2022/12/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアシュベールさんが現れました。
アシュベール > 寒空の中、不自然に地面に突き刺さった丸太が数本。
そして、その前には足元に宝箱を置いた一人の少年。

普段と違い、こんな早い時間に起床し、人気の少ない自然地帯にいる理由。そう、それは―――。

「……さーって。メンテナンス、開始だーね……。」

―――売り物である魔道具のメンテナンスである。
冬場、どうやっても外に出る頻度が減り、結果使用頻度が下がってしまう魔道具。
品質をモットーとしている魔道具店として、もし不良品を渡してしまったら。……というお話。
流石にこれをバイトの少女に「使って!」なんて言えないし、だからって放置するわけにもいかない。
ので、明るい内に自分がどうこうしにきた。これが事の顛末。

アシュベール > 「えっとー……まずはー……製造日…………一昨年。」

開幕からやべーのが見つかった。地面に叩き付けると其処に魔法を発動させ、敵を捕える罠になる。
魔物に追われてる時に使用可能。魔力を通せば再利用可能な魔法爆弾。

とりあえず、ぽいっと遠くに投げてみた。

―――ぱりん。
――ぞろぞろぞろぞろぞろ。
オオオオオオオオオオオオ……。

クラーケンみたいな無数の漆黒の触手が十数本ぐらい、展開した魔法陣から生えだした。
うぞうぞうぞうぞ。明らかに想像より数が多い。ついでに冒とく的な動きをしている。

「…………わー。
 ……ん。これは、定期的に使わんとーね……。ほーいっと。」

獲物を探し、蠢く影触手。
其処に投げ入れたのは、鉄鉱石で作り上げたマネキン(一応服着せ)。これに対して罠がどう動くか。それを確かめる。
本来の"束縛"を行うようになれば調整終了。

―――ぽいっ。
―――――ぞろぞろぞろぞろぞろっ!
――しゅるるるるる。ギシィ……!
――――×××××××××××。

……遠くから見たら冒険者が大量の触手に絡め取られ、触手責めされてる光景が生まれた。誰か居たら思わず大丈夫か!?と駆け寄って二次災害が発生しそうな。

「………………ま、放置しとけばなんとかなるかー。
 さて、他の奴を調整ー……。」

と言っても、あくまでも疑似餌投下しただけ。数十分ぐらい放置扨せれば、本来の動きを思い出して落ち着くだろうと思いつつ。
物陰で他の道具のメンテナンス開始。――其処には目を向けずに。

アシュベール > ―――うぞうぞうぞ。
――…………。

音が止まった。それに気付き、ゆっくりと顔を起こす。
其処には、触手としてではなく敵を捕える罠として、敵の四肢を縛り上げる本来の罠としての動きを行っている道具の姿が。
濃い紫の如何にもなオーラを放っていた魔道具も、本来の淡い紫色の光を灯し、其処から展開した魔法陣も良い感じに稼働中。

「……よーし。やっぱり獲物相手に発散させるのは王道っとー……そろそろかー。」

そろそろ30分。稼働時間の限界。その瞬間、ふっ―――。と影の触手は消え、鉄鉱石のマネキンががしゃん!と地面に堕ちた。
色を失ったそれは電力がゼロの電池のようなもの。また売り出す時に自分が魔力を込めれば、充電を終えた新品として仕えるだろう。拾い上げて、近くの宝箱。もとい、ミミックの口の中へ。

「次はー……。」

その口の中をがさごそ。傍から見れば、宝箱を漁る謎の少年。―――なにせ道具が多い。

アシュベール > 「後はー……そーね。これ辺りも天日干し……かなー。」

―――取り出したるは冬物のコート。
作成したばかりで店内に置いているものじゃなく、去年の売れ残り。
一緒に取り出すのは鋼鉄製のハンガーとそれを干すための組み立て型ハンガーラック。手際よくそれを組み立て、シワを伸ばし、ハンガーを付けた冬物を吊るせば。

自然地帯とは思えない、平民地区とかでありそうな衣類セール!――的な絵面の完成である。

「店前だと、干すと盗まれる可能性があってこゆことできないからねー……しゃーないとはいえ。」

店の位置が貧民地区というのもあり、こういう事が出来ないのは矢張りネック。
魔力を帯びたコート。インナー。ズボン。様々なそれらが日差しを浴びつつ――揺れる様を眺め、満足げ。

何十個ものマジックアイテムのせいでかなり高い魔力がずももも。としているが、些事。

アシュベール > ――さて、後はこれがいい感じにふわもこを取り戻すまで、此処でゆっくりと昼寝でもしていこう。
さり気なく警備のスライムやマンドラゴラを配置して。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からアシュベールさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にシェライラさんが現れました。
シェライラ > 「ん~~、やっぱり森の中は最高ね~」

冬の昼下がり、私は木漏れ日が満ちる森の中で大きく体を伸ばす
元々住んでいたところに近いからか街の中よりもかなり落ち着いちゃう
ただ、人目を避けて森の奥まで来てしまったから魔物がそこそこ居て面倒くさいのがマイナスポイント
私が住んでいたところなら魔物除けの結界が張り巡らされているのに
そんなこともできないなんて、本当人間は森を大事にしないし下等ね!

「…はぁ、邪魔邪魔。もう寄ってこないで」

適当にかまいたちを指先から生み出して色んな魔物を切り刻んでいく
水の魔法で血などを洗い流せば、木にもたれかかって大あくびしちゃう
魔物さえ一通り片付けてしまえばもう後はのんびりだ

「むにゃ……♪」

気持ちいいし、お昼寝でも始めちゃおう

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にイグナスさんが現れました。
イグナス > クエストの帰り。近場のゴブリンのお片付けなんてだいぶお手軽な仕事なわけだが。
こなして、街への帰路だ。
歩いていけば、――おや、なにか、血なまぐさい。

どうせのついでと覗いてみれば、魔物の死屍累々。

「おぉ……?」

目を丸める。どこのだれのしたことかと、思わず惹かれるみたいに足を踏み入れていく。
視線を揺らせば。

「………、なんだ、おまえか、これ。」

お昼寝してる姿をみっけた。大男がかがみこんで、首をかしげながら問いかける。

シェライラ > すやすやと眠る寸前、何かが近づいてくる気配!
とは言っても、私に敵う奴なんてそうそういないし適当に防壁だけ張ってそのまま
安心する木に背中を預けてのーんびり

「んー?……Zzz……」

何か話しかけられたけど、せっかく周りを整えたのに、私のお昼寝を邪魔なんてさせない
ひらひら~って手を振ってし、し、ってする
まあ、私を讃えるなら目くらい開けてあげてもいいけどね!

イグナス > 声をかけたが、反応なし。…というか、しっしってされた。
むむ、なんて生意気な小娘なんだと顔をしかめる。

しかめた後に、じっと様子観察。

「ほう、ふむ。」

エロい、…というか、繁殖欲を煽る。交尾欲といっても、いい。
よしと手を伸ばした、…ばちんと防壁に当たる。

「お?…なんだなかなか強い。」

が、気にせず、力任せに破ってしまおう、と。
バキ、バキと防壁に力を込めて、彼女を讃えるどころかその守りを打ち破らんとする。

シェライラ > 「んー…っ、もう、何よ!私がせーーーっかく寝てるのに!!」

眠りに落ちようとしたけど、近づいてきた誰かはこともあろうに防壁を破ろうとしてきた
これは不敬!万死に値する!
…まあ、殺しはしないけどビビらせよう

きっ!と相手を睨みつける
ふーん、巨人みたいに図体がでかいわね。
まあでもでかい奴ほど総身に知恵が回りかね、なんて言葉があるし
話すより本能に危機を感じさせてやればいいでしょ

「ぶっとべ!邪魔するな!」

人間には到底できないであろう速度で魔力を編んでふつーなら十分相手を吹き飛ばせる風の爆発を起こす
殺すつもりは無いけど、頭打って後遺症ぐらいは覚悟してもらう!

イグナス > なかなか防壁が破れない、強い。おお、と驚いているのもつかの間。
凶悪といえる風の爆発。己を吹き飛ばす強さと力。
どん、と体が揺れた。

「う、お。おま、……下手すると死ぬぞこれ…ッ!?」

大男が喚いた。けれど実際に体は揺れただけで、飛びはしていない。
なんらかの魔力的要因ではない、単純な馬鹿力で、耐えた。
仰け反って、でも身体を戻して息を吐いた。
ああ、ったく。と首を振って。

「なにしてくれやがンだ、いきなり…ッ。」

こうなればこっちも、ムキだ。両手で防壁を抑えつけた。
これも力だ、単純なパワーでそれを打ち破らんとする。
体格を考慮しても異常といえる力で、負荷がかかっていって。

シェライラ > 「うるっさい!なによ、ジャイアントみたいな体して!
エルフ様に逆らっていいと思ってるの!?昼寝を邪魔する正当な理由があるなら、聞いてやらないこともないわよ!?
そのあとぶっ飛ばすけどね!!」

吹き飛ばなかった不埒モノの力でぎぎぎ、と防壁が歪む
この馬鹿力、無理矢理私の防壁を突破する気ね!
それほど、そう、それほど本気の防壁じゃないにしても中々やるじゃない

「なにしてくれる、は私のセリフよ!どっっか、いーきーなーさーいーよー!!」

腹立ってきた!
強そうな雄であることは確かだけどそれはそれ、これはこれ
私に歯向かったり邪魔するのは重罪!
土の魔法を使って、不埒者の足元を陥没させ、同時に今度も吹き飛ばすための風の砲弾!無様にコケるがいいわ!

イグナス > 「ジャイアントじゃねえ、ハーフジャイアントだ。
エルフ、エルフねえ、通りでこう、高飛車っつゥか生意気なワケだな、おい。」

昼寝を邪魔する理由?もうここまできたら、生意気だからとしか言いようがない。
もっともっと、力を込めて防壁を打ち崩してやる。
ほうらこれでどうだ、どーだ、と込める力を強くしていき。

「いーやーだーねー…ッ。だァれがどっか…うお…ッ!?」

足元が消えて、頭にすごいのが飛んできた。
陥没した地面にまともに足を踏み外して踏み込みながら――吹き飛ばすための風砲弾もクリーンヒット。
…だというのに、飛んでない。足元が不安定なくせに、膂力だけで、つまりやっぱり力業で砲弾と体をぶつけて、はじく。

「ッまたやりやがったな、コラ…ッ!?」

防壁、押さえつけるだけでだめなら、もう抱え込んで抱いて、砕いてやろうとする心算。

シェライラ > 「どっちでもいっしょよ!どっちにしても〇ねーーー!!」

一発でダメなら何発も
あらゆる角度から風の砲弾を撃ち込むけどこいつしぶとすぎ!!
もう、こうなったら本気で…

「ぎゃーーー!!何するのよ馬鹿!ヘンタイ!!離せ―――!!」

抱え込まれそうになった時、咄嗟に防壁を球状にして直接触れられないようにする
罅が入り始めるけど、その度に次々張りなおして何とか耐え…る!

「いいの!?私に触れたらあなたの内臓がはじけ飛ぶ呪いをかけたわよ!
今すぐ離してどっかいけーー!!」

勿論そんな陰湿な呪いは使えない
だから必死に耐えるけど、これどうしよう。
抱えられたボールみたいになってしまった

こうなったら、とトゲトゲの土槍を生み出してこいつの足をブッ刺しにいく
ちょっとでも怯めば逃げれる!

イグナス > 「ああ、こうなりゃァ、意地だナめんなよコラ…ぁああっ!!」

こっちもだいぶ本気になってきた。抱きかかえこもうとする、が。
張りなおされた防壁に防がれた。知ったことか。
もっとだ、まだまだあきらめる気はないぞと力を籠めなおす。
ばき、ばき、びきと力任せ、次々にひびをいれてやらんと。

「あァ!?内臓がはじけるぐらいでなンだ、やってみりゃいいだろーが!!」

勿論ぐらいでは済まないが。ごんごん、ごんっ。痛そうな音がして風の砲弾が撃ち込まれる。
効いてないんじゃなくて、全部耐えている。
トゲトゲの土槍については――ばきん。刺さらず、はじいた。とんでもなく硬い。
素の硬さか、何らかのスキルか。とにかく硬く、ちょっぴり血はにじんでるが、それでどうにかできるレベルではない様子だ。

おら、――ッて気合を入れなおして、防壁をころしにかかる。

シェライラ > 「なにがお前をそこまでさせる!愚か!やはり愚か!!」

もうなりふり構わず下手したら死ぬ勢いの石や風の刃をどんどんぶつける
倒れろ倒れろ――!!とぶつけていくけど、ぜんっぜん効いてはなさそうで

「このっ、何、何の用なの!
この私の攻撃を耐えたからにはちょっとぐらい話を聞いてやってもいいわよ
だから防壁割るのやめーなーさーいーーー!!、ひぃっ」

仕方ないから折れてやる
そう、張りなおしても間に合わない速度で防壁が割られていることに怯えたわけじゃない。断じて
攻撃は止めて、防壁の中で腕を組んで譲歩してやる!

イグナス > 「ハ!?愚か!?なにを、ぐおっ!」

ごん、どすっ。頭の上から降り注ぐ石やら風の刃。
効いてる、いちおう効いてはいるんだが、倒れない。お相撲さんもかくやという勢いで、倒れることは決してない。
代わりに痛そうに、う、とか、ぐおっとか呻いてはいるが。

「ぐっは、…いや、まて。――ぐっ、わ、わかった、わかった。
 確かに不毛だなこれ。」

いったん力を緩める。ふう、と息を整えた。なんとか、攻撃もやんだし。
問われるならば、まあ、こたえよう。

「いや、……エロい身体してるから、ヤりたいなあ、って。」

自分でもびっくりするくらい正直に答えた。これじゃあ何を思われても、攻撃再開されても仕方ない。
…また攻撃されたら即座に、ばきばきに防壁割ってやろうって準備は忘れないが。

シェライラ > 「ようやくわかったみたいね!
何よ、人が寝てるところにいきなり防壁割りに来て。攻撃するの当り前じゃない
さっさと離しなさい!私も襲われなきゃ攻撃なんてしないわよ」

そう、悪いのはこいつ
私という尊い存在の昼寝を邪魔するなんて本当だったら許してない
まあでも反省?はしてるようだから攻撃は止めるけど…

「は、はぁ―――っ?、ヤ、ヤりたい?えーーっと…
ヒト的に言うなら、まぐわいたかったってこと?それでいきなり防壁割ろうとしたの!?」

理由を聞いてあきれる。どうしよう、やっぱり愚か者だったかもしれない
それだけの理由で、あれだけ攻撃を受けても向かってきたなんて
ただそれも仕方ない事かな!

「ま、まあ?私みたいな美の化身がこーんなシチュエーションで寝てたら、下等な種族が魅了されるのも仕方ないけどね
と・く・べ・つ、に見るだけなら許してあげてもいーわよ?ほらほらー♪」

そうか、私が尊すぎるからダメだったのね。それはこのジャイアント…ハーフジャイアント、にも悪い事したわ
しなを作ってセクシーポーズでもしてお詫びしてあげよう

イグナス > こんなところで防壁張って昼寝してるほうも大概だろうが、って言葉は飲み込んでおく。たぶんまた殴り合い。
当然に当たり前に、反省とかはしてないが。

「ヒト的にいうなら。なンだ、悪ィか。いい女見かけたら犯したくなンのもしょーがないだろうが。」

この大男はお男で、だいぶズレた返答。わかってていってるたぐいだが。
――とはいえ正直なのは正直そう、尤も、そのあとの反応もそうだが。

「…体も顔もいいのに、頭ン中はちょっと残念なンなあ、おまえ。」

やれやれってせくしーぽーずにちょっとあきれた風に、ついで、ふ、とちょっとあわれむ風に笑って答える。
なんか毒気が抜かれた。防壁つかむ腕を解いて、どかり、と横に座り込んだ。

「まァ、お前の言うことも最もだな。悪かった、おれァ、イグナス。
さっきもチラといったが、ハーフジャイアント…半巨人ッてやつだ。」

シェライラ > 「ふーーん。森以外のところじゃ、せーよくばっかりな奴が多いって言うのは本当なのね」

自分のことは棚にあげておく
なんならさっきは少し強引に奪われることも期待もしてしまってたし
こほん、と咳払いして落ち着こうとしたけど、馬鹿にされて一気に発火する

「な、な!誰が残念!?
いうに事欠いて、エルフの私を!?…ふん、まあ理解できないんでしょうね!」

とは言っても不毛なのはもうわかってる
よくよく見ればダメージは入ってるみたいだけど、私も攻撃されなければ攻撃しない、と言ったし
相手の失言くらい笑って見過ごすのが度量というもの!

「最初からそう言ってればいいのよ、まったく
シェライラ・ロットローフィール。エルフよ。
よろしくしたくはないけど、記憶に残っちゃったから覚えておいてあげるわ、イグナス」

あれだけ迫られたら忘れろという方が無理。
だから仕方なく記憶にとどめつつ、腰に手を当てて…見下ろせない。
でかすぎるわね、この男。

「で、もう眠気も覚めちゃったんだけど。代わりに何か面白いことしなさいよ」

イグナス > 「ふーん、やっぱエルフはあンま性欲ねェのな。
 そんないい身体も、いい顔もしてンのにもったいねえな。」

どうやら、ちょっと馬鹿にしたくらいでは攻撃はもうこないらしい。
かか、と笑って、理解できない、ということにしておこう。
横に座り込んで、名前を覚える。ふむ、と咀嚼するようにうなずいて。

「シェライラ、な。エルフのシェライラ。覚えた、覚えた。
 ……で、おれになにさせようってンだ、お前は。」

おれがしたいんじゃなくて、どっちかっていうと襲いたいんだが。
そういうことばはいったん飲み込むが、ふむ、と面白いことはなにか、考える。
身体を起こして、彼女に迫る。両腕を防壁に触れさせた。今度は壊す様子はない。
けれど代わりに、面白いことしてやるから防壁とけ、と伝えて。

シェライラ > 「さ、さーね。どうかしら
…面白いことならなんでもいいわよ。私の昼寝よりすっきりすることじゃないと怒るけどね」

寝込みを襲われたのだし、これくらいのわがままはとーーぜんでしょ
腕組みして待っていると、何やら考え込んだイグナスが面白いことをしてくれるという

「…別にいいけど、何よ。言っておくけど次攻撃なんてしたら木の養分にしてやるからね」

改心したらしい男が防壁を解けという
まあ別にそれくらいなら寛大な私は許してあげる
何重にも貼られた防壁を解いて腕組みしつつ、さて、何をしてくれるんだろー。楽しみ。

イグナス > 「よし。」

もうこれでよしという感じだ。
さんざん頑張って耐え防壁を一瞬で解いた、完全にちょろい。
なんだかなアという気持ちやら、防壁ないなら攻撃も防げないのに、なんて思考は捨てつつ。

「それじゃァ、いただきます。」

にんまり、ちょっと…いや、だいぶわるい笑みをした。
腕組みした彼女の肩を両側から挟み込んで逃げれないようにしつつ、
そのまんま、唇を奪おうと顔を近づけた。
力も強いが、動きもはやい。じゅ、ぷ、って音を立てて、エルフの唇を吸ってしまおうとして。

シェライラ > 「で、何よ。さっさとしなさい」

なんだか妙な表情をしているイグナス
どうせ反省したんだからさっさと一発芸でもなんでもすればいいのに

「?、いったい何を、…んっ、!?、んっ!んっ~~~っ!!」

こいつ、何を…
いきなり肩をすごい力で掴まれて、文句を言おうとした唇が塞がれる
防壁を張る暇もなく何かが吸われていく
キモチワルイけど体がゾクゾクする

ただ、これは攻撃じゃない、なんて体が疼いて
ぽか、ぽか。殴ることしかできない

イグナス > 思ったより頭が緩い、と言葉にしたらまたおこりそう。
怒りそうだからだまって、唇を奪った。

「ん、……ぁ。はー………」

多分くちびる離したらすっごい怒られるから、離さない。
体をつかんで、続いて抱く。大きな腕で抱いて、唇を食む
荒々しく乱暴で一方的で、そのくせひたすら求めるような口づけだ。

しばらく息と、水音と、ぽかぽか。なぐる音だけがひびいて。

「ぷ、…は。……んー、…やっぱ、うまいな。」

なんて感想。あとはもう一方的に、服をつかんで、脱がせようとする。
抵抗したらまた、くちびる奪って黙らせるつもりで。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からイグナスさんが去りました。
シェライラ > 【移動】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からシェライラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエファさんが現れました。
エファ > 自然地帯にある小高い丘。
草原になって見晴らしのいいそこは昼間は草食動物の餌場でもあるが、夜ともなると、時折風が通り抜けるだけで、動く影を見ることは殆ど無い。
今宵はそこに、ぽつねんと黒い影。
それは毛布にぐるぐるにくるまった女で、白い顔を上げ、先から一心に眼鏡の奥から夜空を見上げている。

「――――……」
(こんなにたくさん!……)

普段、王城の天文台から見上げるものより数段暗く見える夜空は、星で埋め尽くされているように感じる。
高いお金を払って、護衛を雇って連れてきてもらった甲斐はあった。
その護衛自身は、今少し離れた木立の合間に設営したテントで休んでいる筈だ。道中、路慣れない女を護衛するのに相当疲れが溜まっていたのだろう。夜の観察は近場ですることでもあるし、独りで大丈夫だというのをすんなり受け入れてくれた。

冷えてきた指を毛布の下でこすりあわせてから、女は視線を夜空と手元に行ったり来たりさせながら、持ってきたノートに書き付け始める。
時折聞こえるのはフクロウの声と風が揺らす葉擦れの音くらい。
女が無心になるのに、然程はかからない。

エファ > 何度星空を見上げて、白い吐息を零したろうか。
持っているペンが冷たくなって、ペンごと毛布の中に手を暫くひっこめて、脚の間に挟んだりもして暖めてはいたけれど、全身冷えて来ると流石に指の動きもままならなくなってきた。

(…いちど、戻って焚火に当たってこよう)

確か、湯が沸かせるようにもしていてくれたはず。
暖かい飲み物を水筒に詰めて出直そうと、毛布の下でノートを持ち直して立ち上がる。

女はしばらくためらったが、毛布を思い切って身体から落とすとその場に目印のように置いて
ノートを脇に抱えてテントの方へ走り出した。

果たして今宵の内に、満足のいく観察にし終えることができたかどうか――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエファさんが去りました。