2019/12/13 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 青い闘牛士服の男が一人、平原の中で剣を振っている。
一つ、二つ、三つ、四つ。剣は素振りの様に断続的ではなく、剣舞の様に連続的な流れとして、男の手によって踊り、弾む。
時に架空の敵の喉元を突き、時に架空の敵の臍を掻き――

「……駄目だな」

それが十に達した時点で、男は動きをやめた。
剣を地面に突き刺し、地に座り天を仰ぐ。
今は夜。月が真上に来ている時間帯だ。
男が地面に置くカンテラの明かりで、多少照らされてはいるが、それでも暗い事には違いはない。

「やれやれ、魔族殺し[デモンスレイヤー]になるんじゃあるまいし、って修行をサボってたツケだな」

と悔しそうに言い、男は再び立ち上がる。
何度も何度も、動きを確かめる様に。

クレス・ローベルク > ――男の修行は続く
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からクレス・ローベルクさんが去りました。