2022/11/10 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「~♪」
──夜。
とある森の奥の、ちょっとした広場になった場所で、ピーヒョロロとヘタクソな口笛を奏でつつ
焚き火をしている金髪の男が一人。
パチパチと音を立てる焚き火の側には、串を通された魚が2、3匹立てられ炙られていて。
その焼き上がりを待ちながら、頬杖突いて暇そうな目で燃え盛る焚き火をボケーッと眺めている。
「本当は肉が良かったのだが……ちょうどいい獲物が居なかった以上は仕方がないという顔になる」
口笛の合間にポツリ、そんな事を独りごちる。
何が出てくるか判ったものではない森の奥にあって、男は緊張感の欠片も纏っていない。
焚き火だの口笛だの焼き魚だの、自分の存在を周囲に露骨にアピールしている状態にも関わらずである。
むしろなんか面白いモンの一つでも飛び出して来たりせんかなぁ、と雑に期待してすらいたりもする。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にヴェルニールさんが現れました。
■ヴェルニール > 闇色の帳が辺りを覆い、静寂な空気の流れる森。
近くに水場はあるものの、それなりに開けた場所では人の気配も捉えやすく。
ともすれば、逆に相手からも分かりやすいという事だが。
――そも、夜中に森で口笛など吹いているあたり、少なくとも隠密ではなさそうな先客の姿に軽く小首を傾けつつ。
ぱちぱちと火の爆ぜる燈火へと、茂みを踏みながら足を向ける。
特に足音も気配も殺さぬまま、手近な木陰に佇めば、彼からは逆光になって旅装の外套のシルエットばかりが浮かび上がるかも知れない。
「おや、野営にしては随分と楽しんでいらっしゃるご様子ですが…
まるで夜魔でもお待ちのようで。」
ひとり気儘な夜更けのバーベキューなのか。
或いは獲物でも期待しながら仕掛けているのならば、それはそれで一興、とでも思ったのか声を掛けてみる。