2017/05/04 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセラさんが現れました。
セラ > 油断していれば、気がついたら商品の奴隷として売りに出されている。
そんな風に治安がよろしくないと評判の都市のさらに治安がよろしく無さそうな裏通り。
だが、それだけに表よりも過激な品が売りに出されているのも珍しくなく。使えば対象が壊れかねないような強力なクスリ。淫紋が刻まれた希少種の奴隷。快楽を追求した改造の請負看板や各種調教器具の実演販売。

「ここら辺は、初めて来たが……目のやり場に困るな」

ここの過激な空気は初心な娘さんとかなら卒倒ものだろう。
表では手に入らない掘り出し物とかが手に入りそうだが、土地勘が無いのでどこを探せばいいかもわからず、きょろきょろと物珍し気にあたりを見渡し歩く。
土地勘が無いから道に迷って迷い込んだのではないし、帰り道はどっちだと探しているのでもない。
そう、自分はここに何かあればいいなと掘り出し物を探しに来たのだ。
いざとなれば、道が分からなくても魔法で帰れるし。

「いや、わたしは売り物ではないからな」

娼館か奴隷商のスカウトか。声をかけてきた男を冷たい視線であしらい。通りに並ぶ店の軒先に並べられてアピールされてる商品を興味深く眺め歩きながら、財布の中身をチェックしてそこそこのモノなら買えそうだと懐具合を確認する。