2021/01/07 のログ
■メイラ・ダンタリオ > きのこ派vsたけのこ派
そんな状況を作り上げるように挑発で敢えて攻撃を仕向けさせる
相手から向かってこなければ盾の活躍が削られると戦場経験からわかっているかのように。
実際にこのトンネル内で住まうのならば、キノコ類は食料から光源まで活躍していそうなもの
相手側がきのこ派に属するのもわかるというものであった
しかし、しょせん菓子で言えば、持ち手の先になにかを擦り付けただけのきのこ派が叶うはずがない
たけのこ派のメイラは攻撃のために振り上げた瞬間を狙い疾走する。
盾を叩きつけるようにして、踏ん張れない相手をはじき、倒れ伏したところを腹部への盾の振り下ろし。
向かってくる相手に両手で構えなおした盾が受け止めるのなら、混血という体の強みがミシリと力を固めて、踏ん張りを利かせる。
「بعد كل شيء ، الفطر عيش الغراب! لا يمكنها منافسة تاكينوكو!(所詮きのこはきのこ!たけのこに敵うはずがありませんわぁっ!)」
そう言って相手をムキにさせ、力の押し合いを強要させる。
稼いだヘイトで押し付け合いをさせながら、軽く力を右へそらすように盾を流せば相手事倒れていくというもの
そこを狙った、追撃の靴底による、盾の重量を含めた喉落とし。
ゴ キ ィ ッ !
手ごたえありな中で、あらかた打撃と叩きつけ、盾の縁による斬撃という名の力業で崩れたグループを見ながら肩の力を抜き
「ふむ 意外とヘイトもいけますわね。」
魔物語を習った甲斐がありますわぁー と貴族令嬢はオホホホと笑って見せた。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 古代の遺構」にミシェルさんが現れました。
■ミシェル > 「いやぁ、やっぱかの御高名なダンタリオ卿だけあるねぇ」
派手にぶっ飛ばされていく菌類型の魔物を見ながら、女男爵は感心して呟く。
この古代遺跡に魔物駆除に行くというので、ついでとばかりに探索に同行させてもらった形だ。
目当ては勿論、最奥に眠っている何か。
「こりゃあ、明かりを灯すぐらいしか仕事は無いかな…暗かったら言ってくれよ?」
片手には先端の光る杖。勿論魔法の明かりだ。
ミシェルはそれで壁面を照らし調査していた。
一見無機質な灰色が続いているものの、そこは誰かが使っていた人工物。
よく見れば色々と書いてある。
当時の言葉だったり、自分達より先に来た冒険者、あるいは魔族なんかの書置きだったり…。
何が役立つかもわからないので、一応それらを書き留めておく。
もし迷っても帰りの目印になるだろうし。
「ちなみに僕はアレが好きかな、あの船が描いてあるやつ」
クッキーの片側にチョコをたっぷり塗ったアレだ。
王国を二分しかねない争い、女男爵は中立だった。
■メイラ・ダンタリオ > 「あら、それは混ざりものとしてかしら?
それとも戦場の高名かしら?」
クルリと振り向く貴族令嬢は、左手に携える大亀鋼の甲羅盾の重量を気にすることもないかのように動く。
御高名と言われても、ダンタリオは揺るがない
名を馳せれる場所は決まり切っているのだから。
そうしてギザ歯を見せて笑いかけるも、それには友愛の精神が見える親しみあるからかい
女男爵 ミシェル・エタンダル
貴族令嬢にして宮廷魔術師であり、美麗人であり、メイラとはこうして連れだっていける実力は備える者
そして船派である
「女の尻を追いかけるミシェルの言葉とは思えませんわね。」
そう言ってぺしーんと麗人服のお尻を叩く。
中立派を名乗り、きのこかたけのこを名乗らない逃げの一手に対する一投
「でも私も好きですわ、あれ。」
そして同じ船派でもある
同じ貴族令嬢同士で話は弾みながら、探索も兼ねているためか人工物の壁に印をつける者は多い
チョーク状やインクで記した調べ者から、魔物が傷をつけた縄張りの爪痕など……。
「……ふむ。」
そう言って、ミシェルがメモる間にメイラはふとだんだんと上を見上げていったのだ。
魔族との混血から成る構造の違いか、赤い瞳は薄暗く光源の届かない上を見上げてもピントが合っているかのようにそこを見つめる。
そしてつぶやきながら顎を撫で。
「あながち巨人の住処という小話もありえますわね。」
横でミシェルが反応するのならば、指を指し示す
そこにあるのは横一文字に刻まれた爪の痕だ
熊のように、木々に傷をつけ、爪の逞しさや己の巨大さを示すそれのように
爪の痕は背比べのように高さを競うように爪が記されていた
その傷の大きさですって?
でけぇですわ。
「まぁどうみても過去の遺物、奥に進みましょう?」
身長180㎝の魔術師と168㎝の怪力令嬢 面白い組み合わせの二人は先を行く。
■ミシェル > 「そりゃもう、その尻の美しさに対してさ」
叩かれた尻をさすりながら、冗談を返す。
お互い政治より打ち込むものがあり、他の貴族や王族からは奇異な目で見られる点では似たもの同士。
専門分野はまるで違うが、そういう意味でも気兼ねなく話せる相手。
そしてまぁ、似たような性指向である。
「君も好きかい?つくづく気が合うね」
と、話しながら壁を調べていると、不意に考え込むメイラに気付き、
その指の指し示す方向を見れば…。
「ありゃあ……こりゃ大きい」
傷自体も大きければ、それが付けられている場所も、かなり高く。
言い伝えに聞く巨人か、あるいは別の何かか…。
古そうな傷なのが幸いだろうか。付けたばかりなら足跡なんかも残ってるはずだろうし。
「骨でも見つかるかもね。持ち帰ったら結構高値で…」
そう言って先を歩いたところで、前のほうから聞こえた音に足を止めた。
奥の奥、先の先から聞こえたそれは、大きな唸り声。
かなり距離があるが、この先にいることは間違いない。
「……もしかしたら、まだ生きてるのかな…?」
少し冷や汗をかきながら、女男爵はぽつりと言葉を漏らす。
■メイラ・ダンタリオ > 貴族令嬢二人は、会話を交えながらも気が合う間柄か
女好きなところまで一緒である
唯一の違いの点で言えばその身長差だろうか。
「巨人の骨?」
そうつぶやくと、魔族との混ざり物であるメイラからすればやめておきなさいと手を振るう。
見つけても知らない振りがちょうど良いと言わんばかりだ。
「わたくしながら磨いて研いでグリップや斧剣でも作りましょうか。
けれども、巨人族の骨なんて言いふらすべきではありませんわ?」
その先に何が待っているか、言わなくてもわかるでしょう?
研究気質、現場特攻のミシェルに、同じく現場主義なメイラはつぶやいた。
しかし、二人は歩きながらも自身達が暴れた音 声 それがトンネル内では実に響く
その結果がもたらしたのか、奥から聞こえたのは“声”だ
トンネルの響きによる聞こえが大きいため、二人とも確実性に至れない声だ。
それも唸り声だ。
しかし、メイラは耳を澄ましながら冷や汗をかくミシェルのやや高い位置にある腰を抱き、シッと指を立てる。
「……1,2,3、4,5…………1、2、3、4、5」
メイラは、その唸り声に、盾を強く握りしめてしまっているものの、途中から違和感に気づき間を数え始める。
ミシェルも、途中からメイラのそれを同じく確かめ合うようにし、互いにいう言葉は振り向き合いながらだった。
「「いびき?」」
そう、いびき
明確なリズムを刻む、呼吸と伴う音と震え
二人の結論だった。
これが空気の通り道やそれならばもっと不安定なはずである
ということは、危険性が一定に固まったと言ってもいい。
「……住処確定情報なんて聞いてませんわよ?」
それなら大ごとだ
封印 いや、殲滅?
一体どれだけの規模を用いればいいというのだ。
メイラは現実的に、二人で対処できるものではないとわかった。
遺構故に訪れた大空洞なのだ。
それが未だ生活圏になっているなど、誰が想像するか。
■ミシェル > いびき、そういびきだ。
風の通る音では絶対ない、生物的なそれだ。
つまり、このいびきの主が確実にいる。いびきでここまで音を出せるようなバカデカい身体の主が。
唯一の救いは、相手が寝ているということだけだろうか。
「あー、財宝の守護者ってやつかな…」
ミシェルは引きつった笑みを浮かべる。
遺跡には魔物がつきもの、それが大きく古いものとなればより強大な魔物や魔族がいても不思議ではない。
ドラゴンだったりグリフォンだったり、トロールだったり。
財宝の魔力に引き寄せられるのか、単に住み心地がいいからか、強大な魔物達は冒険者への最後の障壁として立ちふさがる。
この声の主もそんな魔物なのだろう。
「…さて、どうするかい?聞こえるのはいびきだけ、相手は未知数だ。
まぁ十中八九巨人ってやつだろうけども…」
ミシェルは声のトーンを落としてメイラに聞く。
この距離で相手に聞こえるとは思えないが…自然とそうしてしまう。
ただ、聞こえるのはいびきだけだ。もしかしたら巨人ではない何か違うものかもしれないし、
姿を確認しないことには何にも言えないだろう。
「このまま帰るか…それとも一応確かめてみるか」
巨人の生息地になっているのなら、それは対策が必要になる。
ただ貴族二人の証言といえど、「いびきを聞きました」だけで信じてもらえるだろうか?
やっぱり、確かめる必要があるのではないだろうか…。
■メイラ・ダンタリオ > ミシェルは言う
財宝の守護者ではないか?と
メイラは言う
ありえませんわ、と
巨人族がわざわざ財宝を守る必要などないのだ
ゴーレムや魔導機械製の怪物のほうがまだしっくりとくる。
巨人が財宝を守るとしたら、荷物として肩に下げるなりだけでそこいらよりも役に立つ
しかしトロールやいびきがでかいだけの生物ならばそれもありえた。
しかしこの空間で存在を誇示するようないびき
ここいらにミシェルは研究者の観点から、しばらく巨人の類は歩いていないといった。
この通路は放っておかれ、向こう側に巨人が生活するための通路の、生活できるだけの何かが存在するのだろうか?
二人は確かめるためにも歩きを進める。
その間、生物的な邪魔はいた。
しかしいびきが大きくなるにつれ、周りは生き物が存在しなくなっていた
このいびきの主の周りにいるという行為は、本能的に拒否されるかのように。
「……ミシェル。」
そうしてたどり着いた場所
それは巨大な穴だ
縦形に広がる人工的な丸い筒の穴
底は暗くまさに深淵
そこから、いびきが聞こえていた
音はそれ相応にうるさくなっていた。
既にメイラもミシェルも、布切れをちぎり、耳穴に突っ込む必要があるくらいには。
状況を確かめると、メイラは指をさして戻ると告げた
これはどうにかできる状態ではない
地上のリヴァイアサンと言ってもいい。
やがて戻るころには、まだ魔物を屠ることができた空間だ。
「巨人や神の祭壇だの言われている理由がわかりましたわ。
アレ、おそらくここしばらく起きてませんわよ。」
眠り続けている、メイラはそう結論した。
周りの状況も加味しての言い方ながら、ミシェルに王都に戻るよう告げる。
報告、封印、侵入の禁止
貴族、そして暴力装置と研究者が告げた二の句はこうだ
絶対あれを閉じ続けるか溶岩でも流し込めと
事が終わったのは数日後になるだろうか、二人はとある高級娼館で桃色のロゼワインを片手に疲れを隠さずにいる
報告もながら、怪物 その存在確定を間近で見た二人の精神状況は疲れが見え、こうして楽しむ場に訪れた次第。
「ミシェルが受け、異論は認めませんわ。」
脚を組み、椅子の上で金属杯を持ちながらメイラは告げる。
ミシェルはひたすらにメイラに攻められ炉と。
■ミシェル > 報告、報告、報告。
ミシェルは数日間、自分が見た物の説明に追われていた。
今にもアレが起きてあの暗闇から這い上がってくるのではないかという不安から、
少し眠れない日も続いた。
長いこと眠ってはいるようだが、明日起きないという保証はないのだ。
しかし、それもようやく終わり。
後は政府や軍の偉い連中が考えて、騎士や冒険者なんかが派遣されるのだろう。
まぁ、その場合ミシェルとメイラも派遣される可能性は高いのだが。
とにかく、今は二人こうしてワインを楽しんでいる。
「僕はあんまりタチネコに拘らないタイプなんだけどな…」
バスローブ姿で同じく椅子に腰掛けながら、ミシェルはワインを傾ける。
どちらもいけると言うよりはリバが好きと言うべきか、
一緒に気持ちよくなりたいタイプだ。
「この指先を味わってもらえないのは実に悲しい」
ワインを飲み干し、手を顔の前に掲げながら、はぁ、とため息をつく。
だが、すぐに表情を笑みに変え、メイラのほうを見る。
「しかしそちらの方向でも御高名なダンタリオ卿に抱いて頂けるとなればやぶさかでもない。
さぁそろそろベッドに行くかい?」
立ち上がり、舌なめずりをしながらローブをはらりと落とせば、既に下着も纏わない身体。
豊満な胸を持ちながらその高い身長とスラリと長い手足が抜群のバランスを作っている身体。
存分に見せつけた後、ゆっくりとベッドに腰掛けなおし、メイラのほうを見ている。
■メイラ・ダンタリオ > そうしてメイラもベッドに趣き、。夜は更けていった
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 古代の遺構」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 古代の遺構」からミシェルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアークさんが現れました。
■アーク > 巨大なバッグは今は目立つ大きな岩の上に。
狼の頭付きのマントを被った少年は草むらにしゃがみ込みごそごそと手を動かしながら岩を中心にあちらこちら。
「やっくそーどっくそー。 タネタネネッコ―。」
一人上機嫌にハミングしながら手に持った穴を掘りつつ、現れる根を採取したり、起こしてしまった虫をもどしたりしつつ、
キノコを採取したり、薬草や毒草を丁寧に根っこから採取。
群れている所は2割のこし、種があればそれもやはり2割は槌の中に埋めたりしつつちょこちょこと地道に進んでいく。
「はーるはまだ遠い―」
言葉を出す度に少年の口からは白い雲が生まれて冷たい風に流されていく。
狼マントと毛糸の手袋と、地味に動き続けているためにうっすら汗ばみぽっかぽかになるが頬は林檎のように朱に染まっている。
■アーク > 岩の周囲の草刈りを終えれば、種類ごとに小分けにした袋を両手に、軽く背伸びをして、リュックを置いた岩の方へと進み腰を下ろしてから手に盛った袋を置いてリュックをごそごそと漁り始める。