2020/09/17 のログ
■ノウブル > (幾度か女が目覚めたらしき反応は有った
だが、真っ当な反応を返したのは恐らく、此れが初めてだろう
魔獣の毒による影響が、其の身に飲ませた解毒薬によって薄れたのだろうか
本来ならば、もっと真っ当に効果を得られる筈だが
恐らくは目分量の調合と、雑な服用のさせ方が、効き方を遅らせたのかも知れぬ
――耳元で、女が己を呼ぶ声がする。
目を覚ませと、或いは、正気に戻れと、そう言う事なのだろう
だが、応えよりも先に与えられるのは――次なる、律動
張り詰める子宮を拉げさせ、甘く揺さぶる、雄の蹂躙。)
「―――――――……やっと啼いたな。」
(響かせる声音は、其の音色を待って居たとでも言うかに。
片腕が女の腰元を抱き寄せ、一層、逃れられぬ様に捕え乍ら
押し込んだ儘の熱塊で、ぐり、ぐり、と奥を捏ね上げる
未だ脈動が繰り返され、奥へと注がれる熱を今度こそ、女へと実感させながら
後頭部を支える掌が其の儘、くしゃりと女の髪糸を乱し、撫ぜた。)
「初めから、目は覚めている。 ずっと見ていたぞ、御前を。
……眠りながら、喘ぐ御前も、良い物だった。」
(耳元で、時折掠める程に近い唇が、響かせる言葉
普段よりも僅かに低く、唸るような音色が、女が知らぬ、女の姿を伝えて
そして――其の首筋へと、柔く唇が触れる。 甘く、歯を立てて)。
■シンディ・オーネ > 「――っんひぅッ!!」
甘く揺すられ肩が跳ね、下腹同士がぐりぐりと押し付けられる。
内側からも外側からも互いの振動を感じて、
十分に慣らされてしまったからこその『いい塩梅』な快感にぎゅっと唇を噛んだ。
逃げられないのは腰を抱かれているからか、それとも。
何とか上体を起こしてみるがそれは下腹部の圧を高めて、捏ね上げられるままに腰を振ってしまう。
「――よっ、よし!喋れるな!じゃあ止めろ今すぐ止めろ!あなただってこんな事ッ―― こんっ、なっ、こんなぁっ…!」
説得を試みるが、動かれると高く跳ねてしまう自分の声に、早くも挫けそう。
熱に浮かされたような意識で、これは事故だと、狂気に侵されたノウブルに対する治療行為だと、
思わず言い訳を探してしまうが、脈動を感じるとさっと血の気が引いた。
「――へっ…?! え!?ゃッ!やだっ!ノウブルそれはっ、出して!?まずっ、まずいからぁっ…!」
今更だとは分からない。抜かなければと抵抗が少し本気になって、
引き剥がすように手足を暴れさせるがその抵抗は消耗に加えてとろけきり、力ない。
「――狂戦士、その力を、使ったな? 今のあなたは正気じゃない、ノウブルは、私にこんな事っ…!」
はっはと浅く荒く息をつきながら、能力の攻撃性に振り回されているだけだろうと…
そうは見えないような事を言ってくる相手を睨む。
もっと獣のように手をつけられないような状態であれば諦めもつくが、なまじ話を出来るのが厄介だった。
――どれだけの時間、こうしているのか。
意識の無い身体を使われ続けたという恐怖に震え、立てられる歯に怯み、
しかしそこに優しさがあると、なおらさら本気の抵抗には躊躇してしまう。
やはりこれは治療行為とみるべきか――
「――ぅるっさい目を覚ませっ!」
否。
ノウブルは正気ではない。
私は正気だ。
ノウブルは正気ならば、この行為を望まないだろう。
であれば、私が流されてどうするか!
――ぐい!とノウブルの髪を掴む手は、脱力しているなりに本気である。
耳… は噛み破ってしまったら怖いから、ちょっと迷って肩にがぶっと!
甘くない歯の立て方をするけれど、ちょっと待て幅が、筋肉が。
本気も本気だったはずだが、上手く噛めてはいない。
■ノウブル > 「こんな事? ――――……俺が、望んで居ないだろう、と?」
(――喋る事に問題は無い、意思の疎通も図れて居る
狂戦士としての力を奮った事も、女にはちゃんと理解出来て居るらしい
だが――其の力が、如何言った本質を持つのかだけは
恐らく、今だ理解しては居ないのだろう。
元より人間の域から外れた肉体へ、更に限界以上の力を齎し
其の「タガ」を外すのは、狂乱とは、混乱とは意味が違う
女の言う通り、普段の己で在れば、恐らく、こんな事はしなかっただろう
だが、だからと言って、今の己が「正気では無い」と言う訳では無い
―――目覚めたからか、其れとも毒が抜け始めたからか
或いは気絶して居る時間が長く、其れが女にとって良い休息となったのか
思うよりも元気な反応に、くつくつと、思わず笑みが零れる
寡黙で、普段の鉄面皮であれば、きっとそんな様子も殆ど見られはしなかっただろうが。)
「―――――……傷にもならん。
……其の程度では…俺は、止められんぞ。」
(肩口へと噛みつかれても、痛みを訴える気配すら皆無
女の歯へと伝えるのは、余りに強靭な肉厚さ、か
髪を引っ張られれば、流石に首筋から顔は持ち上がる、が
漸く、瞳が女の顔を見下ろす。
獣の、そして、雄の鋭い瞳
狩るのは己で、狩られるのは、獲物であるのは御前だとでも言うかの
――何時か遺跡で、幻惑された女へと向けた、其れと同じ瞳で。)
「――――……俺に、喰われろ。」
(此の儘――抗うな、と。
囁くと同時に、女が舌を噛まぬよう、寧ろ、いっそ確りと己が肩へと歯を立てさせて
――女の奥を、散々に突き崩され、熱を飲まされ続けた其の、子宮の戸口へと
熱塊を、ずぐりと、突き込んで仕舞え)。
■シンディ・オーネ > 「今のあなたはおかしい!
私の知っているノウブルと違う、私が言うんだから間違い無いだろう!?」
人には色んな顔があって、ベッドヤクザみたいな事もあって、
だからこのノウブルは十分理性によって迫って来ているのだと、そう理解できなくもないけれど。
この状況を拒みたくて、言い張らずにいられない。
こんなのは何かの間違いだと、不可抗力で、誰が悪いわけでもないのだと。
――それで真剣に立ててみた歯は、しかし通じない。
見据えらえ気圧されて、怯える事こそあれ受け入れる材料になんてならなさそうなものが、
幻惑の中とはいえ恋人として見覚えのあるリードしてくれた表情を見ると、胸に異質な高鳴りを覚えてしまう。
「ッ―― ことわっッるぅうぅんンンっ!!」
委縮し、流されそうになる気持ちをそれでも奮い立たせるのは貞操観念。
これは夫婦の愛の営みであり遊びではない。
歯は通らなかったが、私が何かを忘れたか。
魔術を行使してでもこの状況は許さないと。
構成を編み始めるが、こんな膣に異物を押し込まれたままでなんて経験があるはずもなく
気丈に説得するような事を言っている間にもしっかり結ばれ互いにヒクつきあっていれば
ぐにゅっと奥への密着に、最後体はぺたんとくっついて、引き剥がすはずだった頭を、首を抱き歓喜に震える。
キモチイイ。ある意味苦痛よりも抗いがたい誘惑に、肩に歯でなく額を押しつけいやいやするように。
「――こっ、こひっ、こいびっ、恋人がっ…
いいっ、いるの、知ってる、でしょ…!」
あとほんの一押しで達してしまいそうな感覚に、食いしばる歯がカチカチ鳴った。
■ノウブル > 「―――――御前の知る俺か。
なら、御前はこう言う訳だ…俺ですら悪くは無い、と。」
(この状況が不可抗力で在るなら、事故であるなら
今女を食らい、そして屈服させんとしている己すらもが悪くない、と
一瞬、女の周囲で魔力が渦巻く気配がしたが、其れも直ぐに霧散する
響いた嬌声は洞窟内へと反響して、否が応でも自らの鼓膜に返って来るだろう
引き剥がそうとして居た筈の身体を寧ろ押し付けながら、震える女の横顔を
覗き込み、そして、其の耳元へ、唇を柔く押し付けながら。)
「――――――其れでは、困る。 ……悪いのは、俺だ。
……ステッパーズに潜った後から、御前を女としても見ていた俺の、な。」
(――恋人の存在を、正しい意味で知ったのは、最近だ。
其れまでは相棒の存在を、女で在るとばかり思って居たが
遺跡でのやり取りを経て漸く、其れが恋人であるのだと理解した
もっと、早く其の誤解が解けていれば良かっただろうにな、と
細めた双眸には、僅かな理性の断片が垣間見えただろう
だが――最早、何もかもが遅い
緩やかに腰を引き、同時に女の身体を僅かに抱え上げる
ずるりと抜け落ちて行く熱塊が、抜け落ちる寸前で留まり
そして、次の瞬間。)
「―――――……なら、奪えば良い。」
(囁きと共に、反動めいて引き下ろす女の身体
反対に突き上げる熱塊が、あと一押しを、余りにも容易に、力強く齎して
子宮孔へと減り込む様な撃ち付けを、深く、抉り立てる
同時に、再び脈打つ熱塊が、酷い噴出音を響かせながら、また熱を飲ませるだろう
既に煮詰まって居そうな女の子宮へと、押し込んで行く灼熱が
女へと齎す物は、果たして。 忌避か、絶望か、其れとも)。
■シンディ・オーネ > 「狂戦士の性がさせた事ならここまでは許す!」
あの魔獣に後れを取った事には、自分にも責任の一端があると思う。
であればそのために行使された力の反動は、一方的に非難もできない。
許す、なんてご覧のありさまで間抜けが気がしたが、素面のノウブルに罪は無いだろうと言い切って。
だから振り回されてないで、そこまで口が回るのなら早く自重しろと訴えるが――
「――っん、ンンンんっ…!」
耳元で囁かれる声にぞわぞわと身を震わせて、咥え込んだ肉棒をきゅんきゅん締め付けながら、
女として見ていた、なんて言われると今のこの状態もノウブルの本心なのかと分からなくなってくる。
勢いに任せて適当言っているだけだろうと言い聞かせ――
「あのトラップは、誰かの幻影を見せるものだ。
ノウブルだって… ろくに知りもしない私より――」
誰かいないのか、人を好きになると言うのはもっと時間の要るものだろうと、
ひっひと息までヒクつかせながらも、説得は諦めず。
その甲斐あってかいよいよ異物が抜かれはじめると、
その刺激にさえちゅうっと吸い付いてしまいながらも、
分かってくれたかと長い長いため息がもれた。
肉棒と一緒に動く液体の感覚に戸惑いながら、
とにかくこれで最後と背を逸らせて懸命に感じたりしないように――
「――っは!?」
やっと抜けた。どろっとあふれ出す白濁はおいまさか。
…いやでも、とにかく終わったと崩れ落ちそうになったところへ、奪えばと。
言い返したいことは沢山ある。
年季が違う、歴史も密度も比較にならないと、
焦って開きかけた口は、引き戻され沈められる衝撃にガチンと歯を打ち鳴らした。
「――――ッッッッ!!!」
どちゅんとあっさり最深部。
もはや挿入されている方が馴染むような長時間の結合を経て、
しかしその快楽にマンネリと余裕ぶる事もできない。
歯を食いしばる口は泡を吹いて、堪えた分の深い快感に全身を打ち震わせた。
意図に反して… でもないのかもしれないが、激しく痙攣する肉壁はノウブルを離すまいとするように。
失禁のように蜜を溢れさせて、言葉を、意識を奪う。
「――じょぅ、だんっ、でしょ… ぅう、ばわ、れたりぃ…」
波の合間にはひはひと喘ぐように、しかし快楽とかそういう問題では無いのだと声を振り絞り、忌避の意思表示。
だが、もうやめてと、そう請うようなトーンは、あるいは敗北宣言のようにも。
■ノウブル > 「――御前は、恋人の幻影を見たらしいな。
……だが、俺は…、……誰も見ていない。 ……見たのは、御前だけだ。
他の誰でも無い…、……俺は、御前を抱いた。」
(其れは――狂戦士のサガ、でも有るだろう
だが、其れだけとも限りはしない――あの遺跡で、あの瞬間
己が見て居たのは誰かの幻影では無く、目の前の女なのだ
其れを、適当な事と思い流すのは無論、女の自由だが。
歴史と言う点で、時間と言う点で、女が想い愛する男とは大きく差が有る
其れを、軽視する心算なぞ毛頭無い、だが
差など、埋め尽くせば良いだけの事だ。)
「―――――冗談だと、思えなくなるまで奪ってやる。」
(絶頂に全身を震わせながらも、歯を食いしばって堪える女の姿に
まるで、堪えて仕舞うなと促すかに熱塊が律動を繰り返し始める
溢れんばかりの蜜と精とで、一層粘膜同士の摩擦は淫蕩さを増し
ずぐずぐと女の絶頂を引き延ばし、快楽の波を上下動させ
塗り重ねる様に新たな悦を齎して行く
そして、後頭部を支えていた掌が不意に、女の顔を擡げさせ
己が顔を見上げさせれば。)
「――――――……シンディ。」
(呼んだ、名。 そして、寄せた顔が、硬く食い縛られた女の唇を、塞ぎ、重ね
恋人たる男にのみ許されて居ただろう口付けすらも、奪い去れば
蹂躙とは裏腹に、甘く、深く、舌をも絡めて仕舞わんと。
律動は、絶頂を与えた時の力強さからは一転し、緩やかに女の奥を小突く
感じ過ぎるきらいが在る女にとって、強過ぎぬ様に
今度は――女の身体へと、合わせながら)。
■シンディ・オーネ > シンディと、ステッパーズ遺跡でもそう呼ばれた事は、幻聴ではないらしい。
それでもあそこでは、トラップによって羽目を外されていたのだと思えるけれど、
あそこがあっての今と思うと、今この時だけの勢いではないと言うのは信じられる気がしてしまった。
慌てて、だからと言って何も変わらないと首を振る。
「――っな、なら気持ちは嬉しいが私にはっ!」
好きな人がいるのだ。恋人がいるから、ノウブルとも誰ともしたくないと言っている。
「ぅうぅ奪うとかっ… 無い、ん、だって…!」
それを無理矢理なんて、かえって相手から嫌われるだけだぞと。
イかされてしまいながら言ってみても説得力が無いのかもしれないが、
生理現象としての反応と心情とは別みたいな感覚で、もうやめてと悲鳴を上げる。
「ぅうごくっなぁっ…! ゆ、ゆっくりっそんな、小刻みっ、やめっ――」
覚えたての感覚に我慢など出来ない。
今だって激しくはあるが、いっそ苦痛の方が大きかった前回と違い、
たっぷり馴染まされてより大人しく快楽に溺れられていた。
感じまいとしながら、ねっとりした動き方に対する抗議は、果たしてどういう方向性か。
先延ばしにされてしまうと動き出そうとする自分の体を制御するのにも苦労する。
――名を呼ばれてのキス。
誰が受け入れるものかと口を閉ざすけれど、
荒く息をついていてはやがて押し広げられ追い出そうとする舌が絡んだ。
よく食事が平気なものだと、また意外なほどの快感にきゅっと目を閉じると、興奮にたまっていた涙が零れる。
甘い感触はつい抵抗を控え目なものにさせるが――
口内に長居するようであれば、ここでもまた ガリッ と歯が立てられる。
合わせるように優しく感じさせられてしまって、翻弄されっぱなしではやはり大した力も出ないだろうけど。
■ノウブル > 「―――――そうだ、其の方が…却って良いかも知れんな。」
(冷静に考えずとも、例え正気でなくとも
求める物が、この方法で真っ当に手に入る保証なぞ何処にも無い
なら――逆説己は、嫌われたがっているのかも知れんな、と
けれど其れは何処か、独り言めいて響いただろう。
そして――其れ以降、奪う、と言う言葉が響く事は無くなった
この先、己が如何なるか。 女が己を如何するかなぞ、考えぬかに
ただ、今は――衝動と己が望む儘に、女を貪り、愛でるだけ。
口付けに寄って、女の動きが僅かに緩まれば
舌を噛まれて以降も構わず、女の舌先を追いかける
一度引かれ、再び押し込まれ、めげずに幾度も。
精を飲まされ、詰め込まれる事をも覚えさせられた子宮に
噛み付く事も出来ぬ無防備な器官に、幾度も繰り返す口付けと共に
掌が、ふと、其の腰元からするりと滑り、女の乳房へと移動する。)
「―――――……採寸の時。
……触って欲しそうにして居たな。」
(――口付けの合間に、告げた言葉。
気付いて居たと、今になって告げながら触れる――乳房の、先端
乳輪に沿って、くるくると先端の尖りを擦り上げて遣れば
時折指先が、尖りを弾く様に、ぴんっと刺激して
あの時、ただ、触れるだけでしか無かった其の乳房へと、今度は間違いなく
明確な愛撫を、あの時、一瞬でも、女が求めて仕舞った快楽を
与え始めようか)。
■シンディ・オーネ > 突っぱねなければ。
ノウブルがどこまで本気か分からないが、今は話が通じない。
とにかく良いようにされてしまっては色々とマズイので、割り込む舌へ必死の噛みつきは、
しかし力が入らず全く効いていないもよう。
めげずに何度も、変わらず優しいままのアプローチを続けられると、
何度も噛むが、やがて無力感と快楽に流され抵抗は次第に弱まった。
せめて顔を逸らし、舌を追い出そうとはしてみるが、それは絡めるのとどれほど違うのか。
小刻みな動きに揺すられるふりをして、逃げるフリをして腰はゆるやかにグラインドしている。
優しい刺激はもどかしさを生み、ただ責め立てられるより抵抗を難しくした。
本当は実力で脱出するチャンスなのだろうに。
腰の拘束が解かれても、飛び退いたりできず。
「――なっ…?!あああ、あれ、はっ… 違うっ、さむくてっ…」
採寸と言われると、図星にどきんと鼓動が跳ねて、意味の無い言い訳をするが
何を言ってどう受け止められても今が変わったりはしない。
「っはァ…!?ぁあぅ、や、やぁっ…」
小刻みにたんたん上下してしまう胴体で、たゆたゆ大人しく揺れる乳房。
とうに尖りきっているが直に触れられると一層硬くしこって、ピンと弾く指に確かな弾力。
嫌だと言いながらきゅっと脇を締めてしまうのはまるで差し出すように。
そこへの刺激もやさしいと、ぶんがぶんが、時折振られる頭の激しさが増した。
流されてはダメだ逃げなくては、でもこのままじゃ辛いから一回イってからでもいいかななんて、
もはや正気でなさそうな判断は、毒のせいや、ノウブルを助けるためと言い訳できるだろうか。
■ノウブル > (腰の拘束を解いて尚、女が逃れる様子が無いなら
後頭部を支える掌もが、もう片方の乳房へと降りた
ほんの僅か後ろへ傾き、女の体躯を、己が胸板へと凭れさせる
遺跡の時の様に、先端から次第に触れる箇所を増やし
その豊かな膨らみへと指を沈め、根元から一度絞り上げれば
充血を促した先端の尖りを、捏ねる様に指先で挟み、刺激する
遺跡では、未だ敏感に過ぎた其の身体にとっては
乳房への愛撫の方が、受け入れやすく心地良い快楽だったろうが、今は如何か
押して駄目なら、等と言う意識は欠片も無いだろうが、凌辱であった先刻と異なり
正しく遺跡の時、女が幻視した恋人の、普段とは違う抱き方
狂気では無く、正気で在る雄の、其の抱き方へと、戻りつつあった
或いは――漸く、狂戦士化の影響が薄れたのやも知れぬ。
其れでも、今尚――女を貫く熱塊は、其の熱を、威容を、保った儘だろうが。)
「……採寸が終わって、残念そうな顔をしたがな。
……身体が、期待したんだろう。」
(女が逃げぬなら――其の理由など、なんでも良い。
ただ、女がもくろむ其の言い訳は、容易には叶わぬ筈だ
優しく与えられ続ける快楽は、緩やかな快楽の波を経て、其の身を、絶頂手前まで至らせる
されど、其れまで、余りにも一方的に絶頂を叩き込んで来たと言うに
今は真逆、快楽が弾ける手前で、緩やかに翻弄する様に
身体に、心に――疼きと、衝動を、齎して行く様に)。
■シンディ・オーネ > ――葛藤が強まり、翻弄される表情にこれまでと異質の険しさが宿った。
ノウブルは私によくしてくれる人、悪感情は無く、というか素直に好ましい人物だし、
恋人がいなかったならこの行為には何の問題も無い。が、私にはそれがあるのだ。
「――はぁっ! ぁあッ、それっ…」
その絞るような手つきを入浴時などふとした時に、自慰でなくてもマネてしまっている。
もう一度与えられたそれに歓喜の混じった声を上げてしまい、ぐぐっと押し殺した。
ふぅふぅと何かに耐える息遣いで、ぎゅっと目を閉じ身を硬くして、
このまま流されるな、今だ逃げろと言い聞かせる。
しかし体はあと一歩の絶頂を求めて、胸の愛撫にすらそれでは達する事が出来ないともどかしく思う始末。
「――ぃ、意識はっ、したけど残念なんてッ…!
わ、私は我慢したぞ、遺跡は事故でっ、ノウブルだって望んだ事ではないだろうって、
だから――」
私は我慢したのだから、ノウブルだってこういうのは控えるべきと、私には恋人がいるのを察しろと、
そんな話をしそうになり違うそうじゃないとぶんがぶんが。
採寸のあの時ならば、興奮した体は乳首だけでも達する事ができたかもしれないが、
今はもう経験した事が無い長い長い交わりの果て。
――もっと強くしてくれてもいいのになと考えて、また激しくかぶりをふった。
たんっ、たんっと自分で振ってしまった腰がぶつかる音を立てて、勢いづいてしまいそうになるのをぐっと堪える。
動きは何とか止められるが、ぐぅぅと切ないうめき声が獣じみて出た。
「き、期待―― なんてっ、期待なんてッ!」
――勢いに任せて、がばっと立ち上がる。拘束されているわけでもなければここまでだと。
しかしにゅぼっと勢い良く引き抜かれる肉棒が、しっかり馴染んでなおキツかった内壁を容赦なく掻き出して――
「――ッッッ!?!?!?」
耐えていた体はそれだけで達してしまって、痙攣しながら崩れ落ちた。
バカにするなと格好よく距離を取るつもりが、腰が砕けて余韻に浸ってしまう。
ヒドイ表情していそうな顔を覆い隠して、もうどこか攣ってしまいそうに力む体をよじって。
クセがついてしまい少し空いたままの膣口から、ぼたりぼたりと白濁をゆっくりしたたらせ。
■ノウブル > 「――――……だが…我慢、したんだろう?」
(残念とは思わなかったと、否定する女の言葉が
けれど其の後の言葉を聴けばまるで――期待、してしまったと取れる
否定に立ち上がった拍子に、自らの胎を強烈に抉って仕舞ったらしき女が崩れ落ちるなら
せめて、地面に崩れぬ様にと、両腕が其の身を支えるだろう
叶うなら、今一度の其の身を腕の中へと引き戻す
けれど、今度は――絶頂に震える身体を、ただ、抱き締めて遣る為に)
「―――――……全く…勢いだけは在るがな…。」
(片腕で其の背を抱き、もう片方の掌が、緩やかに女の下腹へと伸ばされる
絶頂の最中に、その快楽の波が、せめて、余韻へと過ぎるまでに
散々に熱を押し込まれた其の場所を、緩やかに揺さぶり、あやす様に
―――熱塊は未だ、女の太腿へと触れる。
達した女と異なり、精を吐く寸前めいた脈動を繰り返しながら
けれど、今は、唯、女を抱くだけ。)
「―――――……シンディ。
……済まなかった。」
(落ち着いた声音で、ぽつりと、一言告げる。
其れは、元の音色。 いつもの、ノウブルと言う狩人の、音色
小さく吐息を零すのが、きっと、女の項辺りへと、微かに触れるだろう)。
■シンディ・オーネ > ボロが出たとしても、それは認めるわけにいかない話。
淡い期待はあったかもしれないが、それは事に至らない前提の夢想のようなものだとか、
言い訳をずらずら考えて、自分が浮気者になる事に抗った。
追い詰めるような言葉が無ければあるいは流されてしまったのかもしれないが、
自覚させようとする言葉が意地を張らせて―― ノウブルから自分の意志で逃れたはいいものの、
これは果たして本当に、ノーカウントで済ませていいのだろうか。
一体何度中に出されたのか、止まらないしたたりとそのニオイに、足腰立たない痙攣が強まって。
逃げ出した体を優しく抱き止められた腕の中、あやすような手にも はぅう と情けない声で鳴かされる。
…ふと、太腿に当たるのは硬く熱い感触。
――何故か満足させてあげたいような後ろめたさを抱いてしまい、あああと呻く。
間違いを犯してしまったという嫌悪感と、確かにくすぶっている疼き。
…私は努力した、そして動けなくなったのだから、これはもう、もうちょっと何かあってもしょうがない…
そんな風にチラリと期待する思いがあったかどうか。
しかしノウブルはもう優しく。意地悪をしてくれない。それがイジワルなのかもしれないが。
…詫びられてしまっては、これで終わりと観念する。
自分で触ってしまいそうになるのを、今だけはぐっと堪えて。
「――いい。
…いいの、事故よ。そうでしょう…?」
落ち着いたのね?と、今更良識人ぶってノウブルの項を抱き返す。
今がこれで終わるのであれば、のろのろと水場へ身体を流しに行くだろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯 野営地」からシンディ・オーネさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯 野営地」からノウブルさんが去りました。