2020/04/24 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にしずくさんが現れました。
しずく > (静かに男が焚火をして、食事をしようとしている中。
彼の目の前の空間に一つの割れ目のような物ができる。
その先は綺麗な森が広がっており、奥の方には家らしきものが見える。
綺麗な川の流れる音がしながらも、その奥で場違いなほど黒い服装の少女が飛び出て来る。)

「ひやぁ!ぅ、あぁう…!!」

(ずっこけた様な勢いで飛び出して来ては丁度エレイの隣に倒れてる。
ズルズルと砂煙を立てながらずざーっと落ちる。)

「いったたたたた…。」

(擦った顔を摩りながらゆっくりと起き上がる少女。
全身黒いドレス姿をしており、豊満な胸と尻をしていた。
叩けばいい音が鳴りそうであり、揉めば気持ちよさそうな体をしている顔だが、顔はそれと反して少し不気味。
目の下にクマがあり、ぎょろッとした目、黒い髪と合わせると、まるで幽霊のような少女であった。)

エレイ > 「……っと、そろそろコイツはいい感じになったかな。……ぬ? うおわー!?」

魚の焼き色を確かめればそのうち1つを手に取り、さて食おうとしたその瞬間。
目の前に突然出現した空間の裂け目に眉を持ち上げ、間髪入れず黒い少女が飛び出してきて
思わず驚きの声を上げた。

ちょうど男の座る隣にすっ転んだ形になったその少女が、起き上がるさまを
パチクリと瞬きしながら眺めていて。

「お、おう……大丈夫かね、キミ?」

豊満な肢体と黒い長髪。はて以前会ったことがあったような。そう思いつつも、
とりあえず無事を確かめようと声をかけてみて。

しずく > 「あ、えっと…あの…。」

(突然声を掛けられてびっくりとすると、そちらの方に瞬時に向く。
ぎょろッとした二つの目が男を見てはきょろきょろと周りを見て、恥ずかしそうに白い肌に赤色を頬に出す。)

「え、えっと…だ、大丈夫…です…。えひひ…。」

(変な笑い方をしながら恥ずかしそうに眼を伏せて言う。
ぺこりと手を頭の後ろに回すが、鼻からは綺麗に鼻血を出していた。
再度男の姿を見ると、あれ?どこかで…ッというように首を傾げる。)

エレイ > 「──鼻血が出てしまっている時点で大丈夫じゃない確率は100%だった。
どっか別の場所から飛んできたようだが一体どうしたわけ?」

ぎょろりとした目もやっぱり覚えがあるなあ、と思いつつ、手にしていた魚の串を地面に突き立てると
ウエストバッグから白い布を取り出し。
さらりとその顔に垂れ下がる黒髪を退け、晒した白い顔を覗き込めば──

「──おおう。誰かと思えばしずくチャンではないか。フハハ、随分と久々だが俺様の事は覚えてますかねぇ?」

その名も、以前の記憶も蘇ってへらりと笑みを浮かべ。
くいくいと鼻血を拭ってやりながら、元気してたかね? なんて問いかけて。

しずく > 「あの…その…久しぶりに転移魔術を使ったら、久しぶり過ぎて、家を経過して別の所に飛んでしまったみたいで…。」

(あまり家に帰る事がなかったため、久しぶりにどうなのだろうと思ったら、加減を間違えてしまい、思わず別の場所に飛んでしまったのだった。
そして、現状ここにいるのであった。)

「…あ、えっと…。…ご、ごご…ごめんな、さい…。
その…え、えっちしたのは覚えているのですが…その、お名前を…忘れて…しまって…。」

(いつしか抱かれたのだけは覚えていたが、名前は思い出せなかった。
申し訳なさと恥ずかしさ故に顔を赤くし、顔の前で指先を合わせてもじもじと恥ずかしそうにしている。)

エレイ > 「なるほど……ドジッたワケか。まああ次からは気をつけるべき。下手したら
そっちに飛び込んで大惨事になっていたかもしれんからのぅ……」

事情を聞けば頷き、それから眉下げて笑ってそう言いつつ目の前の焚き火の方に視線をちらりとやって。
あっちに飛び込まなくてよかったべ、と言いながらワシワシと頭を撫で付けてやり。

「……キミらしい記憶の仕方だのぅ。まあ俺は心が広大だからそのぐらいのことは気にしないが……
改めて名乗っておくが俺はエレイ、謙虚だから呼ぶ時はさん付けで良い」

名前だけ忘れた、とのたまう彼女に苦笑し、改めて名を名乗っておく。
それから残りの魚も焦げる前に火から離して。

「まあそれはそれとして……今からメシなんだがしずくチャンも食うかね?」

焼きたての魚を、一つをモシャモシャと食い始めながらもう一つを彼女にも差し出してみた。

しずく > 「え…?
…あ、そ、そうでしたね…。」

(視線の先を見れば焚火がある。
確かに、間違えて飛びこめば大惨事になっていただろうと思った。
頭を撫でられると、髪の毛がぐちゃぐちゃになるも、軽く頭を振って戻す。
心なしか嬉しそうで。)

「あ、エレイ…さん…。なんとなく、思い出しました…。
あの…気を付け、ます…。」

(改めて名乗る相手にペコリと頭を下げる。
その後、焼きたての魚を差し出されると、それを受け取る。)

「あ、はい…いただきます…。」

(受け取った魚を見て、しばらくしてからモシャモシャと小口で食べ始める。)

エレイ > 「フフ、全く忘れ去ってしまったワケでなかっただけでも重畳だべ。まあ、前のときは
ちとハッスルしすぎたからのぅ……他のこと覚えてる余裕がなくてもどこもおかしくはない」

名乗れば多少は思い出した様子の彼女に目を細め。
それからニンマリとスケベそうに笑って、以前の逢瀬を思い出しながらそんなことを抜かし。

「ウム。で、なんだ、さっきしずくチャンが飛び出してきたトコからちらっと
森の中に家っぽいのが見えたが……あそこがしずくチャン家なのかな?」

彼女も食べ始めるのを満足気に眺めつつ、もしゃもしゃとこちらは一口大きくハイペースに
かっ喰らっていって。それから、彼女の家について聞いてみる。

しずく > 「えひひ…♡は、激しすぎると、色々と忘れちゃいますもん…ね…♡」

(過去のことを思い出されながら離されると恥ずかしそうに眼を反らして笑う。
自分に対して欲望剥きだしで抱かれるのはこの上なく気持ちいことである。)

「え?あ、えっと…そ、そうです…。
普段は、オリジナルの結界で…外部が入れないようにしているんですけど…。
わ、私の魔術を使えば、その…家に行けるん…です…。」

(外見幽霊でかなり淫乱な少女が住んでいるとは思えないほどの、綺麗で純粋な森に囲まれていた家。
どこにあるのかも分からず、自分の転移魔術のみで行くことができると言う謎の場所である。)

エレイ > 「ンフフ、俺はよーく覚えているがな。例えば、キミの一番の弱点はココだとか……」

目をそらしながら笑う仕草にキシシ、と笑いつつ。いたずらに片手を彼女の方に伸ばし、
豊満な尻をさす、と撫で付け。

「──ほほうなるほど秘密の隠れ家ってヤツであるか。……その転移魔術、相乗りは可ですかねぇ?」

感心したように言ってから、少し思案するような仕草をした後そんな問いを
投げかける。可能なら一度お邪魔してみたい──そんな意図を込めて。

しずく > 「あッ♡そこは…♡」

(尻を撫でられるとピクリと反応する。
思わず、弱点でもある所を触れられた仕舞ったために、少しだけ興奮をしてしまった。)

「え?えっと…その、私が開けている間は行けるので…その…。
…来ますか?」

(エレイの言葉を聞くと一瞬びっくりするもすぐに恥ずかしそうな顔をする。
そのまま、来てみたいと言う相手の答えに合わせて、もしよければと思い、誘いを乗ることに)

エレイ > 「──ヒヒ、やはり敏感だった。後でたくさん楽しませてもらうのでヨロシク頼むべ」

反応するのが手指にも伝わって笑みを深め。
そのまますり、すりと尻の形を確かめるようにいやらしい手付きで撫でさすり続け。

「しずくチャンさえ良ければ是非とも! じゃあ食い終わったら行くとしまひょ。
食いきれないようだったら、残りは俺様が手伝うが……」

お邪魔しても問題ないらしい彼女の返答に、嬉々としていい笑顔で返し。
そうして話している間に、男はすでに魚二匹を骨だけにしてしまっていた。

しずく > 「んっ…♡ぅ…♡」

(撫でられるとそれに合わせてびくびくと動く体。
声が小さく漏れ、甘い声が響いてくる。)

「えひひ…はい…良いですよ…♡」

(そのまま、一匹を貰うとそのまま食べる。
初めて人を家に居れるなと思いながらもモグモグと食べていき、少し時間が経ってなんとか食べ終わる。)

「…じゃあ、こちらへ…。」

(そのまま立ち上がると、近くの空間に手を当てる。
そのまま、チャックを開くように手を下げると、その先には先ほどの綺麗な風景の森と家が見える。
跨ればその先の空間に行ける。)

エレイ > 彼女が食事を終えたのを見届ければ、男はササッと後片付けをし、火に砂を掛けて消して。
それから一緒に立ち上がれば、彼女の手によって開かれた先の空間の景色を眺めてほほー、なんて声を漏らし。

「なかなかきれいなトコじゃないの。んじゃ、お邪魔させて頂くます──」

そう言って楽しげに彼女とともに裂け目を跨ぎ、彼女の棲家へと向かっていって──。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエレイさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からしずくさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 丘陵地帯」にアルヴィンさんが現れました。
アルヴィン > 闌けた春の陽射しが丘陵部に降り注ぐ。その陽射しを受けて丘は、緑萌えていた。
今が伸びゆく若草に騎士は、腰を下ろしている。
この騎士の振舞は常に、どこか悠揚として長閑であるが、今もまた草笛など口に当てて、長閑な音を風にたなびかせていた。

常の、白い鎧ではない。
硬く鞣した皮革製の胸当てという、軽装だった。
前腕にこそ、同じ硬い皮革で巻いているが、防具らしい防具はそれのみだ。
両肩も露わとなり、騎士の細身の、鍛え抜かれた肩が今、春の陽射しに晒されている…。

長剣は、鞘ごと剣帯から外され、騎士の傍らにあった。

そうして騎士は、ごろりと草の褥に横たわる…。

騎士の口許から流れる、草笛の音色だけが、風の中長閑に青空へと伸びてゆく…。

アルヴィン > ゆるりと、陽は西へと傾いた。
春闌けて陽射し柔らかく穏やかと言っても、夕刻が迫れば風はその裡に冷たさを孕むものだ。

騎士の金色の髪を嬲る風にも、そういう硬い冷たさが、極僅かずつ忍び寄る気配が濃くなってゆく。

それでも、騎士は長閑に呑気に眼を閉じて、唇に草笛を当てたまま、だった。

素朴な草笛のその音は、風に乗って丘から森へ、森から川へと流れるよう…。

アルヴィン > 次第に冷たさを増す風に、太く低く咆哮が混じる。
それを耳にして、騎士はゆるりと瞳見開いた。

“待ち人”来るとその口許に笑みを刷き、草笛を風に捨てると、立ち上がる。

左の手に剣を提げ、騎士はゆるりと頭を巡らせた。

そして騎士は、歩を進める。
風に乗る咆哮の、その源たるところへと…。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 丘陵地帯」からアルヴィンさんが去りました。