2022/09/11 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にレイリエさんが現れました。
■レイリエ > 虫の声と、夜風に合わせて揺れる木々の葉擦れの音に混じって、夜の森に響いたのは積もった枝葉を踏む足音ひとつ。
月の明かりがあるとはいえ薄暗い夜闇の中に浮かぶランタンの明かりを片手に、
ゆっくりとした足取りで進むのは灰色の外套に身を包んだ一人の人影。
手にした明かりを掲げながら、何かを探す様に視線を巡らせながら、
一歩、また一歩と進めてゆくその足はやがて、ぐちゃり、とぬかるんだ土を踏みしめて。
「―――………?」
思い掛けないその感触を訝しむ様に、目深に被っていた外套のフードを上げて耳を澄まし、周囲を見回してゆく。
ランタンの明かりにぼんやりと浮かび上がるその容貌は、金の髪と長い耳を持ったエルフの女のもので。
すん、と微かに鼻を鳴らして空気を吸い込めば、鼻腔を擽る纏わり付く様な甘い匂いにその眉を顰めてゆく。
「―――何………ですか、この香りは………。」
■ミメシス > 腐った果実をぐちゃぐちゃに掻き混ぜたかの如くに甘い香りは、次第に木々の香りや地面の匂いを覆い上書きし、周囲に広がり続けていくの獲物の熱を感じ、匂いを嗅ぎ取り、声を聞きとり、そして闇を照らすランタンの灯りに興奮した魔物所為であった。
――大樹が亀裂や傷口から滲ませる樹液に混じる程度に滴っていた粘液も辺りに広がる香りが濃密になるにつれて、樹液を覆うほどに量を増し、数分も掛からぬ内に大樹の一部は木々の葉の隙間から射しこむ月明かりにヌラヌラと不気味にてかりを帯びるほどにすらなる。
それがランタンの灯りとなればより一層不気味な輝きが露となるだろう、当然地面も同様に不気味な輝きが。
そして……ミメシスも魔物も躊躇なく久々の獲物に飛び掛るだろう、エルフの女の丁度真後ろに当たる大樹から弾力に富んだ身体を一度縮ませると、その反動を使ってその背中に向けて、押して圧して潰し、ぬかるみに近しい地面に押し倒さんと。
跳ねればなるぐちゃりとした音。
幾筋も樹の皮と魔物との間に粘液の糸が引く。
動きは激しくもそこまでの速さは伴わない。
魔物はこうして不意を打たねば獲物を獲られない程度の力しかないのだから。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からミメシスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からレイリエさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 温雨の森」にスピサさんが現れました。
■スピサ > 時折物語の中にありそうな 雨の森 の一種
森の木々自体が水を貯え、霧雨状の生ぬるい水を上から撒布するようにして土や葉に湿り気を与えている枯れない森
毛並みを持つ者は住みにくく、殻や鱗を持つ者には良い環境と言える場所
そう言った木々の根本は十分に水を蓄えているせいか、霧雨の影響は薄い。
枝の一部を曲げて丸くすることができれば、拠り水の撒布の影響を受けないシェルターが作りやすいだろう。
時には岩場の陰でも使用しやすいかもしれない。
そういった霧雨の撒布を防ぐ場所を設けては、焚火を施し、焚火の傍でまだ湿っている丸太を幾つも積んで乾かす傍ら。
森の中には動植物の他、殻や鱗を持つ魔物が住みやすい
濡れっぱなしでも平気な、体の図太い種類も同じくだ。
そう言った者達を一定で刈り取った後のスピサ
種族性のステータスや身に着けている武具で十分に対応できているのだろう。
シェルターとして使用しているテント
雨避けと丸太の積み上げ 焚火の傍
余計な内臓や血肉は焼いて処理してしまうか、土に埋める。
こうすることでネズミや虫、獣類を近寄る機会を減らし、剥いだ革を検分している。
「…、…。」
バイザー型の眼帯を外している単眼
大きな眼で、革を見る際は避けている個所や穴の開いている個所がないか
それの再確認や革としての良し悪しのふるい分け。
縄張り争いや傷持ちの皮は使い物にならないせいか 傍に重ねている
鹿を丸のみにできそうな類の丸太サイズの広がった皮は重ねられているものと
そうでないものが別れている。
水に対して腐食しづらく、火に多少強い革。
時には上位種と思われるものも時折混じるせいか
雨の森の生物の皮は一定の需要があった。
パキッ ぱちんっ となる焚火の傍で、穴がないかを火に充てて覗き見る眼
それはジッっと妥協を許さない視線。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 温雨の森」からスピサさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にコルボさんが現れました。
■コルボ > 夏の暑さが和らいできた頃、秋へ装いが変わりつつある自然地帯の中を
男は一人歩いていく。
木の幹についた獣が縄張りを示すマーキングや、獣道に残る足跡やフン、食べ残しを確認していく。
秋を越えた先、冬ごもりに備えた動物や魔物の行動に変化がないか調査し、例年にない危険の兆候を探っていて。
スカウト向けの地味だがギルドの依頼方針に係る仕事にあたっていた男が、眉をひそめて大きく溜息を吐く。
「……猪の類が増えてきてんな」
木の根を食い荒らした形跡が多い状況、加えてかじり取った歯型の大きさに目を細めて。
「当面こっちのほうは駆け出しに依頼出させないほうがいいな」
ただの猪ではなく、何らかの要因を以て魔物化した個体がいる。
そう判断して。
猪突猛進、などといっても実際の猪は急旋回もこなす機動力に富んだ筋肉の塊。
加えて雑食。
想定外の乱入に対応できない駆け出しが文字通り餌食に、という結末を思い浮かべて。
「……ルート調べて罠仕掛けないとだなこりゃ」
特異個体の討伐まで算段にいれながらため息一つ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にソラムさんが現れました。
■ソラム > 夏の暑さが駆けていった後の秋真っ只中、自然地帯に獣の咆哮が大気を震わせる。
その正体は猪のような姿を持った魔物らしきもの。体長は3メートルほどなのだが、その猪らしき魔物を上から押さえつけているのは、3つの指と爪を持つ巨大な翼脚。
翼脚の元を辿っていくと、その主は体長15メートルほどの銀鱗を持つ大きな龍だった。二本の捻れた角と真紅の瞳が特徴の龍は魔物が息絶えたのを確認すると翼脚で押さえつけるのをやめて、魔物の亡骸を放置したまま森の中へと消えていく。
そしてしばらくすると――――――、
「...さて、調査対象がいたのは大きかったなぁ」
龍が消えていった森のほうから少女が一人現れる。
150センチ程度の身長に群青色のロングコート、さらに背中へ背負った身の丈ほどあるバスターソード。そして腰につけたエストックとホルスター一式。
先程の龍の正体こそこの少女なのだが、(少女的には)誰もいなかったことが功を奏した。
そうして仕留めた魔物の亡骸へ歩み寄ると、懐から取り出した黒いファイルを手頃な岩の上へと置き、解体用ナイフ片手に魔物の解体を始める。
■コルボ > 「うぇ、マジかよ近くにいんの、か、ぉ、おう……」
突如響き渡る獣の咆哮。それが威嚇や縄張りの主張ともどこか違う違和感を感じた刹那、
巨大な竜、明らかに咆哮の主ではない上位存在の出現を見るや、
それが断末魔に近いそれなのだと気付く。
その影が森に消えていく様を追い、わずかな血の匂いをかぎ取れば、身を潜めて近づいていく。が、
討伐対象になろうものなら特記戦力級の英雄達に召集をかけることさえいとわない
巨大な、神々しささえ感じられる竜が出現した地点で、それを意に介さないように猪を解体しているのは、
見覚えのある、というか大分具合がよくて【息子】がお世話になった少女の姿。
(……あー、そういうことか。)
装備に違和感、というよりまあいるにはいる、という盛った構成に合点が行く。
「おーい。久しぶりー。覚えてるか―?」
以前無銘遺跡で媚薬スライム漬けになったところを犯した男が、何食わぬ顔で片手をひらひらさせてやってくる。
■ソラム > 「...っ!誰―――――って、貴方ですか...」
声をかけられた所で左腰に収まるエストックの柄を掴みかけたが、声の正体を見るとため息を吐きながら柄から手を離す。
その主は、以前遺跡でスライムトラップに引っかかり媚薬漬けになっていたときに容赦なく犯してきた男だ。
首を刎ねたい気持ちもあったが、遺跡で犯されたときの気持ちよさ故に殺すことは辞めにした。
「...何か用ですか?」
男から背を向け、再び魔物の解体作業へと戻りつつ、背後にいるであろう男へ問いかける。
■コルボ > 「なんだよつれないな。遺跡で介抱してやったってのに。」
媚薬スライムのトラップにかかった後、犯したプロセスを省けば、
言われてみれば【トラップにかかって動けなくなったところを介抱して外まで運んだ】とも言えなくもない。
そんな屁理屈めいた口調で肩をすくめて見せて。
「何か用ってか、お前さんがこれから解体しようって猪の討伐要請をギルドにだそうと思ってたからな。
手間が省けたんで挨拶、と、お前さん見てて疑問が色々浮かんだからな」
手近な岩に腰かけて貴女を見ながら、周囲に人の気配がないことを確認して。
「竜だってこと隠してんなら、姿消した後に人と出くわしたら『森の中ですごい竜に出くわした!』みたいな辻褄合わせしたほうがいいぜ?
あんな綺麗で目を奪われるような姿の竜、普通の人間なら話題にするし他に見たやついないか聞いて回るもんだよ」
■ソラム > 「...そう、見られてましたか」
少女にとって、確実に盲点だった。まさか、よりにもよってこの男に目撃されてしまうとは。
今すぐにでもこの男の存在を消すべき?いやそれをしても不信感を持たれやすい...。
「...他言無用でお願いします。でなければ―――貴方を消します」
そんな考えを巡らせつつ、わざと右手を龍化させたときと同じように銀鱗で覆わせつつ鋭い爪先を男へと向けながらそう告げる。これである程度の釘が刺せればいいのだが...。
■コルボ > 「他言無用は当たり前だろ? お前さんみたいな神話級が国内で普通に出歩いてるなんて明るみになってみろ。
狩る奴から崇める奴から押し寄せてきて治安がめちゃくちゃになるわ。」
逆に脅迫してくる、ことはなく、返してきたのはまっとうな人の世の理屈で。
「俺を消しても別にいいさ。それで気が済むならな。
ただ、あんま浮世離れしてるといずればれるぞ。
人ってな、お前さんが思ってるほど利口でもないし、陰に潜んでる奴ほど目ざとく見てるもんだからな……。」
頭を掻きつつ
「一度ヤッた縁が出来てるからな。イイ女がそんな好きに動けなくなるなんて面白くないからそういう話をしてる、程度に聞いといてくれや」
■ソラム > 「む、それはそうですが......」
男からの言葉にムッとしながら答える。狩る奴というのはよくわかる、だが崇める奴?私を崇める人などいるのだろうか...。
「...折角いい言葉だったのに、最後の言葉で台無しになりましね」
解体し切ると、一息吐きつつ男へそう言う。本当にいい言葉だったのに...残念なものだ。
■コルボ > 「多分お前、ってお前って言い続けてるのもあれだな……。
俺はコルボ。こうやって会話続いてんだし、名前ぐらい教えてくれてもいいんじゃないか?」
自分のペースで話しながら、そういえば名前を聞いてなかったなと、そもそも最初の出会いが出会いだけに
逃した機会を持ち込んで。
「そうか? 結構体で繋がってる奴は多いからな。
シェンヤンの狐狸精とか、北方のギガースとか、南海でスキュラともよろしくやってたよ。
体の相性って意外と大事だぜ?」
先ほど貴女の頭に浮かんだ快楽の残滓を見据えるように笑いながら、
立てた人差し指に青い炎を灯す。
それは国内の魔導士が使う魔力ではなく、東方の妖魅や導師が使う霊力で紡ぐ炎。
いわゆる鬼火。
児戯にも等しいサイズだが、それでも王国の人間が使うには特異なもの、
それを指南するだけの縁があり、正体を知ってしまった貴女へ、代わりに隠している関係性を明らかにして公平性を紡ぐように。
■ソラム > 「...はぁ、ソラムです。貴方の推察通り、九頭龍山脈の奥地に住む龍です」
男――――コルボのペースに持ち込まれたことはひとまず置いときつつ、息を一つ吐いて名を名乗り、自己紹介を済ませる。
コルボが目撃しているのなら、もう隠す行為も意味がない。ここは素直に話しておこう。
「その火は...確か東方の方で使われている魔術...いや、魔力がないから妖術...というものでしたか」
コルボの人差し指の指先に灯った青い炎に目を向ける。右の額から伸びた3つの角から魔力的反応が無いため、東方の方の術であると断定する。
だが本で見ただけであり、実物を見るのは初めてだった。
■コルボ > 「……あの山脈、まあいるだろうとは思ってたけど、本当に龍もいる、てか、人が入れない領域にはソラムみたいな竜がいるのか。」
人が九頭竜と呼称するのは尾根をそう表現してのこと、だが、名に意味が宿るのか、それとも
知らず過去の人々は知っていたのかそこに住む竜の存在に感心したように。
「そうそう。人間の導師が使うなら道術だけど、俺は狐狸精から学んだから妖術分類だな。
攻撃には使えないが、道具要らずだし魔力探知にもかからないしで色々便利でな。
そんな感じで、現地の奴等とヤる時は他愛もない話で盛り上がる時もあれば、色々術を教わったりしてたのさ。
誰かに何かを教える、伝える、それが意外と新鮮らしくてな……。
ま、そんなわけで、俺は人で情報屋だけど、人の姿を取ってるイイ女の情報は売らないことにしてんのよ。
興味にしろなんにしろ、人の世の中にわざわざ足運んできてくれてるのに、生まれが違うってだけで売るなんざ、そこまで腐ってねえ、てな」
■ソラム > 「なるほど......」
コルボの言葉に納得した。それはずっと一人ぼっちだった自分自身にも当てはまるものだからだ。
「ですが、私が教えられる魔術はなにもありません。私の血由来の能力ですからね。
それこそ、古い時代の書物や他の冒険者が私の住処へ置いていった道具とかしか......」
生憎、古い時代の知識しか使えるものはない。エストックやバスターソードは替えが利くから預けられるとして、だ。
■コルボ > 「無理に教わるもんじゃないから別にいいさ。
どっちかっていうと、みんなは俺が自分と同じことができるようになる、同じなにかを共有したいって気持ちが強かったんだろうしな。
てか、話の流れ的に、ソラムも今度は俺と合意の上で相手してくれるってことか?」
術を教わったのはいわゆるピロートークの中でのこと、という話。
それを教えるものがなにもない、というのは教える場にいることを想定してのことだろうと、
ニヤリと笑って。
■ソラム > 「んぐ...。そういうつもりじゃ...ないですけども...」
真実ではある。だが身体はあのときの一幕のことを思い出し、期待してしまう。
故に少しもじもじしてしまう。全く情けないものだ。性欲という知識を知るためだと妥協はしているらしい。
「...はぁ、今回だけですよ」
しばらくの沈黙の後、ため息一つ吐いてそう告げる。今回はこちら側が折れる結果となった。
■コルボ > 「そうそう。俺はこういう奴なんだって分かっちまうと、今回だけで俺のせいにしちまえば
気も楽になるもんさ。」
先ほどまでの殺気だった顔とは打って変わって色づいた女の顔になったのを認めればにやりと笑い。
歩み寄ると、身に着けている道具や武具を外して丸腰になり、貴女に近づいて頬を撫でて。
「よく媚薬は使うが、あの時もスライムのせいで受け入れたって思われると心外だからな……。」
親指で唇を撫でて、見た目の上では身長も上で年も上の男は、偉大な竜をまるで一人の少女として扱うように肩に腕を回して抱き寄せて抱擁する。
長い年月を生きた存在達と肌を重ねてきた男は、ぬくもりを伝えることがまず大事なのだと考えているそぶりで。
■ソラム > 「ん...」
コルボが抱き寄せて抱擁をしてきたとき、少女は人の温かさ、そしてぬくもりを直接感じた。
儚く、されど確かに燃える命の灯。これが人、短命だからこそ為せる命の温かさというものなのか。
「...温かいですね。とても...」
コルボの腕の中で、一言呟く。誰にも触れられなかった。愛されなかった。故に少女は人の営みを、心の何処かでは欲していたのだろう。
コルボの肩に額を押し付けようとしたが、右側を押し付けようとすると間違いなくコルボが負傷するため、左側の額を押し付けていく。
■コルボ > 「ん……」
押し付けようとしてきた額を変えてきた仕草に、そっと髪をかき上げて額の角を確認してから、
自分の方から軽く角に肩を押し当てて。
「今のソラムは加減ができる人の姿なんだから、やりたいようにやればいいだろ。
女の愛情表現で多少怪我したってやいやい言わねえっての。」
あまつさえ、顎に手をやると上を向かせて、その角に舌を這わせて舐めしゃぶる。
脆弱な人の内側、粘膜でも傷つかないとでもいうように
その最中でも、抱擁しながらもう片腕はバスターソードの留め具や絵ストックのホルダーを器用に外して、
コートも脱がせていく。
■ソラム > 「それでも流石に――――――ひゃんっ」
人間よりはまだまだ力が強い。そう言おうとしたとき、角の方から生暖かく、そして擽ったい感覚が身体へと流れ込み、思わず言葉を切り上げて声をあげる。
上を向いたときに初めてコルボが少女の角へ舌を這わせて舐めしゃぶっていることに気づき、少しだけ背筋から快感がゾクゾクと走り抜けていく。
「ひゃっ...!擽ったい...ですっ...!」
言葉でそう伝えつつも、身体はビクリビクリと震え、反応する。
やがてコルクの手によりバスターソードも、エストックも、そしてホルスターも外され、丸腰のままコートも脱がされる。
そうして残ったのは、下に着ていたコンバットスーツ、そしてブーツの一式のみとなった。
■コルボ > 「くすぐったい程度には感覚あるんじゃないか……。この間ヤッてた時はがっつりホールドされてただろうがよ……。」
遠慮をさせない、人であるからと気を遣わせない、距離を縮める、間合いをなくす。
どこまでも肌の触れ合う熱と感触を感じさせるように。
やがて、角から舌を離せば、額に口づけをして、頬にも口づけをすると、首筋まで下りてきて。
「この鱗、逆鱗か? 触られたくないところか?」
そう言いながら、抱擁する片腕が後頭部を抱えるように優しくなでる一方で、
自らも着衣を緩めながらコンバットスーツの留め具も片手で外してこなしていく。
「ていうか、段々とおとなしくなったっていうか、今回限りって顔じゃなくなってきてるぜ……?」
耳元でささやきかけて、耳たぶに甘く、優しく歯を立てる。
■ソラム > 「逆鱗...んっ...とは違います」
コルボが後頭部を撫でつつ、片手でコンバットスーツの留め具を丁寧に外す作業を行う最中繰り出した質問に、少女は逆鱗では無いと否定する。
事実、逆鱗にしては弱点丸出しは流石の少女でもするつもりはない。むしろ相手へ手の内を見せるだけだ。
「今回限りは、絶対...んっ...なのです...」
耳たぶめがけてコルボが優しく歯を立てられつつそう聞いてくるため、少女はそう答える。
だが身体は耳たぶへ歯を立てられた所で再びビクッと震える。
■コルボ > 「そうか、じゃあ……」
耳たぶから口を離すと、大口を開けて、首筋にしゃぶりつく。鱗の継ぎ目一つ一つへ丹念に舌先を這わせて、
音を立ててじゅるじゅると首筋を啜る。
人である部分も、竜である部分も忌避を覚えるそぶりが微塵もなく、むしろそこを愛でれば喜ぶか否か、
あけすけに肉体関係を口にする男は、そういったことには嘘偽りない行動で示す。
やがてコンバットスーツも脱がしていき、素肌をあらわにさせると自らも上半身を脱いで、
貴女の両手を一本ずつ掴んで自分の体にしがみつかせる。
自らも肌のぬくもりを感じさせるように、人に自分の手で触れてもいいというように。
「絶対かぁ……。そうかぁ……。そういうこという奴に、なんだかんだ次も受け入れてくれるにはどうしたらいいかって考えるとゾクゾクすんだよなぁ……」
……しがみついて密着すれば、ズボン越しに男の逸物が隆起しているのがわかるだろう。
以前、媚薬漬けになったとはいえ、散々貴女をよがり狂わせた男のそれが、貴女に情欲を向けて
■ソラム > 「ぁんっ...!ぅう...」
首筋の鱗に舌を這わされると、より一層艶やかな声をあげ、身体が震える。
コルボが舐めた首筋の鱗は、少しだけ甘く感じられるだろう。
「...もう、大きくなってるんですね..」
コルボによってしがみつかされた時、既にコルボのソレは、少女へ情欲を向け、隆起していた。
以前、遺跡で少女をよがり狂わせたソレを肌で感じた少女は、股の秘所がキュンと締まったのがよくわかった。
■コルボ > 「あー、急所じゃないが弱点なんだなここ……。」
首筋に顔をうずめたままささやく声はどこか笑っていて。
何度か口づけして、名残惜し気に口を離せば、ズボンを緩めて脱がし、貴女にも下着を脱げるように自分で動くよう手で促しながら。
「お前、俺がお世辞とかでイイ女って言ってると思ってたか……?
節操はないがえり好みはしてんだよ。
それに……、さっきの竜の姿の圧倒されるぐらい綺麗なのもあったが、
腕の中に納まってるソラムがまー可愛くて可愛くて。
……さっき俺のこと消すって言った奴と同じとは思えなくて、まあ滾るわな……?」
会話の端々で貴女の体に指を這わせながら、やがて後ろを向かせると背後から抱きしめるように腕を回して、
胸や脇腹、太ももの内側に指を滑らせる。
全部脱いでしまえば、脈打つ逸物がいきり立ったまま、貴女の尻タブに挟み込まれる形となり。
「……さっきから大分声が甘ったるくなってきてるしってか、女の顔から雌の顔になってきてるけど……、
……前にした時のこと、体がしっかり覚えてんじゃないか……?」
その言葉と共に、具合を確かめるように指が第一関節まで秘所に沈み込もうとして