2022/08/08 のログ
■エレイ > 「……。誰もいぬぇ。小動物でも通りかかっただけですかねぇ……おっととそろそろエエ感じかな」
振り向いた男の視界には……特に何も現れなかった。
頭をかきながら焚き火に向き直ると、魚が焼き上がっているのに気づいて
ウキウキと串を手に取りかぶりつき始め。
そうして男は一人、この夜を何事もなく平和に過ごし──
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にジークフリーダさんが現れました。
■ジークフリーダ > 霧が立ち込める夜の森。
木々によって形成された天然の迷路を行くのは、一人の冒険者。
その手に抜き身の剣を引っ提げているのは、ここが魔物の棲息領域であるため。
しかし、奥地には、滅多に市場に出回ることのない薬草が群生していることで知られている。
こうして訪れたのは、冒険者のギルドでその採取の依頼を引き受けたからだった。
薬草の採取といえば新人冒険者向きクエストの定番だが、
このエリアでの薬草採取は新人には手が出ない難易度に設定されている。
当然、それだけ報酬も高額にのぼり、無目的に遺跡に潜ったりするより確実なリターンが見込めた。
しかし、今夜は霧が濃い……手頃な場所を見付けて、日の出までキャンプを張るのが得策だろう。
■ジークフリーダ > 必ずしも安全とは言えないが、樹上か水辺が休息に相応しい。
しかし、この辺りの樹は枝が捻じれていて細く、体重を預けるには不安がある。
水辺は水棲の魔物などのリスクは考えられるが、水深が浅い場所を選べば危険度はぐっと下がる。
ここまで黙々と動かしていた足を止め、女はその場で顔を上に向けた。
夕刻前に水を補給した小川の方角は頭の中にある。
自分の向いている方角を確認してから、記憶にある小川を目指して歩き始める。