2017/04/04 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にレナーテさんが現れました。
レナーテ > ある程度の収入が入ると、普段は王都にある奴隷市場で奴隷を買い付けて、その商人の裏をひっそりと誰かが告発して奴隷商の儲けを奪っていく。
その結果の賜物なのか、王都で奴隷の入荷が少なくなると、一番の市場へと向かう必要が出てきた。
バフート、九頭竜山脈の集落にある馬車が唯一直通路を持たない場所。
今日は組合用の装甲馬車を使い、ミレー族以外の人物だけでここへとやってきた。
その中のひとりに、可愛らしい格好のわりに真面目そうな眼鏡と髪型をした少女が一人。
市場の外れにとめた馬車に寄りかかりながら、買い付けにいった仲間達の帰りを待つ。

(「少々心配が過ぎ…なくもないですね、この姿ですし」)

馬車に寄りかかったまま、力なく溜息を零す。
ベレー帽の下には折れた猫のような耳と、スカートの中には丸まった尻尾を隠している。
1/4だけミレー族の血が混じっているだけだが、特徴だけは濃く出ていた。
周囲は閑散としていて、時折馬車の発着があるぐらいか。
寄りかかったまま片足だけを浮かせると、退屈そうな表情で少しばかり頬を膨らませ、足元に転がる小石を軽く蹴る。
ころころと地面を弾み、すぐに勢いが消えていく。
暇そうにただそれだけを繰り返した。

レナーテ > そのまま仲間達の帰りを待ち続け、何事もなく一夜の出来事は過ぎ去る…。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からレナーテさんが去りました。