2017/01/02 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセラさんが現れました。
■セラ > 新しい年を祝う賑わいで盛り上がるのはこの悪徳の都市でも一緒。
奴隷を競りにかけてる舞台を中心とした広場とその周縁を囲う屋台の群れ。
祭りの広場とも言えるが、違うのはこの都市らしく売られているのが奴隷と奴隷を調教し弄ぶための淫具や薬物の類がほとんどであること。
「やはり、祭りなだけあって掘り出し物があるな」
供もつれず、その身なりの良さから、周囲から獲物として狙うような視線を向けられても気にした様子もなく、ふらりふらりと賑わいの喧騒を愉しむようにふらりふらりとひとり歩き。
食品系屋台でジュースを買えば、屋台前のベンチに腰を下ろして喉を潤しつつ、手にした袋の中の戦利品をチェックし、相場より下で買えたと満足げに笑みを浮かべる。
チェックしている品が淫具だのでなければ、わりとのどかな光景。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > ここの賑やかさはいつも変わらない。雑多な屋台の連なる一画で見張りをしていた。
騎士の出で立ちをしているわけでもなく、騎士として諍いを諫めるために立っているわけでもない。
ただ、己の欲望を満たすために昨今はこの街を根城にしていた。
その瞳が射止めた先に居た少女に釘付けになった。
華奢で少女然とした姿とは似つかわしくないほどの艶を感じる。
一言でいえば、股間が疼く。その少女を犯したいと。
同時に脳裏では警鐘も鳴っていた。
しかし、気付けばその少女に近付き、
ドレスの胸元にそっと手を差し入れようとしていた。
力づくで、剥いて、犯せる相手か見定めきれないまま。
■セラ > 欲望の視線を向けられるのは慣れているし、自分の容姿が優れている事への証左と意識の外に置いて無視する事にも慣れている。
特にこの悪徳都市では、その手の視線が多く。ひとつふたつ増えたところで誤差の範疇でしかないが、その視線の主が人前でもあるにもかかわらずいきなり手出しをしてくるというのは、さすがに意表を突かれ。
「……む?」
欲望の視線の主が接近してくるところまでは感知していたが、まさかの行動に意表を突かれてするりとドレスの胸元に差し込まれた手に驚いたように瞬きをし。
そのまま、ゆっくりとその手の主の顔へと視線をあげていく。
ここで力尽くで無礼者と叩きのめすかどうかと思考は一瞬巡り。こちらの正体を知らずの蛮勇とはいえ、勇者は勇者。たまには、こういう趣向もありかと許容の方へと判断の天秤は傾き。
いきなりの痴漢行為に驚き硬直した風情を装い、無防備な隙を露骨に見せる。人ひとり消えて翌日には奴隷として売られていても不思議でないこの都市で、欲望に滾った相手に見せたその隙は大きく。
賑わいの場から、人影がひとつ消える事に。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からセラさんが去りました。