2020/03/10 のログ
■イディオ > (食事が出来上がると、男はさて、とカバンの中から器を取り出して、鍋からスープを取り出して、器に盛って、焚火の近くに座り込む。流石に寒いが仕方がないな、と、軽く息を吐き出す男。
早く街に戻って、依頼の報告をして報酬をもらって温かな酒場でうまい酒にうまい飯を食べたいものだ、と思う。
はぁ、と大きくため息をつけば白く広がって消える、焚火をもう少し強くするか、と鍋を退かしてから、焚火に薪をポイポイ入れて火を強くする。)
……――――。人肌恋しくなるな、季節的に。
(冬の寒さは独り身には恋しくなる。この間マントを買う事が出来なかった、それを考えると寒さがとても体に沁みるのが判る。こういう時はお酒を飲んだり、可愛い女の子と、いちゃいちゃしたりすると良いのだろう。
よく考えてみたら、そんな関係の女の子はいなかった。うむ、流石に妄想が過ぎるじゃないか。
ハイライトさんの無い目は、其れこそ、虚無の色にまで落ち込んでみる。ははは、ははは。
お父さんお母さん、乾いた笑いが止まりません。)
―――むなしい事呟いて、寂しいもんだ。
(あー、やれやれ、と男は肩を竦めて見せる、気分だけでも若くとか考える時点でオッサン的思考じゃないかとか。
取りあえず、腹を満たして思考をしっかりしないとまずいな、と、冷め始めたスープを急いで掻きこみ、硬いパンを、スープに付けて柔らかくしてガジガジ噛んでいく。)
■イディオ > (暫くパンを齧り、スープを啜り、一応の食事を終わらせる、たっぷりと干し肉も入れたしドライフルーツも入れたので、空腹に関しては問題が無くなった。ふう、と軽く息を吐き出してから、器に水を汲んで飲む。
冷たくて体が冷える、先程スープを啜って温まった体が醒める気がする。
酒を飲みたい、と思うが酒を飲むと眠りが深くなり、危険になる事は解りきっている、畜生、と軽く毒づく男であった。)
―――……明日の朝飯の為に、少しだけ、釣るかな。
(男は、近くにある泉を見ると、魚が見える、夜中でも見えるのだからそれなりに居るのだろうことが判るから、手製の釣り針と釣り糸、長い棒のような木を使い、釣り竿を作る。
そして、それをぽちゃんと泉に放り投げて、釣りを開始する。とっても男は釣りを眺めるのではなくてその間に更に薪などを集めることにする。
一人だからこそ、色々一人でやることがあるのだ。
それに、釣れずともスープとパンの残りがあるから問題はない。
気軽に休む準備が出来るのだった。)
■イディオ > (薪を集めて、一か所に集める男は、このぐらいで良いか、と集まった薪を眺める。薪が集まったので、バックパックの中から小瓶を取り出す。
男が愛用するマジックアイテムであり、小瓶の中には粉が入っていて、それを薪に振りかけて行くと、薪がうっすらと光るのだ。
これは、薪の燃焼力と持続時間を増すアイテムであり、これを使えば朝まで焚火が燃え続けるのだ、だからこそ、獣除けにうってつけなのである。
逆を言うと、夜盗とかを呼び寄せてしまうことになるのだろうけれど、背に腹は代えられないのだ、獣と夜盗、どちらが怖いかと言えば、後者だ。
夜盗を避けるための方策は、テントの周囲に罠を張るくらいだ。
簡素な罠しか作れないが、それでも、無いよりはましだろうと、男は罠を作ることにする。)
……これで、良いか。
(作れる罠は、簡易型のピットフォールに、スネアトラップぐらいで、見るものが見れば直ぐにわかるだろう。
出来ないのだから仕方がない、割り切るしかないので割り切って男は頷くことにする。
一人の冒険に慣れているからこその取捨選択と言える……と、そう思い込んでおく。
風が吹き、ブルり、と身を震わせて、男はテントの中に入る。)
■イディオ > (テントの中に戻り、入り口を、冷気が入らないようにしっかりと占めて男は寝袋の中に入る、外の焚火は暖を取る為ではなく獣除けであり、テントの中はとても寒いのである。
寒さに震えながら、寝袋の上の毛布をしっかりと巻いて、横になる。
枕代わりのバックパックを頭の下に置きながら、後の行程を考えるのだ。)
と、言っても朝に起きて飯を食って、町に戻るだけ、だな。問題は……特にないか。
大丈夫、だな、夜盗とかの出る噂もない、とは言っても―――。
(噂がないだけかもしれないがその時はその時か、眼を閉じて男は考えるだけ無駄か、と思考する。
想定外の事は起きるものだから、用心だけは確りしないと、男はそう思いながら眠りにつくのだった)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森」からイディオさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルインさんが現れました。
■ルイン > 本日は気分が乗らないと言う事で簡単な、それこそ近場の薬草採取という依頼を受けてみた次第。
その採取場所は通い慣れた場所だけに直ぐに帰ってこれるという考えがあり。
その結果、酷い落ちが待っていて……。
「こういうのは聞いてないんですよ…!」
正面から飛び掛かってくる狼に乗ったゴブリンを飛んで避ければ着地地点の近くにいた別のゴブリンをショートソードで一突き。
生きているか死んだかの確認もせずに慌ててその場を離れれば矢が突き刺さる。
「この辺にゴブリンが出るなんて聞いてないですよ、本当に……!」
殺すつもりがないのぬるい攻撃を繰り返すゴブリン達、攻撃を避けては反撃をするも数が減った気は全くしない。
突き出された槍を強引に払っては目の前に飛び出したゴブリンの股間を蹴り上げて盾にして。
「あー、もう。ついてなくはないですか!」
盾にしたゴブリンは他のゴブリンの容赦ない攻撃にあっという間にぼろ雑巾。
投げつけるように捨てれば背後からの不意打ち防止にと木を背負うように対峙をして。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にレナ=ミリイさんが現れました。
■レナ=ミリイ > いつものように狩りをしようと訪れたところ。
何やら小競り合いの音を聞き取り、何事だろうかと気配を殺してその場所へ行き。
岩の影から様子を窺えば多数のゴブリンに襲われている女性の姿が目に留まり。
すぐに背負っていたボウガンを取り出して岩の上に置いて矢をつがえ。
「ふぅ……」
小さく息を吐き出して呼吸を安定させれば群衆の中で最も効率の良い場所を探り。
ぐっと引き金を引けば金属の弦によって強い張力を得て加速された太矢が飛び出し。
女性にとびかからんとしていたゴブリンを数体纏めて吹き飛ばし。
内一対は奥の木に縫い付け。
クロスボウとは思えない速度で素早く次を装填すれば矢を放つを繰り返し。
ゴブリンにこちらの場所を感づかれる前に射止めていき。
■ルイン > ゴブリンに捕まったのは一度や二度ではないが今回は数が多い。
どうにかする手段はあるにはあるがそれを使い、もし一匹でも生き残りが出れば待っている未来は一つ。
それだけは御免だと必死に数を減らすが多勢に無勢、そろそろ危ない…。
そんなタイミングで飛び掛かろうとしていたゴブリンが数匹目の前から消え、重い音と共に視線の奥の木に縫い付けられるのが見え。
「誰だか判らないけど助かりますよ!」
矢が飛んでくる方向に大きく声をかければ矢に気がとられ棒立ちになった残りのゴブリン。
射線から外れていそうな対象から狙い反撃を始めてようやく数を減らしていく。
■レナ=ミリイ > 「あと少し……」
此方の援護の甲斐あってか、どうやら女性は形成を逆転した模様。
今の場所から狙えるだけ狙って次々にゴブリンの急所に太矢を突き刺し。
その場から狙えなくなってくれば素早く、まるでヤマネコのように場所を移動し。
そこからも重たいボウガンを物ともせずに扱って仕留めていくをゴブリンが逃げ出すまで繰り返し。
■ルイン > 集団で依頼を受ける時に経験をした背中を守られるという安心感。
急所に太矢を受けては倒れるゴブリンはそのままに元気なものから仕留めていく。
「あと少しで……」
この戦いも終わると判っても油断はせずに一匹ずつ確実に仕留めていき。
何匹目かの後に足を止めれば矢の飛んでくる方角が変わっており、射手も移動しているのが判って。
「……そっちに向かってますよ!」
おそらく最後のゴブリン、近接で戦うよりは射手の方が勝ち目があると踏んだのか偶然か。
矢が飛んでくる方に走り出し、その後を追いかけてまだ姿の見えない射手に向けて声を飛ばして。
■レナ=ミリイ > 「っっく!」
最後の一匹になってようやくこちらの場所をとらえたのだろう。
女性を無視してこちらに向かて突撃してくるゴブリンを見ればすぐに装填が間に合わないと判断し。
「せぁ!」
クロスボウを両手でしっかりと持てば此方の姿を目視して飛び掛かってきたゴブリンに向かって振りぬき。
まるで鉄の塊で殴られたかのように顔をひしゃげながら横に打ち返し。
■ルイン > 「わあ……凄い……」
普段なら簡単に追いつけるゴブリンも援軍が来るまで一人で戦っていた疲れから追いつけない。
このままでは不味いと、仕方なくショートソートを投げようと振りかぶり。
その時にようやく見えた射手は自分よりも小柄なミレー族の少女。
間に合えと腕を振り替えた瞬間、目の前で起こった光景に動きが止まり。
それはそうだろう、クロスボウでゴブリンを撲殺する光景を見れば…。
「その……大丈夫?」
顔をへしゃげさせ殴り倒されたゴブリンに念のためとどめと首筋に剣を突きさし。
助けてくれた少女に視線を向けて問いかけて。
■レナ=ミリイ > 「ふぅ……」
大の大人でも弦を引くのがやっととなるクロスボウを連射する剛腕で。
それを可能にする重いクロスボウで殴られればひとたまりもないだろう。
とどめを刺されるゴブリンを見ては小さく息を吐き出し。
「はい……そちらもお怪我はありませんか?」
自分に負傷はないと小さく首を縦に振った後。
相手の顔を見上げて首を傾げ
■ルイン > 止めを刺したゴブリンを改めてみればとどめが必要ないほどの一撃を受けているのが判る。
それだけクロスボウが重いとともに、それを振り回せる力がある様に見えず、思わず上から下と見て。
「私も怪我は…かすり傷ぐらいかな。でも貴方が助けてくれなかったら危なかったかもですよ」
もしかしてとは思ったが怪我がないと言う事に安堵し。
逆に問われると多少はと…腕や足のかすり傷を見せたりとして。
それから助かりましたと大きく頭を下げてお礼を告げて。
■レナ=ミリイ > 「いえ、たまたま通りかかっただけですので」
相手にお礼を告げられてもそんなのは不要だと軽く手を振り。
カシャンとクロスボウを中折れにして背中に背負いこみ。
「普段ならこんなところでゴブリンなんて出ないのですが。
戦乱か何かで追われてきたのでしょう……」
すでに動かなくなったゴブリンに近づき。
装備などを確認しながら小さくつぶやき。
襲われたのがまだ戦える女性で良かったと息を吐き出して。
「あ、忘れていました。私はレナ。
狩りと冒険者業で生計を立ててます」
■ルイン > 「それでも助かったのは事実ですから」
不要だと言われてもそれはそれともう一度だけ頭を下げてはあげ。
中折れに畳まれるクロスボウに便利かもと見てしまって。
「そう、それなんですよね。
この辺りは安全な薬草採取のスポットだったのに
もしそれならギルドに伝えないと危ないですよね」
ゴブリンの装備は良いとも悪いとも言えない簡素なもの。
それでも槍や弓があるだけにもしかすれば頭の回るリーダーがいたのかと…今は見ていないので何とも言えないが…。
「私はルインって名乗ってますね。
一応冒険者になりますか……?よろしくですよ、レナ」
こんなところで会えたのも何かの縁、仲良くしましょうと手を差し出して。
■レナ=ミリイ > 「よろしくお願いします、ルインさん」
どこか硬い感じに名前を呼び返し。
差し出された掌を握り返せばゴブリンを殴り倒したとは思えない。
柔らかく小さな少女特有の手で。
「まだ残党がいるかもしれません。
薬草を集めるならお手伝いしますよ?」
ゴブリン退治にかなり矢を使ってしまったこともあり。
このまま狩りをするにはいささか不安でもあったことから狩りは断念し。
相手がそうするならともに薬草を集め、帰るというなら一緒に街へと戻るだろう。
■ルイン > 「さんは要らないかな。呼び捨てでいいよ」
差し出した手を握り返されるとよろしくと手を上下に振っての握手。
握った感触は柔らかく小さく、この手の何処にあれだけの事が出来るお勝つ不思議で。
「残党はもういてほしくないかな……まだ居たら薬草を踏み荒らされそうだし…。
本当?それじゃお願いしちゃおうかな。依頼料からお裾分け出すからお願い」
完全に巻き込んでしまった訳ではあるが手伝って貰えるならお願いと甘え。
ちゃんと薬草採取の報酬と予想外なゴブリンの討伐報酬から、少なくとも太矢代だけでも支払うからとお願いして。
こっちならあるはずと、最初にゴブリンに遭遇してしまった群生地へと案内をしていく。
■レナ=ミリイ > 「わかりました……」
相手の言葉に小さく頷き。
報酬が出るなら何とか太矢分の出費もチャラに出来るなと考えつつ。
相手についていっては薬草の群生地へと向かい。
「この辺ですか?」
相手が立ち止まればあたりを見渡し。
薬草を回収し始めれば自分もそれを手伝うことにする。
あまり薬草集めは慣れていないこともあっていくつかは相手に尋ねながらとなるだろうが。
■ルイン > これが有無も言わずに矢代を請求されれば姿をくらますのだがそうではない少女には少しでも報いたいと思う気まぐれ。
そうと決まれば少しでも多く集めようと案内をして。
「そう、ここだよ。実は知ってる人の少ない秘密の場所って訳かな。
ゴブリンのせいで結構駄目になってるけど十分集めれるはずだよ」
立ち止まれば少女を振り返って両腕を広げて大袈裟な誇張。
その動きに大きな膨らみが揺れるのはご愛敬で。
この辺全部と告げれば早速と丁寧に薬草の採取を始めていき。
その途中に尋ねられれば丁寧に教えながら楽し気に笑っていて。