2022/01/12 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にライエさんが現れました。
■ライエ > 滝壺目掛けて2つの影がもつれあうよう絡み合うようにして落下してくる
黒光りする長柄の斧槍が先ず水面を揺らし飛沫を上げ、間を置かず絡み合った影が水面に打ち付けられ飛沫を上げた
それからしばらく、もつれ合うようにして落ちてきた2つの影の片割れが、
もう1つ落ちてきた獣というには少々、大きすぎる魔物の首根を掴み引きずりながら姿を表した
「くそっ、手間をかける…」
全身をぐっしょりと濡らし溢れる呼気は森の冷気に白く、濡れた体躯から立ち昇る上気が、
瀑布の上流で繰り広げられたであろう戦いを物語る
引きずられている魔物は既に息がなく、ピクリともせぬがそこかしこに傷跡が見てとれた
引きずっていた魔物を岸に上げ、沈んでいた長柄を手に取れば、びゅんと一振りし水気を払う
狩り殺した魔物の首と胴体を切り離し、借りている倉庫と手元を繋ぎ放り込み、
入れ替わりによく乾いた薪を引っ張り出し、手近な細々した流木や細かな木片を手早く集めて火を灯す
焚火が大きくなったのを見計らい、濡れた衣服を脱げば風よけになる巨岩の側に腰を下ろし、
身体と衣類とを乾かし始める。焚火の温もりにブルリと身体を震わせ、
それから再び倉庫に接続すれば、酒瓶を引っ張り出してぐいと一口する
酒精の強い無色透明の酒は幾分、とろみが付いており、口内から喉を通って落ちていく感触がはっきりと感じられる
■ライエ > 酒精が身体の内側から温めてくれるような感覚
酒瓶に残った分を一息に飲み干し、僅かばかり眼を閉じて身体を休めた
衣服が乾く頃合いで自然と目を覚ますと再び袖を通し、身なりを整えた
厚手のマントは幾分、湿っぽいが動いているうちに乾くであろう
焚火の後始末を手早く済ませて、フードを被り直せば、再び険しい森の中へ戻っていくのであった――――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からライエさんが去りました。