2020/09/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯」にノウブルさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯」にシンディ・オーネさんが現れました。
ノウブル > (女が身体から離れて行くのを、掌は支える
未だ膝も腰も萎えた儘であろう様子で、果たして動ける物か
項に触れる指先の感触が、まるで己を宥めるように抱くなら
――ほんの少しだけ、双眸を細めた。)

「―――――……人が好過ぎるな。
……待て…連れて行く。」

(動く先に在るのは、泉だろう。
なら、と、叶うならば女の身を抱え上げ、己が連れて征こうと
或いは、女が其れでも自分の足で向かおうとするならば
きっと、其の後を追い、支える様にして共に行く筈

今は、陽が落ちて、僅かに水温は低くなっているが
今の時期で在れば、きっと心地良い程度の冷たさ
ただ――其れで、身体に蔓延る熱が、芯まで冷めてくれるかは判らない、が)。

シンディ・オーネ > 「…本質を、見るのよ。魔術師は。
 ノウブルだって… これは、いつもこういうものなの?
 相当、ガマン、してくれたんでしょう…?

 私を殺さず、死なないように治療して、抱けば満足なんて…
 狂戦士としては苦行なんじゃない?」

狂戦士モードのノウブルだって、死ぬ思いで堪えに堪えてアレで済ませてくれたのではないかとか。
ノウブルがいよいよ元に戻ってくれたようであれば、抱いた項をぎゅっと掴んで噛んでいた肩に額を押し当てて、
少しかすれた声が、少し息を上げたまま、冗談めかし、しかし語気を強めて気にするなと言う。
努めてポジティブに―― あるいは、誤魔化すように。おかえりノウブル、と。

歩き出そうとするけれど腰が砕けていて、
しばらく一人になりたい気もするが、ノウブルが抱き上げてくれるなら信頼を表す意味で任せる事にする。

…私は最後、勢い任せにしろ達して終われたが。
目の覚めたノウブルは辛くないだろうかと… そんな事を考えてしまって、
だとしてもそれは自分で処理するものだろうと首を振った。

抱かれる腕の中でぶんぶんする挙動不審。

水場に連れて来てもらえれば、後は自分で。
屈めば身を浸せる深さまでパシャパシャ進み、身体を流す。
下腹部には強烈な違和感。水がやけにくすぐったいが、乳首がツンとしているのは冷たさのためだと思っておこう。

「……。」

強がってみてもさすがに、気まずい。
狂戦士モードのノウブルが口にしていた自分への思いは、本心なのか。
気になるが聞いてしまったところで答えられないし、
酔っ払いはその発言を醒めた時に忘れているものだと思っておこう。

ノウブル > 「―――――――………時と場合による。
御前は…、……敵では無いからな。」

(――絶対にこうなる、と言う訳では無い。
其の時、狂化による影響がどの方面に現れるかは、状況次第
っもし、此れが敵の只中で在ったならば恐らく――己か、敵か
何れかが須らく滅するまで、止まりはしなかった筈だ。

移動の間、女が下を見る事は叶わなかっただろう
泉に入る女を見送る間、きっと、女が此方を振り向く事は無かったのだろう、が。)

「―――――――――――…………。」

(暫く、続いた静寂と、沈黙
其処に、僅かに水面が跳ねる別の音が混ざる
女の背後、近付いて来る気配は、きっと、男の其れ。)

「―――――振り返らなくて良い。」

(――一言、告げる言葉。
次に、女の背中へと触れる掌の感触が、泉の水を浸しながら
緩やかに肌を流し始めようとするだろう
手が届かぬ場所を、首筋から、肩甲骨を辿り、腰裏まで
無骨な両の掌が――柔らかく、優しく)。

シンディ・オーネ > 「――それを区別してくれるなら、怖くない。」

状況によっては区別できない、という可能性ももちろん考えられる。
が、今は狂戦士の素質に悩まされてきたであろう(とシンディは思っている)ノウブルに、
良く制御できているのではないかと伝えておきたかった。

…行為に多少の、多少では済まないショックもあるが、初めてではないし―― ではなくて。
生娘でもあるまいしと、言い聞かせて。

…すまない、とそう言ってくれたのだから、
詰めの甘かった私の失態や、助命と秤にかければ十分水に流せるものだと思っておく。

――しかしノウブルの方を正視できず。
水に入り体を流し始めるまで、振り返る事は無かった。
…物分かりの良いフリをしてしまえる自分に、罪悪感が薄いのではないかという後ろめたさが少しある。
アーネストはもちろん嫌がるだろうなと、身体を擦る手が少し強くなった。

それも別の水音が近付けば意識して、また穏やかを装った手つきに戻るが。

「――うん?」

…少し緊張してしまうけれど、振り返らずに。
掌が触れると少しビクリと固まるが、緩やかに流してくれるのであれば任せよう。
努めて穏やかに長い息をついて―― その手が腰まで下りるとやはり緊張してしまう。

本来ならお互い裸で体を流されるのもアウトだ。
しかしより極端な行為の後ではハードルも下がりに下がり、
ノウブルも気にしてくれての気遣いだと受け止められる。

「――失敗だったわね、二発目の岩は。
 もう一回雷で良かったのかしら、毛皮を痛めるかなって、欲張って… ごめんなさい。」

反省会に、話を逸らそうと。

ノウブル > 「……頭は生きて居るからな。
……代わりに、抑えが利かなくなる。」

(見えて、感じて、そして判断して居るのだ
だが、本来在るべき抑圧が皆無になる――欲、衝動、怒り
そう言った感情の儘に動く、魔と、獣と為り果てる

――だが、逆に言えば。 感情の芽が無ければ、呑まれ難くなるという事でも在る

掌で、泉の水を女の肩へと掛ける。
僅かに、抱き続けていたが故に、其の肌へと女も気付かぬ様な赤みや
或いは、少し時間が経てば直ぐに消えて仕舞いそうな、微かな痕が残っている
其処を指が辿る時だけ、僅かに、身体を流すのとは又別の意図を伴って
ゆるり、触れる。)

「……打撃や斬撃に強い性質だった。
恐らく、最初の雷があれほど効いて居たのを見れば、な。
岩も体制は崩れたが、致命傷には為らなかった。 ……いや、俺がもっと言葉にすべきだった。
狩りに連れて来たのは俺だ、補佐すべきは俺だろう。」

(一瞬の判断だった、と、連携の難しさを理由にして
女の謝罪に、必要無いと首を横に振った
女自身が、其処まで顧みて居るのならば、己から言うべき事は無い
寧ろ、本来其の指示を出すべきは己に在ったと、口を挟もう。)

「……毒を受けた状態で、良くやった。
あれが無ければ…もっと、状況は酷かっただろうな。」