけ調教されてるのかは運次第で……」
流れるままに奴隷になったのだろうと簡単に説明をしていると、此方の事を意味しているのだと気付いて何気無く視線を向ける。
壊れていない光を宿して、何処か火照った調子で相手を見据え、胸元のピアスは煌びやかに胸元で輝いている。
「……ですが胸のモノも込みになりますから、ちょっと値段はお高めですね」
気さくでいやらしい笑みを浮かべながら、揉み手する商人は本来の奴隷よりも高めの金額を提示する。
本当に買ってくれるならばと落ち着かない雰囲気で、既に股座も薄く濡れていて。
■ウィルバー > 度胸があるんだろうか。 己が買おうとしている奴隷だけは媚びるでもなく、恐れるでもなく。
「調教具合は別に言わなくていいよ。 今更処女じゃないとダメとか言うような年齢でもないしさ。」
商人から説明を受けている途中、目当ての女性から貼りつく様な視線を感じ、僕は右手だけを伸ばして小さく手を振っていた。
「出た、意味不明な高額理由。 君らってなんだっかんだわけのわからん理由を付けては良い値段言ってくるよね。 僕らも結構給料きついんだけど。」
相場を全く知らないわけではないが、ここで渋ったらすぐにでも他の男に買い取られそうな気がした。 そして、それは凄く嫌だった。
「ほら、これでいいんだろ? 早くこっちに渡してよ。」
口を尖らせながらも、言い値を支払っていた。
仕方がない。 彼女には貧乏な主人に買われたことを悔やみながら二人で侘しい食事でも過ごしてもらおう。
■レフェーリア > 「そうは言ってもこれが商売なんでしてねえ……」
にやにやと笑う商人の隣で毅然とした態度を取ったまま、そわそわとした風に相手の顔を見る事が多くなった。
胸元のピアスは、病気の類を持っているかもしれない流れの女を売るのにふっかける為の物。
貴族にしても誰であっても、売れればそれで構わないとの魂胆から。
「へへ……毎度。どうかお好きにお使い下さい……ほら、新しいご主人だぞ…」
金額を受け取った商人は頭を下げながら笑い、手枷を外してから彼女を相手の前まで呼びつける。
何も言わずに彼女は、自分を買い取ってくれた、新たな主人となった相手を前に深く頭を下げた。
「ありがとうございます……レフェーリア、です…」
相手を前に買われた女性は、まずは礼を、次には自分の名前を伝えて。