2022/08/25 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にロイスさんが現れました。
ロイス > 「おお ホルプス 強欲な冒険者~♪」

森の中で、男が一人歌を歌いながら歩いている。
歌の内容は、冒険歌。
冒険者たちが財宝を持って帰ろうとダンジョンに潜るも、ダンジョンの中で竜に出会い命からがら帰ってくるという内容だ。

「泡を食って ホルプスは逃げる 金貨も剣も放り出して
歳を食った 魔術師が嘯く やつに喰われるぐらいなら いっそ黄泉路を我が足で♪」

男がこの森に来た理由は、この辺りで人肉を食べた野生動物の処理だ。
こうして歌っている理由も、周囲の野生動物に「自分が此処にいる」事を知らしめるため。
普通の野生動物は、人がいる事を知ると逃げるか、或いは隠れる。
そうでない動物は、人の味を覚えたものか、或いは魔物である可能性が高い。
森の生態や目撃情報から、この辺りに自分が手に負えない程危険な魔物はいないと推定できたからこその手だが……。

「うーん、かれこれ一時間ぐらい歌ってみたけど、影も形も無いな。
何かの理由で死んだか、或いは森から出たか……?」

そうなると、一旦依頼主である、この森の近くの村の長に話をする必要があるが。
しかし、見落としの可能性と、その場合の取り返しのつかなさを考慮すると、少なくとも今日一日はこの森にいるべきだとも考える。

「……思ったより、長い仕事になりそうだな」

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からロイスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にクレアさんが現れました。
クレア > 自然地帯。とある天然洞窟の奥にひっそりと佇む小さな湖に、少女が一人。
一糸纏わぬその身を水に浸し、行水を行っている。

「はぁぁ……汗を流せる場所があって良かった、と言いたいけど……うぅ」

威勢良く冒険者としてのスタートを切ったものの、
装備を整えるだけで先立つものを失ってしまった新米冒険者の少女は
華々しい第一歩である筈だったその日を洞窟内での野宿で過ごす事となってしまった。
内心項垂れながらも山村育ち仕込の手慣れた手付きで野営の準備を済ませ、洞窟内を探索。
偶然見つけた小さな横道を進んだ先に見つけた湧き水の湖の存在は不幸中の幸いだった。
遊んだ気持ちを汗と共に洗い流さんと一息に衣服を脱ぎ去って、人目も憚らず軽く遊泳に興じる。

「これからどうしよう……先ずはギルドで仕事を探さなきゃいけないだろうけど、
 駆け出しの私じゃ大した依頼は受けられないだろうし……あぁんもう! 前途多難だぁっ」

声を上げると――ざぼん。飛沫を立てて湖の水に頭まで浸して潜り、文字通り頭を冷やす。

「…………ぷはっ。」

再び飛沫があがれば、勢いよく湖面から上体を現す少女の肢体。白い肌。
たっぷりと発育の良い乳房がふるんと揺れ、濡れた髪から散った水滴を纏って光る。

魔力の籠もった水晶が湖底に埋まったそこは暗い洞窟の中に在ってぼんやりと明るく、幻想的で、
少女クレアの荒んだ気持ちをじんわりと穏やかなものへと変えていった。

「それにしても……こんな場所、田舎に居たままじゃ絶対お目にかかれなかっただろうなぁ。
 ――うん。冒険に出たのはきっと間違いじゃないよね。頑張れ私っ!」


人気の無い洞窟内に少女の声が木霊する。
このまま何事が起こる事もなく、何者かと遭遇する事もないならば、
少女の冒険初日はこのまま、穏やかな終わりを迎える事だろうが――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 自然地帯で薬草などを採取するために数か所を回った最後の箇所。
ある洞窟の奥に自生するキノコを採って帰ろうと足を向ける。
そして洞窟にたどり着けば明らかに誰かがいると判る野営の用意を見つけて足を止め。

「誰か……来てる…?」

あまり人がこない筈の場所で野営の準備を見れば警戒をし。
しかし人影がなければ何処にいるのだろうと警戒したまま洞窟内に足を踏み入れる。
そうして洞窟内を進んでいけば耳に微かに聞こえる水音。
この洞窟で水音が聞こえるのは判りにくい場所にある湖だけだったはずとそちらに、途中で脇道にそれて向かっていき。

そうして向かえば洞窟内に響く木霊する年若い声に耳は更に動き。
やがて湖が見える場所へとたどり着き、ぼんやりと光を放つ湖が見え。
その中に全裸の少女の姿を見つければ驚きと共にじっと見つめてしまい。

その姿をもっとよく見ようと一歩踏み出せば足元の石を蹴ってしまい、洞窟内に石の転がる音を響かせて。

クレア > 意気込む様に声を上げれば、少女は再び湖に裸体を沈め、遊泳する。
来訪者が少女の姿を視界に入れたのは、丁度その直前であっただろう。

(湖の水って、思った以上に冷たいんだな……身体が冷える前にそろそろ上がろうっと)

少女は水中に潜ったまま、湖の縁まで泳いで進む。
それは偶然にも、丁度来訪者が一歩踏み出し湖へ近づいたのと同じ方向。
水中に身を沈めている少女には、来訪者が蹴った石の音は届いていない。

「…………ぷはっ! はぁぁぁ……きもちよかったぁっ」

来訪者に気付かぬまま、少女は湖の縁に手を掛けると勢いよく身を水から上げる。そうすれば――
来訪者の目前に、清々しい笑顔を浮かべる全裸の美少女の姿が現れるだろう。
水滴で煌めく裸体を掌でぬぐい、髪を掻き上げながら一歩前へ。そして少女は漸く気付く。

「……………………………………ふぇっ」

来訪者の姿を確かめた少女は、素っ頓狂な声を上げその場で硬直した。
まるで時が止まったかの様な静寂が一寸、しんと洞窟内を満たす。


つつ――ぽた、ぽた。


少女の髪から滴った水滴が、たわわな乳房に落ちては再び地面へと落ち……ぴちゃん。静寂は尚続いている。

ミゲル > よく見ようと一歩足を進めたが少女は再び湖に身を沈めてしまう。
残念と思う一方、上ってくれば今度はもっとしっかりと見てやろうと決めて、
ただ何処から上がってくるのかは分らないが近づけばわかると考える。

そう考え湖へと近づいていけば縁に手が掛かるのが見え、次には先ほどよりも近くはっきりと少女の姿を視線に納め。
その清々しい笑顔と水滴に濡れた裸体は普段は抑える欲を煽り立てるもの。
髪をかき上げてこちらに進んでくる姿に足を止めて見つめ。

「……据え膳食わねば…だよね……?」

此方に気が付いた少女の上げた素っ頓狂な声。
そして硬直した姿を見つめては静かにだが洞窟に響く声で小さく呟き。

少女の髪を伝った水滴が乳房に堕ちては地面へ。
そんな姿にすっかりとズボンを膨らませては、自分たちしかいない場所。
ならば襲ってしまえと距離を詰めていって。

ミゲル > 【移動致します】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からミゲルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からクレアさんが去りました。