2020/03/28 のログ
カーレル > 短くなった煙草を地面に擦りつけ火を消す
雨が降ってきそうな気配もなく、少し目を離しても大丈夫だろう
その場にそのまま腰を下ろせば、腕を組むようにして木に寄りかかり
眼を閉じて火葬が済むのを待つ…炎が燻る頃には、遺骨の一部を回収し、
前もって掘っておいた穴に持ち帰ることの出来ない遺品や遺骨を埋め、その上に石を積むようにすれば、
安らかに、と念じそれからその場を後にするのだった―――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「~♪」

夜。
森の奥のちょっとした広場になった場所で、ピーヒョロロとヘタクソな口笛を奏でつつ
焚き火をしている金髪の男が一人。

パチパチと音を立てる焚き火の側には、串を通された大ぶりの魚が2、3匹立てられ炙られていて。
その焼き上がりを待ちながら、頬杖突いて暇そうな目で揺らめく火をボケーッと眺めている。

「本当は肉が良かったのだが……ちょうどいい獲物が居なかった以上は仕方がないという顔になる」

口笛の合間にポツリ、そんな事を独りごちてはフンス、と鼻を鳴らす。

何が出てくるか判ったものではない森の奥にあって、男は緊張感の欠片も纏っていない。
焚き火だの口笛だの焼き魚だの、自分の存在を周囲に露骨にアピールしている状態にも関わらず、である。
むしろ、『なんか出て来たりせんかなぁ』とすら思っていたりもする。

加えて、男の側には焚き火の光を鈍く照り返す銀色のテントが立てられている。
その明らかに自然物とは異なる反射光も、この場を遠くからでも目立たせるかもしれない。