2017/01/26 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にフォルテロッテさんが現れました。
フォルテロッテ > バフート――

人々の醜い欲望が凝り固まってできたような地。
略奪、陵辱、詐欺… 良識のある人間ならまず耐えられないであろうこの地で、露出度の高いドレスを纏った女が一人、煌びやかな装飾のキセルをくゆらせながら、堂々と町の中央めがけて歩を進めていく。
普通の女性なら5分で身包み剝がされ二度と太陽を拝めなくされてしまいそうだが、彼女はそうではなかった。

理由は明白である。
その女は一目で強いとわかるからだ。
アマゾネスと見紛うほどの筋肉に覆われた肉体には、悪漢も手を出せず、指を咥えて眺めるばかり。
自慢の肉体美を惜しげもなく晒しながら、彼女…フォルテロッテは行きつけの店へと急ぐ。

「さて… 本日はどのような素敵な出会いが待っているのでしょう…♪」

期待に胸を膨らませ、バフートの悪道を物ともせず進む。
もはや押さえきれないほどの体の火照りを覚ますために…

フォルテロッテ > 「あら…」

ようやくたどり着いたお気に入りの店。
辺りの景色から浮いているほどのギラギラした装飾の施されている、悪趣味な店…。
こここそがフォルテロッテのお気に入り、だったのだが…

「あら…」

無常にも扉にかかっているのは「closed」の看板。
本日は何らかのトラブルがあり休業しているようだ…。

「残念ね… 徹底的に使わせてもらおうと思ってたのだけれど」
キセルを吸い…虚空目掛けて煙を吐く。

「まぁいいでしょう…。 刺激には事欠かせない街だし…」

踵を返し、奴隷市場から離れていく。
バフートの中で刺激を探すことにしたようで…

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からフォルテロッテさんが去りました。