2022/01/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 古代遺跡 カネガミサマ」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 自然地帯 古代遺跡 昼
メイラはオフの時間なのか 魔物が増えているという討伐目的なのか
しかし単身という出方はどちらかといえば、私情が強いと見えるだろうか。
古代遺跡は崩れ切った岩塊の列石や、柱と土台だけが残る、などではなく
ドワーフが切り開いたかのような一種の地中遺跡
今は枯れているものの鉱石類が富んだ丘の中に穴を開けられた其処は、入ればプンと錆びの臭いがきつい
鉱水がこぼれ、空気に触れれば赤く染まり、壁を汚している場所である
しかし、冶金技術が多く見える場所は昔の鍛冶神の一種として カネガミ
所謂 金神を祀っていた場所とされており、鉄をいじり続ける者らは
人の住む場所からは離れ、山の中や水、石が多く出る場所で住処を構えて鉄を打っていた話もあるという
だからだろうか、自然地帯で鉄の神を祀っていたという話も不思議さはなかった
それも、そういった打ち練る者らが祀るなら、何か特別な武器や防具でもあるのではと、子供心が一つや二つ湧き出るというもの
特別な合金技術なども同じくだろう ここもまた一つ欲が湧き出る場所なのだ。
「ふんっ!!」
遺跡の中 赤錆びた空間にて 中は暗く 淀んでいる場所
水気がまだ少ないことが幸いか、廃墟巡りや遺跡巡りが好きなプロはまるで釣り師のような姿で訪れなければ
全身がきっと赤黄色く染まっていたかもしれない そんな場所にて メイラは剣を振るう。
■メイラ・ダンタリオ > 片側に寄った一つ目の奇形のように見える人型の魔物
錆びついた槌を構える肩が片方膨らんだ者に交じり、この錆びついた鉄の一部を用いて木々と組み合わせて
ピッケルや戦槌のように仕上げた獣小鬼などが、メイラと血で血を洗う場所となっている。
メタル質の魔物やゴーレムでもいれば少しは役に立つ物資が見えたかもしれない
しかし、中は現実的に 錆びついた空間 冶金を祀る場所ならば
片目が焼けた男 錆び鉄を利用する獣 錆び水を好んで飲みつづける異形などがおり
凡そ特別な何かがあるようには見えない
しかし、メイラは 人のなりかけ が火を特別に捉えたように 少し頭の働く猿擬きや小鬼が
硬くとがったこれを特別と捉えることで 搾取され続けて困ると捉えて殺し続けていた。
周りには明かり替わりに持ち込んでいたメイラの松明明かりではなく、王城の錬金術師作か
混合液による発光体を叩きつけて緑色の蛍光色に発光させた場所が数か所ある
そのため、お互いの姿形 携える物も見え切っている。
周りは綺麗な鉄に関心を抱き、メイラは錆び鉄を武器と捉えて扱う者らを優先的に殺しにかかる
「少しでも浪漫を感じたわたくしが阿呆でしたわっ! この害虫共がぁっ!!」
メイラは肺を侵しそうな空気や匂いにも、まるで持ち前の肉体の強さで跳ね返すように声を跳ね上げる。
硬い金属の音と、怒声が響く 魂の入った武器の音はどれだけここで生きる物体に澄んで聞こえたことだろう
一振りと一振りが交差すれば、剣花を咲かせているのは刀と錆び鉄棒 おおよそ咲かせるには相応しくない混じり合い。
ギ ィ ン ッ !
メイラは苛立ち、駆除をするように愛刀で武器にされている錆び物を中心下から切り取って見せる。
それと共に返す刀で両手首を切り落としてみせると、何本かもわからぬ指が薄く薄く開く形でボトリと落ちた。
「お゛ ら ぁ ぁ ぁ っ ! !」
手首をつかむ左手指 黒鉄で包まれたそれが鋭利な指先で肉を貫き、握力を高めると
周りに対して肉の槌といわんばかりに、肩の可動域を一杯に使う円運動
弾き飛ばし、壁に激突させ、床にたたきつけさせる まだ生きた物体でぶるんぶるんと振るわれていくと
周りも巨大なシルエットが振るい続けられれば、薄い刀というシルエットとは違い、理解が早く、距離を開けるものもあらわれ。
「ッ ャ ア ッ ! ! 」
メイラは、鉱水がたれ落ちて造られた氷柱擬きに目をつけ、そこへ手に持つ肉塊を投げ放つ
ボキリと折れた何本かの石つららが、距離を取ったいくつかの奇計に流れ落ち、背や鎖骨の間から貫かれ
己の体重と背骨を増やしたことで 苦鳴を上げる だみ声でこの遺跡の中で。 きっと周りには 痛い痛い と聞こえていることだろう。