2020/09/21 のログ
ティア > 「それ、どういう意味……?
私の帰る場所は、だって、私は……奴隷で、帰る場所は、ちゃんと……」

心を惑わすアムネジアの言葉に少女の瞳からは光彩が消えていく。どうして彼女は自分が奴隷だってことを知っているのか、どうしてそんな質問をしてくるのか。

深く長考するけれど、答えなんてものは最初から存在していなかったかのように、少女の頭の中は真っ白に染まっていく。

顎先に触れる指先が、難しいことは何も考えなくていいと言っている。身を委ね、預ければいいと。
アムネジアの唇が、触れる舌先が、少女の心に囁きかけるのだ。

「んんっ、はぁ、やっ、ぁ……やめ、っ……んっ」

舌を取られて体は密着し、熱を帯びた既知の感覚が少女の体へと流れ込んでくる。
その感覚に甘い吐息を零しながら、少女は体の力を抜き、その身をアムネジアへと預けるのだった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/魔物が棲む森」からアムネジアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/魔物が棲む森」からティアさんが去りました。