2020/09/11 のログ
■シンディ・オーネ > 音声魔術の素質は先天、習得は努力と運で、この運とは暴発の危険性だ。
習得過程では悪くすると死者も出ると聞いている。それは緊張を促すための言葉だったのかもしれないけれど、
狂戦士もそういう特性と思えば、ノウブルの落ち着いた人柄もあって忌避するほどのものではなかった。
確かに危なっかしいが、私なら自分の身くらいは守れるという自負もあって。
だから別に悶々としたりもしない、良い水浴び。
ヒルだの何だのに水をさされる事もなく、至って平和に荷物を抱えて戻れば進んでいる準備。
「――ええ、生き返ったわ。ノウブルもどうぞ?」
多少面倒だけれど頭も流したくて濡れ髪が頭に巻いたタオルの中なお部屋感。
行ってきたらとすすめながら、洗濯交換したインナーなどを準備万端な木材に引っ掛けて。
どちらかと言うと汚いものを見せるみたいで気になるが、そこはお互い冒険者。
効率を最優先して大丈夫かなと、チラチラうかかがい気にしない素振りならそのまま干そう。
なおスーツに対応してスポーツタイプな形状は、下着よりシャツ感の方が強いかもしれない。
「肉のニオイなら元気出そうだけど、服には困るかしら、獣寄って来たりしてね。
あ、あっちは干さなくて大丈夫よ。もう普通にやってもエライ事になるので魔術の出番。」
レザースーツについては、通常の乾燥などでは手が回らない。
お手入れ済みだと伝えて、荷物と一緒に抜け殻のように置いておこう。
他の物もそうやってお手入れすれば手間無さそうなものだが、何があるか分からない状況で魔力は節約。
何かやる事はあるかな?ときょろきょろ。
「…秘密基地ね。」
洞窟前のたき火。備え付けというか用意されたままになっている備品。
それらにふとそんな感想を抱いて、楽しそうに。
荷物を漁れば先ほど話したチーズに乾燥果物とか出てくるのは、そのせいでこんな大荷物な素人なのだ。
4日間くらいとはいえ、栄養の事とか考えちゃう。
■ノウブル > 「嗚呼、肉を置いてから行く。
先に焼けたら、食って居ても構わん。 ただ、火だけは絶やさない様にな。」
(先刻解体した鹿の肉、塊となった其の肉に、削った木の枝を突き刺して通せば
其れを、焚き火に組んだ木の枝に乗せて、火を通す
ばちり、ばちりと、豊富な脂が程無くして滴り落ち
火の勢いもそれに従って、少し強くなるだろう
――先刻より、女が気にして居そうな事には、余り反応を見せない
少なくとも、気に留める様子は表面上見えぬだろう
件の全身着が、既に手入れ済みだと言うなら其方に向ける視線
成程、女の扱う魔法は、矢張り思ったよりも汎用性が高いのだなと。)
「―――よし…、……暫く任せる。」
(そして――漸く、一段落した作業を終えて。
暫し、後の事を女へと任せたままで、己もまた泉へと向かおう
解体時の脂と血の匂いを消し、ついでに汗を流す分
直ぐには戻らぬだろう。 其の間、何をするかは、女次第)。
■シンディ・オーネ > あとどんな工程があるのかもよく分かっていないが、並ぶ皮に、肉、肉、肉とあと骨やら内臓やらもか。
見事な手際にううむと唸って、どれだけ手伝っただろうと思うと覚えがないくらい。
ニオイの出そうなものは住環境にも関わるので埋めますか?焼きますか?とか、
トイレの場所はだいたい決めているのかな、とか。
きょろきょろして回るけれど、その辺りは都度聞くか指示待ちでいいかなと思う。
ノウブルが気にしないようであれば、インナーは火から少し離れてしばらく揺れる。
そこにタオルも引っ掛けて… アーネスト相手には気にしないのだけれど、
他人の目という意味で、自分の髪は冒険者を名乗るのにいささか長過ぎるだろうかと、少し意識し気まずく思う。
「アイアイ、行ってらっしゃい。」
任せてと送り出して、火と肉を見ながら食事の準備でも進めておこう。
鍋に水を張り乾燥野菜と調味料であんまり美味しくはなさそうだが即席スープを温める。
保存性優秀ながら切るにも苦労する硬いチーズは、肉と一緒に温めて溶け落ちそうになったら肉そのものに乗っけてしまおう。
…自分の荷物の中に乾燥肉を見つけると、コレはなかったなあと苦笑が漏れる。
いや、狩りが失敗に終わる可能性だってあるので必ずしも無駄ではないが…
大鹿1頭分の肉に囲まれてみると、ひどく間抜けな気がした。
時間に余裕があれば、それこそ穴でも掘っておこうか。
スコップだって吊るされているリュックですよ。
■ノウブル > (―――事前準備の段で、己は口を出さなかった
森に入る前、女と待ち合わせた時に、その荷物を目にしても
何かを口にする事は無く、其の儘森の中へと誘った
――実際、此処までの間でも。
本当に必要だった物、不必要だった物は、女も実感して居るだろう
森を歩くのに、大荷物は却って消耗する事
調味料や食料の類も、在れば生活水準を上げる事は出来るだろうが
必ずしも必要かと言われれば、そうでは無い事
自らの体力や、狩りの予定と相談するのが一番だが
其れは、何よりまず自分で体感して見なければ分からぬだろう
そして、其れは狩りだけでは無い。 冒険や遺跡探索においても、同じだ。)
「――――――胎が据わって居るのは良いが、な。」
(多少の豪胆さは、必要な要素だ。
野外生活がどうしても合わぬ者も居る、其の点、女は大丈夫そうだ
泉の中へと、衣服を脱ぎ落して自らの体躯を沈めて行きながら
鹿の脂と血に塗れた肌を、清めて行く
――これで、戻ってみたら全部燃えてました、なんて事が在れば
笑い話にしかならぬだろうな、なぞと思いつつ
ただ、流石にこの段で、地面の下に何が在るかまでは、確認なぞして居なかった)。
■シンディ・オーネ > その時もノウブルと一緒だったステッパーズ遺跡での仕事よりは小ぶりになった荷物。
だがそこに持ち込んだ荷物は使用される事なくほぼ全損しており、
強烈な教訓ではあったが取捨選択の価値観を大きく変えたりはしなかった。
鍋をコトコトさせて、たき火が初めてなんて事もなければ守るくらいは問題無いだろう。
泉の方まで響くほどの不穏な物音を立てる事も無く、出来る事をやっておく。
――穴掘りは、ゴミ箱くらいのつもりだった。
骨なども活用されるのだろうかと鹿の残骸をぼんやり眺めながらざっくざく。
そんな大きなスコップでもないのでちょっとずつだし、何に到達することも無さそうなのだけど…
【だけど?ダイス1d6】1.地面の下に潜む、あるいは伸ばされた触覚など魔物的な何かを刺激する。 [1d6→2=2]
■シンディ・オーネ > 稀な地雷を掘り当てるような事も無く、
適当な大きさのそれはノウブルが戻るまで広がり、戻って来たら足りなさそうでもご飯にするのだ。
■ノウブル > (恐らく――野営地として選んだことは間違い無かったのだろう
水を浴びる最中でも平穏であり、泉には如何やら、妙なモノが住んではいない様子
暫くして、また、元の姿で女の前に戻って来る頃には
きっと火にかけた鹿肉は、丁度良く火が通って居るのだろう。)
「――――……料理をしたのか。」
(そして、鹿とはまた異なる香り。
己が持ち込んではいない香辛料の其れに、女が何か作ったのだろうと思えば
女の傍に歩み寄り、古びた獣の余り革を繋いだものを
腰掛け代わりに敷いて遣れば、其処に座り込もう
何やら作業をして居ると思えば、きっと穴が開いて居るのだろうか
成程、確かに使い道は幾らでも在る。)
「骨でも捨てるか。 ……嗚呼、忘れて居たが。
洞窟の外に窪みが在る。 茂みに隠れた場所だ、後で見て来ると良い。」
(基本、其処を手洗いとして使う。
此処を離れる時には、窪みごと埋めて処理する、と。
己は意識しなかったが、女にとっては必要だろうと今気付いて伝え。
そして――初日、無事狩猟出来た獲物を、其の場で喰らおう。
まだ、ぱちぱちと熱された肉塊の片方を女へと差し出し
己も、もう片方の肉塊を、刺さった枝串を持って掲げれば。)
「―――――何はともあれ、今は順調だ。
乾杯、とは行かないが。 ……御疲れだ。」
■シンディ・オーネ > 「――いや、だから。
乾燥野菜と海藻くらいよ?
見てくれほど寂しい味じゃないと思うけど。」
食べられるように熱を通した程度の事を料理と呼んで良いのなら、だ。
一度しなびた乾燥野菜は、それで旨味が増したりするものもあるかもしれないが、
湯に戻されても見てくれはイマイチだった。
味も香辛料マシマシで好き嫌いが分かれるかもしれないが、栄養としてはがんばっている方だろう。
腰掛に並んで座りそれぞれの容器にスープを取り分ける。
トイレの話には、そうそれと頷いた。
『そこら辺で適当に』でも全然驚かないが、場所は特定されていた方が色々と良いと思う。
「――ああ、お酒? そういえば消毒用になんか… なんだっけ、あるわよ、飲む?」
乾杯出来るわよと言いながら、とりあえずお肉で乾杯と冗談めかして受け取った肉を掲げた。
まずはそのままかぶりつく。
「おつかれさま―― ん…? んン!」
これがジビエというものか?
新鮮な肉の経験が無いわけではないけれど、大鹿のイメージからか、美味しいじゃないと歓声を上げる。
塩コショウを少々で良い。チーズは邪道かもしれないからそのまま食べても良いだろう。
しばしむぐむぐ一心不乱。
…少し味に慣れてくると、ノウブルはいつからこういう生活をしているのかなとか、
こうしていない時にはどんな生活なのかなとか、趣味は何か、恋人は、等々聞きたくなってくるのだけれど。
あまり、そういう話は好まないというか得意でないような気がして、少し考える。
気にはなるが、私もそうだ。
ノウブルに対してはぐれ者同士みたいな親近感があればこそ、聞き返されても良いから聞きそうになるが。
話すことができる、とはいえ、楽しい話題ではないかもしれない。
アーネストという救いが諸々を浄化してくれているけれど、逆にそれだけなのだ。
■シンディ・オーネ > 【継続】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯」からシンディ・オーネさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林地帯」からノウブルさんが去りました。