2019/12/31 のログ
■レザン > 入ってくるには入ってきたが、
迷い込んできたのは屈強な冒険者などではなく、ほんの小さな子供だった。
弱っちい生き物をからかってもあまり楽しくはない。
「まったく、しょうがないなぁ……」
ためいきをついて、子供を王都まで案内してやることにした。
今日のいたずらはうまくいかなかったようだ。
ご案内:「迷いの森」からレザンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 草原」にヴェルソートさんが現れました。
■ヴェルソート > 「…だから、歌唄いのソロってイジメかおい。」
誰にともなくボソリと呟く小柄な男は、魔物がちらほら出現するという草原に足を踏み入れる。
本来は人を鼓舞し、力を与える歌姫【ディーヴァ】の歌も、鼓舞する相手が居なければただの歌とそう変わらない。
まあ、鼓舞するだけが歌ではないけれど…本領発揮とはいかないのがどうにも納得できないらしく。
「なんで、俺が出る時に限ってこう、臨時のパーティ組めるメンツがいねぇんだ、あのクソマス…っと、いけねぇいけねぇ。」
歌い手たるもの、汚い言葉は口にするなという師匠の教えを思い出して口元に片腕しかない手を当てながらも…どうするか、と草原にちらほら点在する魔物であろう生き物を眺め……。
■ヴェルソート > 「一応、応援が確保したら後で送るたぁ言ってたけど…ついちまったじゃねぇか。ったく…まあ、いいか。」
援軍が来るにしろ来ないにしろ、依頼はこなさなければならないのだ、仕方ない。
そっと、七色にひかる指揮棒を取り出し、軽く振ると、どこからかヴァイオリンやピアノの音が指揮棒に合わせるように鳴り響く。
「……よし、行くか。」
少し小高い丘になっているところで、深呼吸し…足でトントンとリズムを取りながら……タクトを振る。
途端、七種のさまざまな楽器の音色が、合奏のように伴奏を奏でだして……見えない楽士達を指揮するようにタクトを振りながら…スゥッ…と息を吸い…唄い出す。
■ヴェルソート > (歌声が響き渡ると共に…歌を聞いた魔物たちから火が吹き上がったとか、そうでないとか……。)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 草原」からヴェルソートさんが去りました。