2023/06/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にソアラさんが現れました。
ソアラ > 『メグメール(喜びヶ原)自然地帯/川原、昼、快晴』

メグメール自然地帯の森林地帯に存在するとある屋敷。
――…と、普段ならそうなるのだが、本日少年が歩くのは人をこれでもかと焼こうとする陽光が水面に反射して眩い上に、水気を巻き上げて涼しく感じるかもしれないが、暑さでじめじめ感すら覚える風が吹く川原である。

「此処に放り出されたのは何故?意味もなくは無いと思うけど、何故こんな時期に?こんなに暑いタイミングで?最中でも釣れと?」

頭上に『?』が幾つも浮かび、傾げる首も傾げすぎて圧し折れそうである。

常に顔は笑顔であり、この青空のように青瞳は感情が欠けた虚ろであるが、薄らと細めて笑顔を作るが、本日は無理、無理、無理、死した身であるが一時的な受肉を果たしているようで、暑さが、暑さが……暑いのだ。

笑顔を作るはずの頬が引き攣り、暑さで眉はへの字になるし、青い双眸は少しだいぶ結構泣きそうである、泣けるか自分でもしらないが。

照りつける日差し、川のせせらぎ、死者なので良く冷えた自分の身体、触れる者が幸運にもこの場にいるなら、さぞ心地よい空間だろう。

とんっ

と、流れる川の水面に一歩踏み込む。
不思議な事に水に触れられないのか、足先がひんやりと心地よい感触を味わえる事無く、まるで舞台に上がる踊り子のように水面の上に立ってしまう。

踊り子のように。
簡素すぎる衣服の袖が暑い風に揺れ、長い裾もまた風に揺れてひらひらと舞い揺れその度に青白い脚がちらりと白日の下に、晒される。

これが深夜ならまた幽霊っぽいのだろうけど、残念ながら真昼であり、月の代わりに元気に太陽があたりを照らしてくれている。

ソアラ > 外に放り出される時は大抵何か『する事』がある筈。
記憶が確かならば前回は雨が降る街道を歩かされた記憶が。
その時だって何か…何か『する事』が、あった…筈?
――若しかして本日のこれは『する事』はないのか。

くるくるくるくる

触れる事が叶わない涼しげな川の水面の上をつま先で立ちながら、その場でクルクルと身体を回転させながら思考を続ける。

こんな暑い日差しの中でいつまでもこんなところに居られるか!私は帰るぞ!ってなもので、ただ突っ立っていても暑いのは変わらず、なのでその場でクルクルと回転をしながら、衣服の袖を振り、裾を揺らし、水面の上で舞う。

自分で動く事で少しは風で舞い上がる川の水飛沫をその身に受けようと、暑い風でも全面に身体で受け止めようと、ひらひら、くるくる、少年は舞う――汗ひとつかかずに。

真昼のゴースト、歪んだ水の精霊、まあ何とでもいうが良い。

ソアラ > とぷんっ

水に重たいものが沈む音がする。

川面を舞う幽霊の姿は音が止んだときには其処になく。

残り香すらも暑い真昼の風が浚っていく。

残るのは川を流れる清涼なる水の音。

他にはもう何もない

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からソアラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 野営中」にベアさんが現れました。
ベア > メグメールの森と平原の境、野営地として使われてることが多い場所で焚火が燃えている。
そのそばには、白い毛の熊獣人…組み立て式の煮炊き台を焚火の上に組み立てて、其の上に鍋とポットを乗せ。
偶に鍋の中身をかき混ぜ、味見をして。

「こんなもんかね、腸詰使うとそこそこいい味になりやすね」

味は確定したのか、焚火傍の椅子代わりの枯れ木に腰を据えて煮えてくるのを待つ姿勢に。
腰の小袋から飴を一個取り出すと、それを口へ放り込んで、がりがりと噛んで飲み込んでいく。
それから水袋から水を飲んで、ふぅと一息ついて。

ベア > 煮えた鍋を台の端へとずらすと、その中にフォークを入れて。
先端に腸詰と芋のついたフォークを鍋から引き出して、そのまま口へ。

「ん…ん、ぐんぐ。
ほふ…おっし、いい感じと」

そのまま鍋の中へフォークを入れ、食材を口へ運んでを繰り返す。
具がなくなったころ合いを見計らって、近くにあったバックパックから小袋を取り出すと。
その中身を、具がほぼなくなった鍋へざらっと流し込んで、またフォークでかき混ぜていく。

ベア > 小袋の中身は、いわゆる乾飯で一度出汁で炊いた飯を乾燥させたもの。
それを簡単なポトフのように作った鍋の中身にいれてしめとして。
煮戻した乾飯を、鍋から食べていく。

「これも当たりと、うむうまいね」

それを食べつつ、ポットで沸いた湯で茶を淹れる。
木のコップに濃し器をのせ、その中に茶葉をそのままポットから湯を注いで、茶を煮出す。

ベア > 食事を終えると、水袋の水で鍋を洗って乾かすために木の枝にひっかけ焚火の傍に置く。
淹れた茶を飲みながら、バックパックから毛布を取りだして自分の体に巻き付けて。
そのまま目を瞑ると体を休め始める。

偶に薄目を開けると、焚火へ枯れ枝をくべて…そうして時間が過ぎていく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 野営中」からベアさんが去りました。