2016/08/23 のログ
■リーシャ > 「――ちょっと予想外すぎただけだし、この場でこれ以上やるのも不味かったし。
ただ、正直今のままだと心象最悪って感じだし、抱かれたくはないかなぁ」
フードを剥がせば、少女の顔があらわになる。
頭上の耳は魔法で隠されているため、人間の娘のように見えるだろう。
負けを認めた少女は、男の示す三択には嘆息しながら。
「ここの奴隷は勘弁だね。捕まったら色々ひどそうじゃん?
とはいえ、君に連れ去られて抱かれるのも、ステージでショーをするのも嫌だなぁ」
連れの貴族の帰りにも同道しなければいけないのだから、時間がかかりすぎるのも問題だ。
ならばどうするか――と少しだけ思案すると、やがて覚悟を決めた様子で。
「時間を決めてくれるなら、ステージの上でも君に連れ去られるのでも好きにしていいよ。
引き渡しはご免被るし、ボクにも仕事があるからね。それでいいかな?」
嘆息しながら、唇をなぞる触手を見る。
甘い液体を纏ったそれが、口の中にわずかに入って。
さすがにまだ咥えないよ?と言わんばかりの、挑戦的な視線を返した。
■ディン・タウロス > 「まぁ、普通は触手遣いが普通にいるなんて思わないだろうな。
でも、俺はさっき、お前の真後ろにいたからな。もし俺の呟き
を聞き取ってたら、ヒントくらいにはなってたと思うぜ?
ふふ、今のままだと心象最悪だとして、何をしたら良くなる
んだろうな?犯してやろうって言ってる訳だし…へぇ、可愛い
な、お前」
(フードを剥がし、少女の顔を確認して。愛らしい少女の顔
に嬉しそうにしながら少女の呟きを聞き、どれを選ぶのかを
待ちながら、少女の服の中へと触手を這わして身体を撫でて
肌へと媚薬粘液を塗っていこうとして。そして少女が覚悟を決
めた様子で後者二つの内のどちらかなら、と選んだのを聞けば
こちらも少し考え)
「時間を決める、か…どれくらいの時間、お前を味わえるか
分からないなら…ショーなんてしてる場合じゃないな。
それじゃあ、連れ去ってやるから俺にしっかりと掴まってろ
よ?」
(唇をなぞれば挑戦的な視線を返す少女に嬉しそうに笑い、
媚薬粘液を塗りつけるように何度も少女の唇へと塗りつけよ
うとして。そして少女がしっかりと自分に掴まれば、少女を
捕えるのとは反対側の手の先を触手に変えて遠くの木の枝ま
で一気に伸ばして絡み付かせて。ジャンプしながらそれを今
度は一気に縮ませて、遠くの木へと移動し、それを繰り返し
て都市外れの裏道へと少女を連れ込んでいこうとする)
■リーシャ > 「――流石に、この歓声と熱気の中で呟きを聞き逃すなってほうが無理だと思うけど。
さぁてね、ボクの心象は安くないからねぇ。このまま開放してくれれば上がるけど?
なんて言っても、するわけないよね。ボクならしないし」
とはいえ、凌辱者でも触手使いでもないのだから、実際にするわけではない。
かわいい女の子か男の子であれば別だが、それはまた違うお話だ。
服の中に入り込んでくる触手。バトルドレスは貫頭衣故に、入り込んまれたら無防備だ。
触手の先端に柔肌と麻布の感触を伝えながら、舌先で媚薬を舐めつつ。
「ん、大まかにという感じだけど、多分娼婦の一回分って感じかな。
――って、ちょ、ここからあまり離れすぎても不味いんだけど!?」
ぐいん、と強い力で引かれて、やってきたのは都市の郊外。
裏道は人気少なく、しかし色々な物で猥雑としていて。
そんな中に連れ込まれると、じぃ、と男を見ながら。
「へぇ、こっちの都合も考えてはくれるんだ。
それなら、ベッドがある場所のほうがよかったけれど……?」
青姦好きなの?とでも言いたげに首を傾げながら、男の次の動きを待つ。
■ディン・タウロス > 「確かに、言われてみればそれもそうだな?
流石にこのまま解放って訳にはな、解放して次に会ったら
問答無用で切りかかられそうだしな?
抱かせてくれって言ってもそのときは素直に抱かれてくれない
だろうし」
(それなら今すぐ抱いた方がいい、と笑いながら少女のなだらか
な身体を触手達で撫でまわして。舌先で舐める仕草を見せる少
女に嬉しげな笑みを浮かべながら、娼婦の一回分と言われると
眉をひそめて)
「それは少し短すぎるな、せめて俺がある程度満足するまで
はさせて貰いたいし。用心棒に引き渡されて一生ここで過ごす
ことを考えればまだまだ短い時間だろう?」
(触手を使い移動をしていき、離れすぎてもマズイと言うが
近くてももっと不味く。とにかく裏道まで連れ込み、都合と
ベッドには苦笑いを浮かべて)
「あのままあそこでしてたら、用心棒に捕まるし、表通りで
堂々と触手を使って犯すのもマズイだろうからな。
ベッドのある場所か…そこらの安宿のベッドで良ければ連れて
いくよ、お嬢様」
(何気に注文を付けてくる少女に悪戯っぽく笑い、そっと少女
の身体を自分の方に抱き寄せようとして。触手達を更に衣服の
中に潜り込ませ、麻の下着の中に手を入れて直に胸を撫でよう
とする)
■リーシャ > 「流石に、ここで素直に解放されたら水に流すよ?
結局何を失うわけでもないし。ま、抱かせてくれと言われたらお金くらいはせびるけどね」
冒険者兼娼婦の少女は、負けじと不敵に笑って見せる。
わずかに触手の動きが激しくなるのを感じながら、相手の不平には嘆息しつつ。
「こっちも仕事があるからさ。
うちの雇い主が奴隷といちゃこらした後で、それを王都まで連れて帰るんだ。
だから、雇い主の一回と重ねるなら娼婦の一回分が妥当って感じ。
代わりに、次会う時の一回分は、お代を負けてあげるけど?」
流石に時間の譲歩はできないよ、などと言いつつ、向かうのは安宿。
ここいらの安宿は大抵布団が乾く暇ないものだが、はてさて。
とはいえ、気を使ってくれるならば、それには素直に甘んじて。
胸元、小さな蕾を手繰られる感触に、ぴくっと震えながら。
「――それじゃ、宿についてからの一回は、時間さえ守ってくれるならハードでもいいよ。
それがボクからの最大の譲歩だけど、いいかな?」
捕まってるとはいえ言いたいことは言う。
それで引き渡されたらその時は、最悪用心棒をなで斬りにすればいい。
まともに昼間を歩けなくなるのは勘弁だなぁ、などとは思いつつも、何より大事なのは矜持。
少女として変わらず、筋を通す。それが少女の生き様だった。
■ディン・タウロス > 「なるほどな、結構、肝が据わってるんだな、お前。
ふふ、金を出してお前をたっぷりと味わえるんだったら幾ら
でも支払うさ。それだけ魅力的だしな、お前さん」
(不敵に笑う少女の肝の据わった様子に好感を覚えれば、少し
考え込むようにし。仕事の内容を聞けばなるほどそれで時間が
とこだわっているのかと理解をして)
「冒険者としての仕事か…俺も冒険者だからな、依頼の大切さ
と仕事に対する誠実さの大事さは良く分かるよ。
それなら、娼婦の一回分で手を打つことにしようか。
御代を負けてくれるってサービスもあることだし」
(時間の譲歩についてはこちらが譲ることにし、安宿へと向かい
ながらも少女のなだらかな胸を触手で撫で回し、先端を転がす
ように蠢かして。身体を震えさせる様子に嬉しそうにしながら
安宿へと入り、宿の主人に口止め料も含めて多目に支払い、二
階の部屋に入っていって)
「それじゃあ、時間は娼婦の一回分、時間は守るからハードな
コースで。俺からはコトが終わった後の身体の洗浄とお前を送
り届ける、でどうかな?洗浄はこういう感じになるけど」
(言いながらベッドを見れば濡れて嫌な臭いが漂っており。
それを顔をしかめながら見れば、触手を身体からぼとぼとと
何十匹と落として。ベッドに這わせればその汚れの原因を
全て舐めまわして吸い尽くさせ、使用前の綺麗な状態へと変え
ていく)
■リーシャ > 【続きます】
ご案内:「奴隷市場都市バフート/奴隷市場」からリーシャさんが去りました。
■ディン・タウロス > 【続きます】
ご案内:「奴隷市場都市バフート/奴隷市場」からディン・タウロスさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセリオンさんが現れました。
■セリオン > 風の一つ、物音の一つに至るまでが猥雑な街――
そんな環境下で、修道女の服を着て歩くというのは、また愉快なものである。
多くの、下卑た視線が向けられる。
きっと無力だろう。きっと物を知らぬ、神の道の為にこんなところへ来た馬鹿だろう。
そういう、侮蔑を込めた視線がたんまりと集まって来るのである。
そして実際、悪意を持った男が一人、女の前にやってきた。
この街は危ない、俺が助けてやるから外へ出よう。
そう言いながら、後ろ手に持った短剣を、いつ女の喉元へ突きつけて動きを縛ろうかと企んでいる男だが――
「いえ、結構です」
残虐の度合いは、女が上手。
腰のベルトから引き抜いたメイスを一閃――男の鼻は、頬骨よりも低く沈んだ。
「ああ――ここは、なんてすばらしい街なんでしょう」
倒れた男の喉元へ、踏みつけの追撃。踵で踏みにじりながら、女は空を仰いで微笑む。
■セリオン > 「悪徳の街、悪徳の街――なんて心地良い響き! 誰が善と悪を定めたのでしょう!」
平常ならば、ことを起こすまでは、周囲に隠れる知恵程度なら有る。
しかし今、この狂人は、街の熱気に当てられていた。
人間を一人、叩き壊したばかりだというのに、街は混乱をきたさない。
奴隷への凌辱も、人と金銭の交換も、街のシステムは不具合なく動作している。
女は、喉を踏み砕かれて死んだ男の懐から財布を引き抜く。
そこそこの金額が収まっていた――同じ手口で人を売って稼いだか。
修道女の服のまま、死体から財布を奪うという矛盾は、しかしこの街ではさしたる異常でもないのか。
それでも、10か20、視線は女へ集まっている。危険物と見たのか、敵と見たのかは知らぬが――
「さあ、皆さん。もっと、もっと本能と快楽に身を任せるのです!
殺人、強盗、凌辱、放火、簒奪、世に悪徳とされた行為が、必ずしも正義と矛盾するなど誰が決めたのでしょう?」
■セリオン > 「秩序とは何か? それは強者が弱者へ向けて押し付けたものです!」
狂人の舌には、愈々熱が籠る。
初め、その言葉に耳を傾けているのは、暇を持て余した者しか居なかった。
「古今東西、全ての社会において秩序とは、強者の都合の為に作り上げられたもの!
言い換えれば秩序とは、弱者の抵抗を赦さぬように、丁寧に組み上げられているのです。
ならばこの街は、弱者を奴隷として全ての権利を奪い、強者が欲しいままにするこの街は、完全な秩序の都と言えましょう!」
時折、顔を潰されて死んだ男を指差して、あれは何処の誰だ、どういう仲間がいると、指差し話す者がいる。
女の言う通りに、この街は一種の秩序がある。
その秩序は、暴力や金と言った、ネガティブな要素に支配された、退廃的なものであるが――死んだ男は、秩序の側の存在であるらしい。
「しかし!」
その骸を、再びメイスで打つ。
顔ばかりか頭蓋が潰れ、薄く路上に広がった。
「ならば、弱者の欲望は否定されるのか! 私はそれを好ましいとは思わない!
何故ならこの世界には、全ての人間の全ての欲望が、遍く広がってこそ最も美しいからです!」
そして――狂人は、道端の、この街では一般的な商店の、店主だろう男の顔を見た。
そこは、一人の店主が、檻を路上に置き、幾人かの奴隷を囲っているという形態を取っている。
奴隷は首輪を、鎖で檻に繋がれている。店主に金を払い鍵を買う。そういう仕組みだ。
「この街は、力が全てを赦す。ならば私はこうしましょう!」
女は、腰から斧を引き抜き、店主の頭を叩き割った。
■セリオン > 路上に倒れ伏す、商店の店主。
それから女は、奴隷達の枷の鎖を、一つずつ壊して行った。
初め、奴隷達は、自分の置かれた境遇を理解できずに居た。
だが――枷が無くなったこと。自分達を捕えていた男が死んだことを、段々と理解し始める。
「さあ、貴女達は自由です。なんでも、これから、好きなことをして良い。
走ることも、話すことも、何かを得ようと尽力することも、何かを受け入れることも――」
女は、まるで身に着けた衣服に似合った、聖女のような言葉を吐いた。
しかし、それだけだった。
拘束を解かれた奴隷達を、導こうともしない。衣服や武器を渡すでもない。
奴隷市場都市の中で、囚われの姿から鎖を失っただけで、庇護者も無く、権力も無く――
「どうしました。何をしても良いのですよ?
貴女達は自由だ。逃げても良いし、この街に住み付いても良い。戦って、全てを勝ち取ることも良いのです。
この街には何でもありますよ。異性も、同性も、見目麗しい肉体が好きなだけ。
ほら、立ちなさい。刃が無くとも拳がある、脚がある、歯がある。人の一人くらい、容易く殺せるでしょう
女は、奴隷達を助けない。
ただ、自分の力で全てに抗い、己の全ての欲を叶えろと説く。
無論――できる筈も無い。それが出来ぬ弱者だから、彼女達は奴隷なのだ。
やがて、この狂人が、奴隷達の庇護者ではないと気付いた、奴隷市場都市の通行人達は、解放された〝だけ〟の奴隷へと近づいて行く。
始まるのは、奪い合いか、それとも肩を並べ足並みを揃えての凌辱か。
何れにせよ、街の空に響くのは、奴隷達の悲鳴と嬌声、凌辱者達の笑い声。